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デビュー時からおよそ45年という半世紀に迫る歳月を経てなお精力的に活動を続ける超ヴェテランにして、1970年代を代表するブリティッシュ・ブルース・ハード・ロックの老舗バンドによる復活作の第8弾。
彼らは2003年のヴィニー・ムーア(G)加入以来から、全体的にブルージーな印象のあるミッド・テンポを主体とした曲調を提示していた感も否めなかったのだが、ただやはりバンドの主導権を握っているフィル・モグ(Vo)の作曲している歌メロに関しては、まるで金太郎飴のようにどこを切っても同じ顔が出てくるといったマンネリ化は否めず、また本作でもステレオタイプで依然と似たか寄ったかのようなフィル・モグ(Vo)による激渋でブルージーなヴォーカルがアルバム中においてとにかく頻繁に飛び出してきており、また敏腕プロデユーサーとして知られ、おもにANVILEXODUSなど、さらにはHELLOWEENANGRAのようなメロパワ系から、他にはJUDAS PRIESTTHIN LIZZYまで手掛けたことのあるクリス・タンガリーディスがプロデュースを担当しているためか、特にリズム・ギターの音色が一段と太くなった印象となっているが、ただやはり最大の焦点は輪郭の明確なトーンで構築美と躍動感に溢れたソロを奏でるヴィニー・ムーア(G)の貢献も相俟ってか、前作同様に駄作なまでには至っていないのだが、ただ本作も三作連続でフィル・モグ(Vo)と同様にバンドの中心人物であったはずのピート・ウェイ(B)が不参加であるあたりもまた、今後のバンドの状況を左右しかねない結果となってしまったかもしれない。
ちなみに、その肝心のピート・ウェイ(B)であるが、のちに心臓発作を起こして病院に搬送され、心臓病の専門医によって治療が行われるという事態に陥った。

自己採点 79点

UFO「SEVEN DEADLY」(2011)

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前作で結成40周年を迎えた1970年代を代表するブリティッシュ・ブルース・ハード・ロック・バンドの首領による復活作第7弾。
体調を崩したために前作に参加できなかったピート・ウェイ(B)は本作も不在のようだが、ただ本作はそのまま後任を決めずにセッション・プレイヤーを起用しており、また特にフィル・モグ(Vo)のヴォーカルは年齢も影響してか、かなり朽ち果ててきたのだが、ただその一方でブルース風味をより増している影響からか、それがファンによっては「活き活きした楽曲と相まっていつになく力強く聴こえる」と感じるリスナーも少なからず存在するかと思われるが、ただ特にメンバーが固定されたことによってアルバム全体のエネルギッシュな感覚は近作の中でも最高潮に達しており、またさらに、これで参加アルバム4作目となったヴィニー・ムーア(G)によるギター・ワークは前作のように弾きまくるところもあれば、時には味わいのあるエモーショナルなプレイで勝負する場面も見え隠れしてか、特にフレージングの豊かさが素晴らしく、またこの人は加入後からほとんどプレイ・スタイルを変えていないためか、時おりマイケル・シェンカー(G:SCORPIONSUFO他)のような安心感を匂わせる場面も存在するために、ファンによっては「バンドの歴代ギタリストの中でもこれほどバランス感覚に優れたプレイヤーはいなかっただろう」と取ることもできるだろうと思われるが、ただしかし、やはり初期の作品群と比べるとやや物足りず、個人的には決して古参のファンを喜ばせるような作品だとは思わない。

自己採点 79点

UFO「VISITOR」(2009)

