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DREAMSPACE
ネオクラ/プログレとメロデス/メタルコアによる夢の空間

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ADAGIO「LIFE」(2017)

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フランス出身のネオクラ系ギタリスト、ステファン・フォルテ率いるシンフォニック・プログレッシヴ・メタル・バンドによる復活作第1弾にして通算5作目。
本作から新たにヴァイオリン奏者を含めた6人編成となっており、この間にケヴィン・コッファート(Key)が中東チュニジア出身のプログレッシヴ・メタル・バンドMYRATHのプロデユースを手掛けていたり、またガス・モンサント(Vo)はティモ・トルキ(G:元STRATOVARIUS)が起ち上げたREVOLUTION RENAISSANCEに参加したり、前作に参加したクリスチャン・ペイリン(Vo:RANDOM EYES, ESSENCE OF SORROWほか)は早々に脱退しており、その後はマッツ・レヴィン(Vo:TREATYINGWIE MALMSTEENAT VANCEほか)が収まるものの、ただ一時的なものであったためか、今回はアポロ・パパサナシオがSPIRITUAL BEGGARSに専念するために脱退した影響でFIREWINDの公演にヘルプとして参加していたアメリカ人ヴォーカリスト、ケリー・サンダウン・カーペンターに交代しているなど、大幅なメンバー・チェンジが発生しており、そんなことは音楽で示してくれればマニアとしては大韓毛なのだが、しかし、これが大当たりとまではいかなくとも、当たりぐらいの完成度で、相変わらず曲単位として決め手に欠けるのだが、ただ彼らに求めるクラシカルなフレーズや、荘厳なシンフォ・アレンジ、楽曲に忙しなく盛り込まれるプログレ的展開など、全体的には再びAクラスと呼ばれてもおかしくないクオリティを誇っているためか、まさに100年戦争中のオルレアンの包囲戦に向かうような意気込みで制作したかのような作品となっており、果たして彼らはジャンヌ・ダルクのように最初の大勝利を掴み取れるのか、彼らによる新たなフランス革命に期待したい。

自己採点 81点
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フランス出身のネオクラ系ギタリスト、ステファン・フォルテ率いるシンフォニック・プログレッシヴ・メタル・バンドによる前作からおよそ3年ぶりとなる通算4作目。
本作はジャケットのアートワークやアルバム・タイトルの象徴されるように、購入前から恐れていたことであったが、しかし、バンドの中心人物であるステファン・フォルテ(G)の悪趣味によるシンフォニック・ブラック・メタル的な側面が増強された結果からか、なんとかメロディック・メタルの境界線付近を保ってはいるのだがしかし、本作はもはや背徳の暗黒耽美色をドラマティックに描く作風となっており、これが進歩を感じさせる一作だというファンがいれば確かにそういう面もなきにしに非ずなのだが、ただこれだけ暗い世界観が一貫して続くともはやネオクラシカルメタルのファンにもプログレッシヴメタルのファンにも受け入れられることは難しいだろうし、またシンフォニックな側面も何とか保ってはいるが、しかし案の定というか、アルバムがスタートして最初から最後までがストレートで平坦な印象があるためか、正直言って面白くはないし、さらにはこの手のバンド・サウンドならではと言っても過言ではないグルーヴ感がやや薄まってしまっているのも最大の問題点となっており、彼らがシンフォニックメタルとしての音楽を目指しているのか、それともプログレッシヴメタルとしての音楽を目指しているのか、あるいはいっそのことすべてのパートをストレートに保ったうえでネオクラシカルメタル一直線に保つのか、本作を聴く限りでは絞り切れていない印象があり、ただ単に暗いだけではシンフォニック・プログレッシヴ・メタルではなく、完全にブラックメタル寄りのグルーヴメタルという曖昧なサブ・ジャンルにカテゴライズせざるを得ないが、しかし、そんな本作を象徴するかのように彼らは長い眠りにつく羽目となった。

自己採点 78点

ADAGIO「DOMINATE」(2005)

