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 第2次大戦終了直後の台湾で多くの台湾人が武力弾圧の犠牲になった「2・28事件」の発生60周年を記念する追悼集会が28日、台北市の台湾総統府前で開かれた。1年後に迫った総統選を有利に戦うためにも、与党・民進党や台湾独立派は、弾圧した国民党の責任を徹底的に問う姿勢を強めている。
2・28事件60周年追悼集会で合唱する陳水扁総統(右から2人目)ら民進党要人=台北市内で


 与党支持勢力が開いた追悼集会は「万人大合唱」と名付けられ、大勢の参加者が合唱する音楽会形式で催された。曲目は90年代に作曲された「青々とした台湾」など「台湾主体意識」が強くにじむものばかり。大戦後に中国大陸から来て、事件で弾圧側に立った国民党の「外省人」への批判の意味も込められた。

 陳水扁(チェン・ショイピエン)総統は集会前の演説で「事件の最大の責任は蒋介石にある」と明言。犠牲者や遺族への国民党としての謝罪も求めた。政権奪回に向け総統選出馬を表明した国民党のホープ、馬英九(マー・インチウ)前党主席は「国民党には事件の責任はない」としている。馬氏は外省人2世だけに「2・28追悼」は馬氏批判に直結している。

 80年代までの国民党独裁政権下では2・28事件を公に語ることは許されなかった。

     ◇

 〈キーワード:2・28事件〉 1947年2月から3月にかけて起こった、国民党政権への抗議やデモに対する武力弾圧事件。台湾全土での抗議運動が2月28日に始まり、中国本土にいた蒋介石国民政府主席が3月8日、軍を台湾に上陸させ、無差別発砲や銃殺などを続けた。92年に台湾当局がまとめた調査書では台湾人の死者を「1万8000人から2万8000人」と推定しているが、実態はなお不明。

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