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ドイツ出身のメロディアス・ハード・ロック・バンドによるキングレコード移籍後の第1弾となる初期楽曲をリ・レコーディングした企画ベスト・アルバム(同時に『GO!』『LLIVE AND MORE』『FOUR』『BROTHER's KEEPER』『AURA』の5タイトルを一気にリマスター化して再発されている)。
本作は彼らが活動休止後に脱退し、のちに同じようなメロディアス・ハード・ロック・バンドDREAMTIDEを起ち上げたヘルゲ・エンゲルケ(G)とC.C.ベーレンス(Dr)が在籍していた頃の楽曲が中心となっており、特にデビュー作『FAIR WARNING』とセカンド・アルバムの『RAINMAKER』を中心とした楽曲が中心となってレコーディングされているのだが、ただやはり初めての時の感動と比べると格段にテンションの下がるもので、全体的には至って地味でありながらも、これまた妙に落ち着いた雰囲気はデビュー作から順当に聴いてきたファンにとって手放しで喜べるものではないが、ただファンによっては懐かしい思い出を思い起こさせるかもしれないので、そういった意味では持っておいて損はないだろうと思われるものの、しかし、実際これまでも、こういったリ・レコーディング曲/リ・レコーディング作はオリジナル曲/オリジナル作を上回ったことがないという、かねてより語り継がれた神話があるという意味でも、初心者が「ビッグ・イン・ジャパン」ことFAIR WARNINGに入門する際には決しておススメできる作品ではないだろう。

自己採点 80点
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復活作第1弾に当たる『BROTHER'S KEEPER』が『GO!』の兄弟作であるならば、復活作第3弾となっている本作は、あえて例えるならセカンド・アルバムにして傑作の誉れ高い『RAINMAKER』(リリース当時BURRN!で最高95点を獲得し、平均でも90点をオーバーするという高さ)と姉妹作に当たるアルバムであろうと思われ、その『BROTHER'S KEEPER』は『GO!』の作風に限りなく近づけているのは一目瞭然であったのだが、しかし、本作に至ってはその『RAINMAKER』よりも”泣きのフレーズ”という1点のみが弱く、本作リリース前にBURRN!での”充実度から言えば再結成作『BROTHER’S KEEPER』以上かも”という恐るべき間の抜けたレビューに見事に引っかかった日本のファンにとってはすんなりと受け入れられたのだが、ただ世界的なHR/HMシーンの観点で見れば彼らはほとんど話題にもなっておらず、実際、本国ドイツをはじめとしたヨーロッパ各国では完全スルーだったようで、そもそも再結成以降に見られたネタ切れとしか思えない楽曲の淡泊さと、音楽的方向性の転換によってさながら別のバンドと化してしまっているためか、古参のファンから受け入れられるのは当然困難であり、言い換えるとするならば、もしかしたらこの音楽的変遷がメンバーたちの成熟・円熟を示しているのかもしれず、何度かリピートするたびにジワジワ来るスルメ盤のような味わいもあるのだが、ただ正直言って、この程度のクオリティでほとんどのファンは納得できないはずだろうし、個人的にも、これがFAIR WARNINGの作品だとは思って欲しくないというのが実情だ。

自己採点 79点
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リリース当初はボーナス・トラック2曲を加えて通常盤にプラス1100円を科しただけあるかのような、とんでもなく豪華でゴッツい初回限定盤が用意されていた再結成FAIR WARNINGの第二弾。
本作のオープニング・チューンを聴いた時点では「さすがFAIR WARNINGだ!…このメロディはそんじょそこらのバンドじゃ決して作れない深みがあるね」などと悦に入っていたが、ただ聴き進むとどうにも微妙な感じが拭えず、あまり彼らの音楽を理屈で分析したくはないのだが、ただ彼らの魅力を構成する要素は二つあって、ひとつはむせかえるほどの叙情性と、そしてもうひとつはエモーショナルなアツさであり、正直言って前々作の時点から若干彼らの音楽に以前ほどのマジックが薄れてきているのを感じていたのだが、ただ今回特に後者のアツさに関しては落第点ではあるものの、むしろその分だけ依然として彼らにしか作り得ることのできないサウンドを輩出しているものと思われ、その一方で哀愁美はやや抑制されているものの、しかし、叙情性に関しては未だそんじょそこらのバンドの追随を許さない高みにある反面で、この超レイドバックしたサウンドは歪みを抑えたギター・サウンドも相俟ってか、時にハードロックと呼ぶことさえ憚られるかのような、極めてのどかな空気を醸し出しており、そういったあたりはバンドの中心人物であるヘルゲ・エンゲルケ(G)のもう一つのバンドDREAMTIDEの『DREAM AND DELIVER』にも相通じるものがあり、またそういう意味でもバラードの#8「Someday」などは佳曲だと言えるものの、しかし、かつての名バラードに比べると盛り上がりに欠ける感は否めないし、#10、#11あたりでやや盛り返す反面、特にアルバム全体の印象を覆すには至っていない。