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本作リリース当時、結成40周年(おめでとうございます!)を迎えた大英帝国が誇る超ヴェテランにしてメロディアス・ハード・ロック・バンドによる復活作第6弾。
本作もまた全体的にまったりとリラックスしたかのような雰囲気の中に、そこに導入される音楽的な主軸となる枯れ果て朽ち果てたブリティッシュ・ブルース・ロックは、ここ数作同様にブルージー路線を汲んでいながらも、またヴィニー・ムーア(G)が加入して3作目であり、さらにアンディ・パーカーが復帰して2作目という節目になった作品だということもあってか、特にバンド内の呼吸が一致しているという意味での心地よさと、また本作リリースに伴って出演したWacken Open Air 2009での素晴らしいパフォーマンスから随所に貫録がついた感触が漂っているためか、全体的には極上のグルーヴ感がひしひしと伝わってくるものとなっており、またヴィニー・ムーア(G)によるジャジーかつブルージーなエモーションと、超絶技巧派ならではの速弾きによるスリリングなプレイをバランスよく取り入れながらも、アダルティーかつムーディーな落ち着きを放つ楽曲群においては、自らの主張を自然に溶け込ませつつ劇的な展開を見せる手腕にひたすら脱帽するしかなく、もはや彼らに対しては決して頭が上がることのない1970年代ブリティッシュ・ブルース・ハード・ロック界におけるスター性を秘めているためか、本作もまたかつてのメロディアス・ハード・ロックを期待するととんでもない目に遭うかもしれないが、ただここ数作の中では超ヴェテラン・バンドだけに最も風格のある作品であろう。

自己採点 81点
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このバンドの創始者であるフィル・モグ(Vo)やピート・ウェイ(B)と共に、バンドのオリジナル・メンバーであったアンディ・パーカー(Dr)が復帰して制作された彼らによる復活作第5弾。
本作もまた前作に続き、気むずかし屋でイギリス流のジョークや偏屈な性格性などを持ち合わせるキッツ〜い人格を持ったフィル・モグ(Vo)による典型的なブリティシュ・ヴォイスに乗せたブルージーなブリティッシュ・ハード・ロックンロールの超レイドバックしたまったり感の中でも、特にヴィニー・ムーア(G)が味わい深いナチュラル・トーンで激テクを披露するそのサウンドは、バンドの復活後の流れを順当に汲んだものだといえるものとあってか、全体的にはあまり良い印象が拭えず、またこの手の音楽の多くのファンにとってUFO(決して焼きそばバンドというわけではない)といえばマイケル・シェンカー(G)が在籍していた頃の音楽だと捉えられがちであるが、ただヴィニー・ムーア(G)はハイ・テクニシャン・ギタリストにして、ここまでトーンの一つ一つにエモーショナルな印象を込められる人物だというのも、他のバンドにはいない貴重な人材だと言えるのだが、ただやはり、かつて彼らが提示していた叙情フレーズを湛えた哀愁美溢れるメロディアス・ハード・ロックに回帰しているわけではないので、特にマイケル・シェンカー(G)在籍時の作品が好きだったという古参のファンにとっては、本作を最後まで問題なく聴き通すには無理が生じるためか、そういう意味でもやや苦しい作品であり、やっぱりムッツリなアングロサクソン人が制作する作品に明朗で明るい世界観や儚く美しい情景といった描写をうまく取り込むのは、さすがに彼らの性格的に無理があったか。

自己採点 76点

UFO「YOU ARE HERE」(2004)

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本作リリース当時は多くのファンが予想した通りマイケル・シェンカー(G)が脱退してリリースされた復活作の第4弾。
孤高の天才ギタリスト、マイケル・シェンカー抜きで制作された本作もまた、良い言い方をすれば「すっかり枯れ果てた味わいが支配する王道たるオールド・ブリティッシュ・ハード・ロック」であり、その一方で悪い言い方をすれば「インパクトがほとんどない地味極まりない作風」となっており、またそういった方向性の作風の中にあってか、新たに加入したヴィニー・ムーア(G)のプレイは、近作の中では最もソロ・パートがフィーチュアされた印象のある楽曲の中で新鮮な存在感を放っているために、このバンドがもともと持ち合わせていたジャジーでブルージーなエッセンスをここぞとばかりに表層に湧き立たせておきながらも、その一方で乾いたナチュラル・トーンで弾かれる端整なフレージングの妙技はやはりさすがのひとことに尽きるが、ただしかし、そこかしこにヴィニー・ムーア(G)による、もともと彼に持ち合わせている速弾きを盛り込んでいたり、また前任者のマイケル・シェンカー(G)を意識したような低音弦で粘るリックを交える微笑ましくも、時には美味しい味付けもあってか、確かに本作で新たに加入したヴィニー・ムーア(G)の魅力がたっぷりと封じ込められた作品でもあるのだが、ただしかし、かつてマイケル・シェンカー(G)を中心とした叙情フレーズを湛えた哀愁美溢れるメロディアス・ハード・ロックを期待する向きにとっては、その期待を裏切る作品だと言っても過言ではないだろう。

自己採点 75点

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