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追憶の彼方へ-ruins rider-
廃墟・廃校をメインに紹介しています。

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足尾銅山:U火薬庫跡

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鉱山開発にはダイナマイトが必要不可欠ですが、1882年に足尾銅山にダイナマイトが導入され生産量が飛躍的にアップし1884年には銅生産量が日本一となりました。
そのダイナマイトなどの保管庫がまだ残っているのです。
火薬庫へ通じる道の入口には、ご覧のような建物が建っているのですが、何に使われていたのかは分かりませんでした。建物横には中に入れないように新しい木の柵が出来ていました。
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山の中腹に、この様に石扉が並んでいる道が現れます。
赤丸で囲んである部分にも石扉があり、一列に4箇所の石扉があります。
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多くの廃墟サイトなどでも取り上げられているので、何回も目にしていますが、
実際にこの石扉を見つけて内部に入るときはワクワクしてきます♪
この扉の先にあるトンネルを抜けると建物とご対面になります。
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まず最初の建物が御影石で造られた倉庫で、明治45年竣工で雷管の倉庫として使われていました。
雷管とは、ノーベル賞の提唱者であるノーベルがダイナマイトの発明に先立ち発明した物で、火薬などに確実に点火する為の、起爆薬を筒に込めた火工品のことである。
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倉庫の上から見ると分かりやすいのですが、倉庫は山をくり抜いた場所に建ち、万が一火薬などが暴発しても
他の倉庫に被害が及ばないようにされています。
また、同じように被害が広まらないようにトンネル部分と倉庫の入口部分もずらして造られています。
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石扉の先は、このようなトンネルになっていて、トンネルを抜けると倉庫になります。
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こちらが2番目の倉庫。
ここは雷管倉庫と同じく、御影石で造られ明治45年に竣工。
火薬や導火線などの貯蔵庫として使われていました。
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3番目の倉庫も同じく御影石で造られ明治45年に竣工。
ダイナマイト倉庫として使われていました。
これまでの倉庫は、建物の外枠しかありませんでしたが、ここの倉庫は当時の様子を垣間見ることができます。
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このダイナマイト倉庫は一部の屋根に瓦が残っていて、このように地面にも落ちた瓦を見る事が出来ます。
これまでの倉庫は屋根の痕跡すらありませんでしたが、何故ここまで瓦が残っているのか気になります。
倉庫の屋根には、本瓦より軽量な桟瓦が使用されています。
万が一火薬が爆発したときに、爆風が上に抜けて横に抜ける被害を防ぐ為に工夫されているようです。
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建物内部もご覧のように木造部分が多く残り、スチーム暖房もそのまま残っていました。
ダイナマイトは凍結などによる水分に反応すると爆発してしまう可能性があるので、
スチーム暖房によって防いでいたようです。
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こちらには、すりガラスの窓が辛うじて残っていました。
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最後の倉庫は、レンガ造りで大正6年竣工でダイナマイトや導火線の貯蔵庫として使われていました。
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入口の扉は木造で表面が鉄板になっているのがよく分かります。
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山をくり抜いた部分にそれぞれの倉庫を造り、トンネルと建物の入口をずらしていたり、軽量な屋根瓦を使い爆風が上に抜けるようにしたりと、ダイナマイト倉庫として使われるだけあって、管理が徹底されています。

ここでは本当に素晴らしい倉庫群を見る事が出来たのですが、どうやら一つ見逃しがあったようです・・・
実は昨日も少し足尾銅山の方には行っていたのですが、見逃しに気がついたのが記事を書いている今。
非常に残念です><


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探索日:2009.6.7

  • 火薬庫は、お約束の土堤で周りを囲まれていますね。
    うちの近くにも日立鉱山の火薬庫がありますが、監視カメラ等があるところをみると現役の様です。
    ところで、見逃しって何ですか?

    たあ坊

    2010/1/24(日) 午後 8:22

  • 顔アイコン

    足尾は線路沿いに縦に遺構がまだたくさん残っていますね。
    ゆっくり順にみて回りたいと思っているのですが。
    1日じゃ無理でしょうね。丸2日か連続して休めたら行って
    きます。Wポチ!

