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ガス・G(G:DREAM EVIL、FIREWINDほか)とオロフ・モルク(G:元DRAGONLAND〜現AMARANTHE)というスター・プレイヤーがすっかり抜けたのち、前作『VENOMOUS』(2017)リリース後にベーシストとドラマーというリズム隊が一気に後退してリリースされた南欧ギリシャ・テッサロニキ出身にして北欧スウェーデン・イェーテボリを拠点に活動するメロディック・デス・メタル・バンドによる通算8作目。
リリースされる世界各国でジャケットのアートワークが微妙に異なる前作『VENOMOUS』(2017)は勢い不足であまり良い印象がなかったのだが、今回はしっかりイェーテボリ・サウンドに焦点を当てており、もはやARCH ENEMYばりの疾走を魅せるオープニングを飾る#1、疾走するヴァースからポップに展開する#2、デスラッシュのザクザクしたギター・リフが印象的な#3、叙情風味を帯びたウェットなヴァースからパワー・メタル的にエンディングを迎える#4、メタルコアっぽい攻撃性のある#5、イントロから疾走メロデスを展開したのちにブリッジではもはやCANNIBAL CORPSEのような悲痛なスクリームを聴かせる#6、ミッド・テンポの#7、終始泣きまくりの#8、デスラッシュ・チューンの#9、バラードの調べから叙情性のあるイントロからミッド・テンポに展開するという初期NIGHRAGEに通じる#10、ミッド・テンポからアップ・テンポに展開する#11、クッサクサのフレーズが絶妙に交差するインスト曲の#12、などとアルバム全体的に上手く作り込まれており、ぶっちゃけていうと日本のファンにとって近年の傑作であった『INSIDIOUS』(2011)ほどではないものの、少なくとも前作よりは数段マシで、本作はBURRN!の前田岳彦記者が「88点」というB級バンドらしからぬ高得点を与えていたが、しかし、さすがにそこまで手放しで評価できるわけではないものの、近年変化を見せるメロデス・サウンドに飽き飽きしているためにイェーテボリ・サウンドを求めたいというファンには持って来いの作品であろう。
自己採点 83点
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