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前作リリース後に脱退したジェイムズ・ルート(G)の後任にクリスチャン・マルトゥッチ(G)が、しばらくはSKID ROWのレイチェル・ボランがゲスト参加して担当していたベースの空席にはジョニー・チョウ(B)が加入し、心機一転を図ってリリースされたアメリカ合衆国・アイオワ州デイモン出身のモダン・へヴィ・ロック・バンドによるメンバー・チェンジ後の第一弾にして通算6作目。
前々作『HOUSE OF GOLD & BONES – Part 1』と前作『HOUSE OF GOLD & BONES – Part 2』はコンセプトに合わせた音楽性であったためか、クオリティはもとよりメロディを重視した陳腐なサウンドだという印象を受けたファンも存在したのだが、ただ本作はSLIPKNOTのテイスト溢れる#2、#3、#6、#12、#13を筆頭に先行で公開された#5、心に染み入るパワー・バラード#7、イントロがMOTORHEADで、さらにAメロがヒップホップ調だというモダン性の強い#14など、じっくり耳を通してみれば良くよく練られた楽曲の存在もあってか、時に80年代ポップロック風味のフックが設けられていることもオヤジ殺しの風格を秘めており、極めて柔軟に作曲してきた印象も否めず、これでも名盤となったセカンド・アルバム『COME WHAT(ever) MAY』には遠く及ばないのだが、ただしかし、ここ数作では活気があって最も良い印象のあるサウンドとなっているためか、何度か聴いたあとには即お気に入りの作品となっていて、正直言ってBURRN!のクロス・レビューを飾っていたとしても、特に前田氏(92点)や山口氏(91点)のような点数は明らかに盛り過ぎで、そういったオサーンな世代のファンほど高評価を与えがちになるのかもしれないが、しかし実際、決してクオリティは悪くなく、今回は賛否両論(前作と前々作はほとんどが否だった)も極めて少ないのではないかと思われる。
ちなみに、日本盤ボーナス・トラックには#16「Burn One Turn One 」の他にVAN HALENが1981年にリリースした『FAIR WARNING』の楽曲カヴァー#17「Unchained」がそれぞれ収録されているが、これが見事にハマっている。
自己採点 85点
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