ここから本文です
DREAMSPACE
ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

書庫EUROPE

記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1


本作リリース前に1986年にリリースされたバンド史上最高傑作の呼び声高い『FINAL COUNTDOWN』を完全再現したライヴ作品『FINAL COUNTDOWN - 30th Anniversary Show』を挟んでリリースされた北欧スウェーデンのメロハー/ブルース・ハード・ロック・バンドによるリ・ユニオン作第6弾。
2015年にリリースされた前作『WAR OF KINGS』は近年彼らが80年代メロディアス・ハード・ロックから大胆に音楽性を移行させている70年代ブルース・ハード・ロックをいっさい崩さない音楽性であったが、ただその音楽的変遷は本作も変わっておらず、リリース前にBURRN!にてとてつもない高得点が与えられているが、編集部の好みは別として確かにタイトル曲#1「Walk The Earth」や#5「Election Day」なんかは印象的だし、レコーディングはイギリス・ロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われ、前作に引き続きデイヴ・コブがプロデュースを手がけているあたりもソツがなく、もはや彼らは80年代メロディアス・ハード・ロックに再び返り咲くことがいっさいないことを念頭に置いて聴いた方が良く聴こえるし、穿った見方をすれば、これほどまでにブルース色を強く打ち出さないと彼らは人気を得られなくなってしまったのかと不安も募るばかりで、私は特にジョーイ・テンペスト(Vo)の歌声やジョン・ノーラム(G)のプレイが聴けるだけで良いと思えるぐらい彼らに対してこだわりがなくなっているので正直言って点数はこんなものだが、ただ古参のファンからすれば初期の彼らの面影は微塵もなく、本作は特に2015年に果たした来日公演にてセカンド・アルバム『WINGS OF TOMORROW』の完全再現ライヴを観たファンほど面食らうであろうEUROPE型70年代ブルース・ハード・ロックの完成形である。
ちなみに、日本盤には通常盤の他に<LOUD PARK 13>でのライヴ映像をフル収録したDVD付き3000枚限定エディションも用意されている。

自己採点 84点

EUROPE「WAR OF KINGS」(2015)

イメージ 1


前作『BAG OF BONES』リリース後のLOUD PARK 13に『WINGS OF TOMORROW』の完全再現による単独公演を含む”KAWASAKI(NAMBA)ROCK CITY Vol.3”への出演と、2回に渡って来日公演を行なった彼らのリ・ユニオン作第5弾。
かなり渋めのブルース・ハード・ロックだった前作に比べると、全体的にブルージーな感触は薄れているが、ただ1970年代のブリティッシュ・ハード・ロックに根差したサウンドであるという点については前々作『LAST LOOK AT EDEN』からの路線を踏襲した作風と言えるもので、特にMVも制作されたタイトル曲#1は北欧のヴァイキングをテーマにした楽曲だが、しかし彼らはもちろんヴァイキング・メタルなどではなく、この楽曲のリフがアルバムのラストを飾る泣きのインスト#12「Vasastan」が終わった後に再登場するものの、特にアルバムの冒頭へ回帰するというようなコンセプトがあるわけではなく、ただ単に収録に当たってカットした部分をシークレット・トラック的に収録しただけとのことであり、また#7「Days Of Rock ‘N’ Roll」はもともと1988〜1989年ぐらいに『THE FINAL COUNTDOWN』の続編として書かれたものだそうで、お蔵入りになっていた楽曲を作り直したものとなっており、確かに言われてみるとイントロのオルガン・リフを1980年代的なKeyのサウンドにして、次にシャッフルになっているリズムをギャロップ・ビートに変えたうえ、さらに歌メロのキーを変えたらそれっぽい楽曲になりそうな気がするし、また#9「Rainbow Bridge」はそのタイトルの通り日本のレインボー・ブリッジの景色にインスパイアされて書かれた楽曲なのだそうだが、しかし、そこで入ってくるのがこのアラビアンなテーマ・メロディだとしたら、やはりヨーロッパ人にとっては日本も中国もインドも中東も、すべてが東洋でひと括りなのだろうと思われ、また本作で体現されている音楽性は具体的に言うとLED ZEPPELINBLACK SABBATHUFOTHIN LIZZYなどの典型的な70年代ハードロックや、あるいはDEEP PURPLEの渋い楽曲のようなサウンドなのだが、ただ実際これらの音楽的要素を排除すれば決して悪い作品ではないので、今後もそれなりの活躍を期待したい一作ではある。