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フランス出身のネオクラ系ギタリスト、ステファン・フォルテ(G)率いるシンフォニック・プログレッシヴ・メタル・バンドのサード・アルバム。
これまで表現力豊かに歌詞世界を彩ってきたデイヴィッド・リードマン(Vo)は案の定というかPINK CREAM 69を優先するために脱退、後任にはブラジル人ヴォーカリストのガス・モンサント(元ANGEL HEARTOVERDOSEREVOLUTION RUNAISSANCEほか)が迎えられている本作は、前作までと比べると幾分かプログレ的展開を抑えてストレートな印象のある音像(いわゆるネオクラシカルメタルにより近付いた)となっており、それだけならまだ良かったが、しかし何を血迷ったのか、特にステファン・フォルテ(G)の悪趣味であるシンフォニック・ブラック・サイドまでが表出してきており、特にVoは上手くはないが、ただ致命的と言える方ではないし、楽興単位も散漫というか小粒な印象で、イントロのギター・フレーズに悶絶しつつコーラス部のメロディックな高速疾走でツカミは抜群の#1「Fire Forever」や、またステファン・フォルテ(G)が発するデス・ヴォイスを大胆にフィーチュアして禍々しいアグレッションを描き出す#2「Dominate」、いかにも彼ららしいドラマティックに展開を見せる#4「Children of the Dead Lake、これまた邪悪な側面を垣間見せる8分超の大作#5「R’lyeh the Dead、さらにはガス・モンサント(Vo)によるメロハーのような甘い歌唱をフィーチュアしたバラード#7「Kissing the Crow」などと、どの楽曲も一定の水準に達する出来栄えではあるが、ただ一方で突き抜けるものがないもどかしさも感じてしまうし、安っぽいプロダクションもまた次作への購入意欲が削がれると同時に、アンサンブルの希薄さというオマケ付きまであってか、やはりマニアのツボに来るものがほとんど聴こえて来ないんだよな。

自己採点 79点

ADAGIO「UNDERWORLD」(2003)

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フランス出身のネオクラ系ギタリスト、ステファン・フォルテ率いるシンフォニック・プログレッシヴ・メタル・バンドのセカンド・アルバム。
本作はネオクラシカル風味がほんのり漂ったヴォーカル・メロディが主体のメロディック・メタル的な音楽性を若干ではあるが後退させ、その分だけ壮麗極まりないシンフォニック・アレンジと女性クワイアを大幅に増量したそのサウンドはネオクラシカル・バロック・メタルとか、あるいはシンフォニック・プログレッシヴ・メタルと呼ばれる音像に近付いたのだが、ただSYMPHONY Xとの近似性はともかく、バンドの中心人物であるステファン・フォルテ(G)が魅せるマーティー・フリードマン(元MEGADETHほか)ばりのエスニックなフレージングを絡めた悶絶失禁必至のエモーショナルなテクニカル・ギター・ワークと、本来はハードロック畑であるデイヴィッド・リードマン(Vo:PINK CREAM 69)の表現豊かな歌唱とのコンビネーションが、ついに彼ら独自としてのシンフォニック・プログレッシヴ・メタルを完成させたといっても過言ではなく、本作がトータル9曲にしておよそ70分に迫るというアルバムの長さはダレを誘う感も否めないが、ただしかし、そのスケール感はまさに映画音楽と言っても決して大げさな表現などではないし、中でも#4「From My Sleep … to Someone Elseで同郷フランス出身のシンフォニック・ブラック・メタル・バンドANOREXIA NERVOSAのRMS・ライドマール(Vo)の邪悪な咆哮と共に激しくブラストするパートの冒険心と、そしてバラード#6 「Promissesの圧倒的な情感には、こちらから降参したいほど背筋の凍る耽美的な名曲で、明らかに前作を上回った本作は彼らのカタログの中でも最高傑作なのではないだろうか。

自己採点 85点

ADAGIO「SANCTUS IGNIS」(2001)

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フランス出身のネオクラ系ギタリスト、ステファン・フォルテ率いるプロジェクトのデビュー・アルバム。
本作の参加メンバーはベースこそステファン・フォルテの旧知の仲だという人物であるものの、その他のメンバーはVoPINK CREAMのデイヴィッド・リードマン(Vo)、KeyMAJESTICの鍵盤魔人ことリチャード・アンダーソン(Key)、DrELEGYのダーク・ブルイネンバーグ(Dr)という恐るべき布陣となっていわゆるスーパー・グループの様相を呈しており、またステファン・フォルテ(G)のプレイはイングヴェイ・マルムスティーンの典型的なコピーだが、ただ演奏力のレベルが明らかにただのコピーとは違うためか、そんじょそこらのアーティストよりも遥かにレベルが高く、そんなネオクラ系マニアの好奇心を煽るその音像はシンフォニック・プログレッシヴ・メタルと呼んでも過言ではないバロック調のネオクラシカルメタルで、音楽性が最も近いのはSYMPHONY Xだが、ただデイヴィッド・リードマン(Vo)の類稀なる歌唱力によって歌詞世界に引き寄せられるし、多くのテクニカル・ギタリストがありがちなインスト曲を土台として無理矢理、歌詞を載せた印象はなく、またリチャード・アンダーソン(Key)の全開で迫るソロ・パートが印象的である一方、特にそれ以外がプログラミングで構築されているというのが致命的で、またシンフォニック・アレンジの奥行きの浅さもこのバンドの唯一の問題と言えるところだが、ただ全体的に悪い雰囲気は微塵もなく、演奏力に関してもまったく問題はないので、私が青春時代を駆け抜けた一枚として未だに記憶に深く残っている好盤だと言えるだろう。

自己採点 84点

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