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情熱 とゆう名の火を… じゃあ今日も回想シーンから入りたいと思います。 「っこら!神辺!ボサッとするな!」 「次に何するかいつも考えて動け!ばかたれっ」 つい最近まで普通の高校生だった僕に それこそ雨あられのように 言葉の弾丸 が降り注いできた。 矢継ぎ早にまくしたてるその人は当時60歳くらいだっただろうか。 怒ると入れ歯をカポカポ鳴らして、パッと見はヤ○ザ屋さん。 腕にはピッカピッカに輝く黄金のロレックス。 ネックレス、指輪ももちろん 金 。 眼鏡のフレームだって金金金… もしかしたら奥歯も金色に輝いていたんじゃないかと思う。 今となっては知る術もないが…(知りたくもないが苦笑) 高校生活も終わりに近い頃、 僕はサニーデイサービスの「東京」とゆうアルバムを聞きながら 来たるべく大学生活に思いを馳せていた。 教室の窓ぎわでほお杖をついたりなんかして。 たまたま友人が持ってきた パンフレットが綺麗だった ことが 受験の決め手となった。 全く教育熱心でない家庭に育ったせいか 周りの受験受験受験、 きぃ〜! といったムードに流されることなく ちょっとムカつく 感じの子だったかもしんない。僕は。 そういえば親に「勉強しろ!」なんかゆわれたことなかったな… ある意味哀しい。 中学の頃の話。 「ちょっと原チャリ借りるけー」 「 おう、事故すなよ 」 てな感じである。 よく言えば放任主義… 悪く言えば… 言わんとこ笑 話がそれたがそんなわけで 晴れて僕も大学生である。 頭の中はもぅサニーデイサービスが これでもかっ!これでもかっ! と鳴り響いている状態である。 (なぜか僕にはサニーデイが素敵な大学生の象徴だった) しかしそんな幻想も 記録的な早さで 空に還ることとなる。 前述の金色に輝くおじさんは、僕の勤め先の社長である。 サラリーマン時代を経て独立されたいわゆる「成金」である。 年商は何億か忘れましたが、いつもご自慢されてました。 その割にはせこいな〜、 つるせこ か!といつも思っていました。 (つるせこ分かる人おるんかな〜笑) 色々ご縁があってか、 僕はそこで学費を 何とかするべく 働かせていただきました。 産まれた時からお金持ちの人は 実に清楚な身なりだとよく聞きますが、 まさにそのはるか逆を絵に描いたような方でした。 (すんません、言いたい放題です^^;) こうして僕の労働力を搾取される日々が始まったのです。 被害妄想的な観念ではなくて、だいぶ客観性をもたせても あれは搾取とゆう言葉がぴったりだったと思います。うん。 14時間以上は働きましたかね〜高木さん? (注;高木氏は僕の盟友であり先輩です。 僕が初めてのレポートで悩んでいた時、 「社会学のデビューにはこれがいんじゃない?」 ガッツリと手渡された本には デデーンッ! 「菊と刀」の文字が。 …ルース・ベネディクト著 ふーむどれどれ…ペラペラ…ペラペラペラ…
パタムッ。 うへぇ!興味ねえ。
おかげで助かりましたYO。その節は大変お世話になりました^^; 毎日毎日社長から 犬や猫のように 呼ばれ 般若のような形相で怒られましたっけ。 当時の僕はただひたすら この人がこんなに憤怒している 理由が分からない 状態だったのを思い出します。 あんたは バカか ?とさえ思いました。 そんなもんだから、当然グッと堪えても目には表れるもんです。 それをいち早く嗅ぎっとった社長に 3倍以上(当社比)の迫力で怒られるとゆう 永遠悪循環スパイラル の罠に見事にひっかかっていたわけです。 自称ピグマリオン型の僕にはとってもストレッサーが溢れ返る日々でした。 何を隠そう 僕は褒められてグーンと伸びるタイプの人間なのです! 怒鳴り散らされては萎縮しきりで 僕の 素晴らしい能力 もでるわけないでしょう!そりゃ笑 この頃からですか。社会の不条理をダイレクトに感じたのは。 ふとフランツ・カフカの「変身」の有名な一節が頭をよぎった。 僕は心に 実態の見えない漠然とした爆弾を抱えたまま 日々だけが浪費されていった。 時として、ワンマン経営者の周りは イエスマンで溢れかえる。 僕は社長の兵隊として 社長の喜ぶことをするようになった。 社長はたぶん頭はそんなによくない(失礼) そしてハゲている。(関係ないか〜) よくないけれど、心に燃えるような情熱を持っている。 野心と言い換えることができるだろうか。 社長が激しく、入れ歯が外れるんじゃないかと 心配する くらい怒ったあとは必ず 近所のパン屋にパンを買いに行かされる。 パン屋が休みの時はピザを注文させられる。 きっとどこかで聞きかじった経営哲学の本に 〜部下を叱った後にはその二倍褒めよ〜 云々 みたいなことが書いてあったんだろうな〜 そんなことを考えながらパン屋に走る。 褒める代わりがパンか…実に分かりやすい。 そう思うと少し可愛く思えてくるから不思議だ。 人望もない(これまた失礼) 物事を権力でねじ伏せるタイプの人だ。 社長が白!と言えば黒くても白。 それで正解。 それが正解。 信長がフッと浮かんだが急いで首を振る。 そんないいもんじゃないな〜笑 僕はのちのち優秀なイエスマンとして 仕事を任されるようになった。 休みの日はレポートを書かにゃならんのに 何の前触れもなく呼び出し。 「おい、この ほうきとちりとり をおいちゃんの家に運んでくれ」 まさに公私混同。 社長が豪邸に引越した時なんか 本業そっちのけ で庭の小石を ざるの様なもので洗う作業を強要された。 庭に敷き詰める丸っこい大理石みたいなんありますよね!? アレです。アレ。気の遠くなる作業です。 真冬の雪がチラつく季節に 僕は猿が芋でも洗うように一個一個洗ったわけです。 「てかこんなん雨降ったら一緒じゃん!」 僕の心が何度も何度も訴えかけてくる合理的な主張も わざと聞かないふりして。来る日も来る日も。 巨大な庭石を パワーだけ で運ばされてみたり。 「あれぇ、わしゃあ職種なんだったかいのう、あれぇここはどこ?」 畑を耕したり、庭木を植えたり ゴミを燃やしたり してるうちに 何が何だか分からなくなった。本当に。 ただ社長の出す 無理難題 を 見事やり遂げた後の充実感はとても気持ちよかったが。 そんなこんなで一時は 呪い殺してやろうか とさえ思っていた社長だが、 考え方を改めてからは 何だか気持ちに余裕のある 微笑ましい気持ち になったものだ。 これはある意味パラダイムシフトが起こったのか? あの時の感覚は油断するとすぐどっかにいってしまう。 う〜ん、 深い 。 最後に。ことあるごとに社長が口走った名言を 二つ程紹介して締めくくりたいと思う。 「頭とち○ぼは使いよう」 「若いうちは金を払ってでも苦労せい!」 追記 今だから思えること。 普通あの歳で乗ることの出来なかった高級車。 シートのその感触。ハンドルの手触り。 社長を送り迎えした時 僕の頭をよぎったイメージそのもの。 札束を運んだ時の重み。緊張。感覚。 金持ちのオーラ。 反面教師的な部分もすべて含めて、 社長には大変お世話になりました! あの時があったから今があります。 僕もあの感覚を目印に お金持ちになります。なってみせます! 今だから言えます。言えますとも。 ありがとうございました!
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