    [ . ]

    2010/1/24(日) 午後 8:27

  • アバター

    すごい見ごたえのある場所ですね!(@@;)この石扉の中に入っていくんですか。怖い〜
    でもその先にはまるで遺跡のような光景が♪これは探検したくなりますね。Wポチっと。
    え、見逃しがあるんですか?これは再訪しないとですね。

    流浪の民

    2010/1/24(日) 午後 8:29

  • 顔アイコン

    いい壊れ具合の建物ですね!
    こんなに立派な石造りの建物がたくさんなるのは珍しいですね。
    イギリスで見た壊れた教会を思い出しました。
    ↑は、ヴァイキングが略奪ついでに壊しに来たらしいです。

    [ tamazo ]

    2010/1/24(日) 午後 9:22

  • こんばんは。
    御影石で造られた倉庫がまた渋いですね^^
    2番目の倉庫が特に渋い森のグリーンとまたあいますね ポチ!
    石積みも好きです。
    煉瓦造りの倉庫間また味がありますね^^;残存してるんですね。

    コーラ瓶

    2010/1/24(日) 午後 10:58

  • アバター

    たあ坊さん
    実はこの4個の火薬庫のすぐ近くにもレンガ造りの建物らしきものがあったみたいなんですよ
    この火薬庫は明治時代に作られているのに、ここまで計算されているのに驚きました!

    ruins-rider

    2010/1/25(月) 午後 1:13

  • アバター

    トキジさん
    WPありがとうございます!
    足音は本当に見所が多いので、全てを時間かけて見るとなると丸1日はかかりますね。
    行く価値は十二分にありますので楽しんできて下さい

    ruins-rider

    2010/1/25(月) 午後 1:17

  • アバター

    流浪の民さん
    WPありがとうございます!
    土曜日に行っていたので、その時点で見逃しに気づいていれば良かったのですが…
    こんな場所はそうそう見れないので、凄く興奮している自分がいました(^_^;)

    ruins-rider

    2010/1/25(月) 午後 1:20

  • アバター

    tamazoさん
    ここは本当に貴重な場所だと思いますよ。
    このダイナマイトで飛躍的に生産量がアップしているので、
    時代の証人です。

    それにしても海賊が略奪ついでに壊していくなんて、外国は規模が違いますね〜

    ruins-rider

    2010/1/25(月) 午後 1:26

  • アバター

    コーラ瓶さん
    ポチありがとうございます!
    この日は天気が良かったのもあり、石造りの倉庫と緑、青空がマッチして非常に良い眺めとなっていました

    ruins-rider

    2010/1/25(月) 午後 1:30

  • 素晴らしい廃れ具合ですね〜。pochi。
    こういう樹木に埋もれかかった廃墟、最近は行っていないのですが、
    また行きたくなってきました!

    [ Kitaro ]

    2010/1/25(月) 午後 10:34

  • ruins-riderさん、鉱山にはダイナマイトが使われていたとは知識では知ってましたが、その保管倉庫のことを思い浮かべたこともなかったのですが、こういう倉庫にしまわれていたんですね。
    その倉庫も廃坑とともに、朽ちてしまったんですね。静かに森に還ろうとしている感じがいいですね〜 WPいきますね!

    Shane

    2010/1/25(月) 午後 11:20

  • アバター

    あつdesuさん
    ポチありがとうございます!
    こういった樹木に埋もれかかった廃墟は、この時みたいに天気が良ければ非常に被写体としても良いですしキレイで好きなのですが、
    天気が悪いと雰囲気もガラッと変わってしまいますよね^^;
    また体調が良くなられたら是非!
    楽しみにしていますね〜♪

    ruins-rider

    2010/1/26(火) 午前 2:56

  • アバター

    Shaneさん
    WPありがとうございます!
    足尾銅山は近代化に向けて先駆けた部分が多いので、こういった火薬庫も非常に貴重な代物だと思います。
    足尾銅山の施設はここを含めて近代化産業遺産に指定されたので
    きちんと保存されるのではないでしょうか。

    ruins-rider

    2010/1/26(火) 午前 3:11

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