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名盤『THUNDERSTEEL』(1988)のリリース30周年を記念して「THUNDERSTEEL 30TH SPECIAL IN JAPAN」と銘打った来日公演を川崎クラブチッタで行ったアメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク出身のメロディック・メタル・バンドによるトッド・マイケル・ホール(Vo)加入後第2弾にしてワードレコーズ移籍後第1弾。
彼らはLOUD PARK 16に出演した際に『FIRE DOWN UNDER』(1981)のリリース25周年を記念して完全再現ライヴを行ったことはあったが、今回は彼らの最高傑作とされている『THUNDERSTEEL』の完全再現を行ったことで触発されたのか、もはや開き直りとしてか思えないほど過去作を意識しており、彼ららしい叙情風味溢れる#1や#2はもちろんのこと、#3のメイン・リフなんてモロに『THUNDERSTEEL』だし、川崎クラブチッタでさっそく披露された#7のほか、時には『THE PRIVILAGE OF POWER』(1990)を思わせる場面もあってか、要するにトニー・ムーア(Vo)期を主眼に置いたスピード感あふれるメロディック・メタル・チューンが多数収録されており、さらには『THUNDERSTEEL』の2018年バージョン#14が収録されていること自体あからさまだが、そんなかつての名曲を挙げずとも、マーク・リアリ(G)を失ってなお枯渇しない音楽的源泉は称賛に値するし、このバンドの歴代ヴォーカリストの特徴をすべて身に着けたうえで次元を超越する独自の歌唱を聴かせるトッド・マイケル・ホール(Vo)がやはりさすがの一言に尽きえるとともに、かつては音楽性を70年代ブルース・ハード・ロックに変遷させたことで失敗し解散に追い込まれた経験があるとはとても思えないクオリティの実現も見事だろう。
自己採点 85点
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