自己採点 80点

EUROPE「BEG OF BONES」(2012)

イメージ 1


本国スウェーデンにおいて国内チャート初登場第2位を記録し、充分な成功を収めた彼らのリ・ユニオン作第4弾。
本作リリース前にBURRN!のレビューやインタビューを読む限りでは1970年代的なブルーズ色の強いハード・ロック・アルバムであろうと予想していて、実際その通りのサウンドだったためか、この方向性のサウンドは古参のファンにとって趣味とは言えないないものの、しかし本作のクオリティについてはこれまで捻くれていたファンにとっても悪くないと認めざるを得ないほどの作風となっており、特にギター・リフなどはいささかシンプル過ぎるものの、充分にグルーヴィであることは確かだし、また往年のゲイリー・ムーアを彷彿させるギター・ソロのトーンは絶品となっていて、さらにIRON MAIDENDREAM THEATERAEROSMITHMR.BIGなどを手掛けたケヴィン・シャーリーによるサウンド・プロダクションも彼の仕事の中ではベスト・ワークのひとつなのではないかと思われ、一歩間違えると単なる地味な懐古趣味になってしまいそうな方向性でありながらも、全体的に骨太なバンド・サウンドと、バンドのフロントマンであるジョーイ・テンペスト(Vo)の甘さを失わない歌声がしっかりと求心力を生んでおり、前々作『SECRET SOCIETY』収録の「Always The Pretenders」や前作『LAST LOOK AT EDEN』のタイトル曲のような、それ単体で強い印象を残す楽曲は収録されていないが、しかしそれでも、上っ面なポーズだけの1970年代志向とは一線を画す力作で、このバンドが本物であることを示す一枚であろう。

自己採点 84点

開くトラックバック(1)

イメージ 1


本国スウェーデンではすでに国内チャート第1位を記録しているメロディアス・ハード・ロック・バンドの英雄によるリ・ユニオン作第3弾。
再結成後第1弾となった前々作『START FROM THE DARK』や、前作『SECRET SOCIETY』は彼ららしくないモダンなサウンドとなっていたためか、近年のバンドと無理やり張り合っているような気がしていたが、ただ本作ではそのあたりが妙に感じていた現役感への気負いが薄れており、彼らのルーツである1970年代のハード・ロック・バンドからの影響がストレートに表現されたサウンドになっていて、本作の制作当時にジョン・ノーラム(G)の奥さんであるミシェル・メルドラム(元PHANTOM BLUEMELDRUM)が脳出血で亡くなってしまったこともあってか、彼があまり本作の作曲にタッチできなかったことがそのあたりに影響しているかのようなサウンドとなっており、特にオーケストラ風のイントロ#1に導かれる先行シングルのタイトル曲#2はシンフォニックなアレンジに加えてエキゾチック感触もあってか、本作の中でも異彩を放っているものの、あとは基本的に1970年代のブルージーなハードロック路線となっていて、前2作同様に曲調が暗めなこともあってか、正直言って地味な感も否めないものの、ただ今回久しぶりにミック・ミカエリの弾くKeyが存在感を放っているなどして楽曲に花を添えているためか、全体的にバラエティ性を彷彿させるのは悪くないし、また未だ若々しさを失っていないジョーイ・テンペスト(Vo)の歌うメロディもそこはかとない抒情性とキャッチーさを湛えているが、しかし、その一方でギター・リフのつまらなさは相変わらずと言っていいほどで、それはジョン・ノーラム(G)の貢献が少なかったからなのか、そもそも彼らの志向する音楽がこの手の音楽のファンにとって好むリフを必要としないものだからなのかは謎めいている。

自己採点 81点

開くトラックバック(1)

全1ページ

[1]

TOBIAS(TOBY)
TOBIAS(TOBY)
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事