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2008年に行なわれたバンドの10周年記念ライヴに端を発するオラフ・トーセン(G)のLABYRINTH復帰を経て発表されたファビオ・リオーネ(Vo)加入後第2弾。
本作はリリース前にBURRN!で86点というあり得ない得点が献上され、また前作までのプロデュースは元STRATOVARIUSのティモ・トルキが手掛けていたのだが、ただ本作ではバンドの中心人物であるオラフ・トーセンによるセルフ・プロデュース作になっており、また『THE PERFECT MACHINE』まで在籍していたオリジナル・メンバーのアレッサンドロ"ザ・タワー"トリッチーニ(B)が復帰している本作は、その『THE PERFECT MACHINE』を思わせるような、あまり明るいとは言い難い未来を舞台にしたSF的ストーリーを描き出すコンセプト・アルバムになっており、また音楽的には従来通りメロディック・パワー・メタルとプログレッシヴ・メタルを折衷したようなサウンドを展開しているのだが、しかし、どちらのファンにとっても中途半端な印象を与える煮え切らなさもまた従来通となっており、また叙情風味溢れるフレーズが満載な雰囲気を醸し出しているあたりは決して悪くないし、今ひとつ盛り上がりに欠ける歌メロも相変わらずなのだが、ただ#6や#10のように、要所に配されたメロディック・スラッシュ・メタル的な感触すら彷彿させるスピード・チューンの存在によって、前作に比べればアルバムの流れにメリハリがあるのがせめてもの救いだと言いたいのだが、しかし、充分に優れているはずのファビオ・リオーネ(Vo:RHAPSODY OF FIRE)に魅力を感じないあたりは、やはりミケーレ・ルッピ(Vo)が存在してこそプログレッシヴ・パワー・メタルと呼ばれる音楽性がより引き立つのだろう。
自己採点 79点
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