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選挙の争点は老後の2000万円が不足する年金問題と最低賃金引上げ、そして消費税増税の問題に集約されるようだ。安倍総理が切に願っている改憲論議は、経済不安に太刀打ちできない。そしてどの党も痛みを強いる話は持ち出さない。将来への付け回しを容認すること、つまり現在の痛みを分かち合おうとする意識はあまりない。
職業を大きく分類すると、クリエーター(芸術家やプロスポーツマン)とプロフェショナル(専門家)とバックヤード(事務・雑務)になる。クリエーターとプロフェッショナルに関しては、もって生まれた天性と鍛え上げられた身体を維持し続けることができれば生き残るであろう。プロフェッショナルもまた習得した技術とスキルを使いこなしていくことで存在し続けるであろう。残念ながら、その点バックヤードの仕事はどんどん消滅していくであろう。
もちろんクリエーターの仕事でも、AIの学習機能がこれからも進化し続ければ、人間では作り出せなかった音楽や絵画を生み出す可能性はある。人間のスポーツにロボットが参入してくる可能性もある。プロフェッショナルでは、医療の分野で人間を凌駕する外科手術が行われる可能性は大である。症状の診断でも、人間では到達しえない的確な診断を素早くやってのけることになるであろう。
現在労働力が不足している分野は、介護職であり医療職であり、定型的な事務や雑務をこなす分野がほとんどであり、最低賃金すれすれの時給で求人が行われている。人手が不足する部署からの要請で無人レジが開発され、小売店やコンビニで今後急速に人が淘汰されていくであろう。介護の現場でも、介護ロボットの改良がおこなわれており、人手不足解消に向けて環境が整備されるであろうことが予測される。
近未来の社会の変革を考慮することなく、選挙戦は戦われているのだが、将来の社会の変革に合わせて、どのような政策を行うのか、それがどの党も見えてこない。独善的な主張が目に付くばかりである。目先の利益ばかりを餌にして票を集めようとするばかりでは、有権者も変わり映えしない政治にほとんど何も期待しなくなるのも仕方がないのかもしれない。
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