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第7話 迷子のエポニーヌ(後編)
翌朝
ワーテルロー亭の前を掃除しているコゼットを見ながらエポニーヌは思った
(何でコゼットがパリに?私だって行った事がないのに!)
ガヴローシュ「エポニーヌ どうしたの?」
「うるさい!」
ベランジェが二階の部屋で身支度をしていると、おかみの怒声が聞こえてきた
「コゼット!何グズグズしてるんだい!馬小屋の掃除と洗い物を済ましておしまいっ!」
「はい…」
ベランジェは洗い物をしているコゼットとそのそばにいたガヴローシュの所にやってきた
「あっ お客さん!お発ちになるんですか?」
「いや… そのぉ… ちょっと話があるんだけどいいかな?」
「ガヴローシュもいいですか?弟みたいな子なんです」
「ああ いいとも」
コゼットがガヴローシュと一緒にベランジェのあとに続いて二階の部屋に行くのを
偶然見ていたアゼルマが扉の前で聞き耳を立てていた
「この絵をぜひキミにあげたいと思ってね」
「綺麗… この河だわ!私が昨日話した!」
「うん!パリのセーヌ河だ」
アゼルマ「パリ!?」
「これ 私に?いいんですか?」
「ああ これを見て パリの事をもっと思い出してもらいたいと思ってね」
「嬉しい!ありがとうございます!」
「それから… これはパリで人気のお店のお菓子なんだ 2人にあげよう」
コゼットたちのやり取りを盗み聞きしていたアゼルマがエポニーヌに報告にやってきた
「エポニーヌ!エポニーヌ!」
「何よ?ノックくらいしなさいよ!」
「あのね コゼットがね…」
ベランジェはドアの外を誰かが遠ざかる足音を聞いていたので
「さぁ早く食べなさい」
「えっ!今すぐ?」
「ああ 早く!」
すると複数の足音が近づいてくるのがコゼットたちも分かったので、大慌てで口にお菓子を放り込んだ
そこにエポニーヌとアゼルマとおかみがやって来た
「母さんホラっ!」
「あっ コゼット!ガヴローシュ!」
「パリのお土産のお菓子があったんで2人にあげたんです あいにく2つしかなくて… かまわないですか?」
「えっ!?はぁ…」
エポニーヌは悔しくてその場を走り去った…
その後ベランジェは宿屋をあとにしましたが、見送りに来たコゼットに話しかけた
「これからも辛い事があるかもしれないけど頑張るんだよ!」
「はいっ!」
「じゃあ…」
コゼットが見送りに出ている時のワーテルロー亭のエポニーヌ
「母さん!コゼットはまだパリの絵を持ってるのよ!」
しかしおかみは
「あんたぁ… やっぱりいくのかい?」
「ああ!小麦は値上がりするに決まってんだぁ!ここで一気に勝負をかけてやる!」
「だけど もしまた値下がりしたら…」
「うるさいっ(怒)!俺のする事に口出しするな!」
テナルディエは出かけていった
「母さん パリの絵は?」
「絵なんかどうだっていいだろっ!」
「いいわ!私が探してやるっ!」
エポニーヌはコゼットが寝床にしている階段下のスペースを探した
コゼットが布団代わりに敷いているワラを押しのけて絵を探しているエポニーヌの姿を見たシュシュが吠えるが
「あっ!あった!」
しかし出てきたのは新聞だった
「何これ?これがパリ?」
そこへコゼットが戻ってきた
「どうしたのシュシュ?家の中に入っちゃだめ!あっ… エポニーヌ…」
エポニーヌは持っていた新聞を丸めて床に叩きつけた
「何よパリなんかっ!」
そして自分の部屋に駆け込んでいき、大きなカバンに下着やらお気に入りの洋服を詰め込んで
誰にも見つからないように窓から外へ出た
「私だってパリに行ってやるわ!コゼットだって行ったことがあるんだもの!私だって…」
夕方
テナルディエが帰宅すると
「あんた 大変だよっ!」
「何?」
「エポニーヌが…」
おかみがテナルディエをエポニーヌの部屋に連れてきた
「何だ?どうなってんだ?」
「無いんだよ!大きなバッグと下着や着替え 一番気に入ってる外出着が…」
「何っ!?という事は家出か!」
「昨夜から何だか パリ パリって騒いでるみたいだったけど…」
「それじゃぁ… パリに行ったってのかい?」
「分かんないよ… どうしよう(泣)」
「とにかく村のモンに声をかけて捜してもらおう… コゼット お前も捜せ!」
「はい!」
そろそろ夜になるので村人たちはたいまつを手にしてエポニーヌの捜索を始めた
そしてコゼットとガヴローシュは
「シュシュ!エポニーヌはどっちに行ったか分かる?」
「ワン!」
「えっ!そっち?」
「ワンワン」
「本当にこっちでいいの?」
走るシュシュのあとを2人は追いかけていった
一方エポニーヌは暗くなってきた森の中で途方にくれていた
「怖いよ… 助けてよ…(泣)」
そんなエポニーヌの背後からシュシュが現れた
「お前…」