自己採点 78点
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前作が彼らにしてはやや失敗(それでも他のバンドからすれば失敗作ではないだろう)したかとも思える作風に感じたのは、確かに全体的に叙情的ではあるものの、しかし、やはり各フレーズが単調でこれ以上作り込むことは不可能であろうと踏んだのと、またジャケットが安っぽいコミカルなアートワークであったこともあってか、実際リリース当時ヨーローッパ各国での売り上げはサッパリだった反面、特に叙情派サウンドが好きなファンが多く存在する日本ではそこそこ売れたようだったためか、日本のファンとしてはメロディアス・ハード・シーンにおいて崩壊状態にあったとは誰も思っていなかったのだが、しかし、その事実として前作から約6年ものインターバルを経てリリースされた通算5作目となる本作の楽曲群が象徴しているように、まさにその証拠を裏付けているものだと言えるものの、ただやはり、こうなるとジャケットのアートワークがメンバー全員収まっているフォトに戻されており、さらに泣きのメロディを注入した楽曲を#1に配置したことが彼らの限界がついに来たことを物語っていると言える反面、特に悪いとは言っても、それは彼らのデビュー時と比較しているからであって、彼らの場合はただ単に限界と言っても長期のブランクを感じさせない楽曲が並んでいるあたりは、さすがに王道のメロディアス・ハード・ロックをまっすぐ突き進んでいる所以でもあり、もはや達人の域にすら達しているとさえ言えるものとなっていて、長期に達した充電期間の重要性が透けて見えてくる本作は、郷愁を誘う親しみやすくも一本筋の通った楽曲構成に頭が下がるばかりであり、本作を以ってバンドの健在ぶりを高らかにアピールした入魂の一作。

自己採点 84点
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前作で「ビッグ・イン・ジャパン」を不動のものとした彼らによるタイトルもズバリそのまんまの通算4作目。
デビュー作『FAIR WARNING』や前々作『RAINMAKER』、さらに前作『GO!』での圧倒的なクオリティとインパクトを備えた楽曲群は、この手の音楽の中でも特にハードロック/ハードポップ的なサウンドをあまり好まない私でさえ椅子から落ちるほどの衝撃を受けたが、しかし、それから約3年のインターバルを経てリリースされた本作は、やはり極上のメロディを備えた傑作アルバムとして仕上がっており、アルバム全体から放たれるエネルギーと、クサメタルの祖として知られるSTRATOVARIUSもビックリ仰天のクッサ〜い叙情フレーズを湛えたメロディは、必殺昇天悶絶失禁必至を通り越し、愛する女性/男性に内緒で告白されてクラクラ(したのちに失神)になるほどの感覚さえ起こさせるものとなっており、確かにクオリティ的にはこれまでリリースされた作品群に劣らず遜色のないクオリティを備えてはいるものの、しかし、これだけ同じパターンで楽曲が迫って来るとさすがに飽き飽きしてくることや、いまひとつ本国ドイツでさえプッシュされていないこともまた、本作を聴いた限りではこれ以上の成長が見込めないと言わざるを得ないが、しかしそれでも、そんじょそこらのメロディアス・ハード・ロックのバンドがリリースする作品よりも遥かに優れているので、一聴の価値のある一枚だと言える。

自己採点 87点

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