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デビュー時からおよそ45年という半世紀に迫る歳月を経てなお精力的に活動を続ける超ヴェテランにして、1970年代を代表するブリティッシュ・ブルース・ハード・ロックの老舗バンドによる復活作の第8弾。
彼らは2003年のヴィニー・ムーア(G)加入以来から、全体的にブルージーな印象のあるミッド・テンポを主体とした曲調を提示していた感も否めなかったのだが、ただやはりバンドの主導権を握っているフィル・モグ(Vo)の作曲している歌メロに関しては、まるで金太郎飴のようにどこを切っても同じ顔が出てくるといったマンネリ化は否めず、また本作でもステレオタイプで依然と似たか寄ったかのようなフィル・モグ(Vo)による激渋でブルージーなヴォーカルがアルバム中においてとにかく頻繁に飛び出してきており、また敏腕プロデユーサーとして知られ、おもにANVILやEXODUSなど、さらにはHELLOWEENやANGRAのようなメロパワ系から、他にはJUDAS PRIESTやTHIN LIZZYまで手掛けたことのあるクリス・タンガリーディスがプロデュースを担当しているためか、特にリズム・ギターの音色が一段と太くなった印象となっているが、ただやはり最大の焦点は輪郭の明確なトーンで構築美と躍動感に溢れたソロを奏でるヴィニー・ムーア(G)の貢献も相俟ってか、前作同様に駄作なまでには至っていないのだが、ただ本作も三作連続でフィル・モグ(Vo)と同様にバンドの中心人物であったはずのピート・ウェイ(B)が不参加であるあたりもまた、今後のバンドの状況を左右しかねない結果となってしまったかもしれない。
ちなみに、その肝心のピート・ウェイ(B)であるが、のちに心臓発作を起こして病院に搬送され、心臓病の専門医によって治療が行われるという事態に陥った。
自己採点 79点
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