そしてコゼットとガヴローシュも遅れてやってきた
「エポニーヌ!」
「いたっ!」
「あの… エポニーヌ… こんな所で何やってるの?」
「何って!あんたには関係ないでしょ!」
「パリに行くんじゃ…」
「そのつもりだったけど道に迷っちゃって…」
「ここは水汲みに行く時に通る所だよ!あっちに泉があって…」
「えっ?」
「こんなところで迷子になるなんておかしいの(笑)」
「うるさい!うるさい!」
「とにかく帰りましょ おかみさんたちが心配してるから」
「あんたたちなんかと帰らないわよ!私の事はほっといて!」
「えっ… でも…」
「コゼットいいよ エポニーヌなんか… 帰ろうよ」
「でも… もう暗くなっちゃうわよ」
コゼットとガヴローシュは去っていった…
ひとりぼっちになってしまったエポニーヌは怖くなってしまった
そしてコゼットたちが去っていった方向に歩き出した…
少し先でエポニーヌが来るのを確認したコゼットはエポニーヌに聞こえるような声でガヴローシュに話しかけた
「ここ滑るから気をつけないとね!」
そしてまた歩き出した
大きなバッグを持っていたエポニーヌは一生懸命にコゼットたちを追いかけた
そして家に戻ってきた
「あっ!エポニーヌ!お前どうして(泣)!」
「ごめんなさい… ごめんなさい(泣)」
「エポニーヌ… 良かったぁ…」
「心配したんだよ… いったいどこ行ってたんだい?」
「森で道に迷っちゃって…」
おかみに抱きしめられていたエポニーヌはコゼットと目が合って急に恥ずかしくなった
「私… 疲れたから休む!」
「何だい?変な子だね… 本当に心配かけて…」
「いやぁ… めでたしめでたし…」
エポニーヌを心配して集まってくれた村人たちはホッとして帰っていった…
一方
モントルイユ・シュル・メールのファンティーヌと彼女を心配するご近所さんのマルグリットは
「ファンティーヌ… やっぱり無理なんじゃ…」
「やらなくちゃ… 最後までやらなくちゃ…」
そして
「間に合わないじゃすまないんだよ!」
「すみません… 本当にすみません!」
「ウチだって信用問題だよ… これじゃぁお金は払えないな!」
「そんな!?お金が払えないとアパートを追い出されてしまいます!」
「こっちだってお得意さんを無くすかもしれないんだよ!」
「…」
失意のファンティーヌは仕立て屋からアパートに戻ってきた
「ファンティーヌ… どこか行く当てはあるのかい?」
「大丈夫… 気にしないで…」
ついにファンティーヌはアパートを追い出されてしまった…
第8話 お母さんのスカート に続く…
P.S.
笑っていいとも(月曜日)を見ました
今日のテレフォンゲストは『今井美樹』さんで、明日のゲストは『葉加瀬太郎』さんです
んでもって
今回の「ランキングバトル めざせぴったり21」のテーマは下記です
お手軽ランチにぴったり!人気のあったかスープ(Soup Stock Tokyo調べ 全て610円)
1位 オマール海老とわたり蟹のスープ
2位 東京ボルシチ
3位 東京参鶏湯(サムゲタン)
4位 東京クラムチャウダー
5位 東京ミネストローネ
6位 海老と玉子のコーンチャウダー
7位 酸辛湯(サンラータン)
8位 8種の野菜と鶏肉のスープ
9位 緑の野菜と岩塩のスープ
10位 とき玉子のチャイニーズスープ
オイラは余計な具の入っていないコーンスープに食パンを浸して食べるのが大好きです
んでもって
オイラは魚介類が苦手なので、大好きなコーンスープや玉子スープに余計な具材を入れられちゃうと
「余計な事をすんじゃねーよっ!」って、ムカついてしまいます…
そーいえば今日から『グリーンジャンボ宝くじ』が発売されましたね
1等・前後賞合わせて2億円!(1等 1億5,000万円×34本、前後賞各2,500万円)
2等は1,000万円で、本数は340本だそうです
高額当せんへの夢が広がりますね
ちなみに土曜日に放送された
『爆笑問題の検索ちゃんSP』内で様々な賞金の金額を紹介していたので発表しときますね
日本アカデミー賞の最優秀賞 30万円
文学賞の権威 芥川賞・直木賞 100万円
漫才日本一を決定する M−1グランプリの優勝賞金 1000万円
日本人がまだ12人しか受賞したことのない ノーベル賞 900万クローネ = 約1億円
こうしてみると
今回のグリーンジャンボで簡単確実に34人の億万長者が誕生するんですから
当たらないとは分かっていても宝くじを購入したくなる今日この頃です
ちなみに以前オイラがブログに書いた
未来からやって来るであろう青いタヌキをとっ捕まえてタイムマシンを手に入れるのって
ノーベル賞を受賞できるくらいの発見だと思う今日この頃ですけどどうですかねぇ…
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