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うちの愛猫(ターボ)は 以外な所で私と会った
道路の中央分離帯の上にターボは居た カッパえびせんをくわえたまま
たくさんのアリンコにたかられて、ブルブルと震えていた・・・・
バイクに乗っていて 信号で止まりふと見ると 薄い茶色の子猫が居たのだ・・・
はじめは「可愛い〜!」と思ったものの 何でこんな所に?(・_・;) ン?
片側二車線の大きな道路のど真ん中に こんな小さな子猫が歩いて来る訳がない
明らかに 心無い人間のいたずらだ!! こんな所に居たら危ない
すぐにペッシャンコになってしまうに違いない・・・
私は子猫を抱き上げ アリンコを振り払い、再びカッパえびせんをくわえさせ
ジャンパーの中に入れ すぐさま路肩に寄った
恐る恐る 子猫を取り出す・・・なんて細い体 小さな手足 そして爪
裂けるような大きな口 そして大きな瞳・・・全身をガクガクブルブルと震わせて
必死にカッパえびせんをくわえている ん?カッパえびせん?ナゼ?
きっと 通りすがりの人が「わぁ〜可愛い〜!これあげるね〜!」ってな感じに
くれたのだろうけど・・・まだ 固形物は無理なんじゃないかな・・・
まぁ いいや 気に入ってるみたいだし さて、この子の母猫はどこだろうか・・・
大きな道路のどっちから来たのだろうか・・・ウロウロと探すが 猫は居ない
う〜ん 困ったなぁ・・母猫が居なきゃ まだ生きていけないだろうに・・・
「ミィー ミィー」とか細い声を出して 子猫は私にしがみついてきた 細い爪で・・・
いつの間にか カッパえびせんもくわえていなかった・・・その事が何だか 私には
「カッパえびせんなんて もういらない! あなたが居ればいいの!」くらいの事に感じて
思わず抱きしめてしまった・・・ 抱きしめる・・それは連れて帰る を意味する。
もちろん! 里親を探して それまでのつもりだったし 余りにも小さいので
しばらくは排泄などの世話もかかるだろうし、アパートでは飼えない事もちゃ〜んと
頭の中に入っていた・・・はずだったのだけど・・・・
家について とにかく牛乳を飲ませてみる・・・飲まない・・・
隠してあった へそくりを出し 子猫をジャンパーへ押し込み 再びバイクにまたがった
獣医・・・獣医・・・どこにあったっけ・・・普段気にしていなかったので
まったく 思い当たらない・・・どうしよう・・・あっ!そうだ!!!
猫を飼ってる友達の家に急いだ! 猫用ミルクを買いにいってもらって
スポイトで飲ませてみた 下手ッピではあるが 飲んでいるようだ・・・
飲ませている時に ものすごい物を見てしまった・・・薄茶色の毛はまだ ホヤホヤしてて
地肌が丸見え その地肌を縦横無尽に動き回る ノミ ノミ ノミ・・・・
全身に鳥肌が立った ミルクが終わったら 今度はお風呂だ!!!
子猫としては ものすごい恐怖だったろう・・・ お風呂なんて野良猫には無縁のものだし
飼い猫だって たまにしか入らないだろう風呂・・・中央分離帯に居たほうがマシだった
と、思ったかもしれない・・・そんな鳴き声だった いや!叫び声だ!!!
が、シャンプーをつけてやさしく撫でてやると気持ちがいいらしく うっとりと目を細め
体育座りをしていた 私の足の上で寝てしまった・・・よっぽど 緊張と恐怖の連続で
疲れきっていたのだろう・・・可哀相に・・・ 今のうちに!と、私は友人と
逃げ惑うノミを駆除すべく 毛を掻き分け捕まえる つぶす!を繰り返した・・・
お風呂から出てきて 乾かしてみると全身の毛が逆立って 違う生き物みたいだった
後でわかったのだが 長毛種が入っているらしかった・・・
薄茶色のノミだらけの カッパえびせんをくわえた子猫・・・それがターボだった・・・
あの時は まさかこんな大事な存在になるとも 長い付き合いになるとも
全然考えていなかった・・。ただ・・ただ・・可愛い子猫・・・
あの日 あの道を走っていて良かった・・信号で止まってよかった・・・
ターボ 覚えている?お母さんに初めて会った日の事を・・
暑い日だったよね〜! あの日夕立も降ったよね・・・雷が大きな音をたてて
ターボはシッポを膨らませてたじゃない! 忘れちゃったの? 笑っちゃったよ〜!
小さいのに いっちょ前だね!ってwww 飲んで寝て飲んで寝て・・・
お母さんの宝物・・・もう一度初めから やり直したいんだ・・・
あの 中央分離帯から・・・
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