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追憶の彼方へ-ruins rider-
廃墟・廃校をメインに紹介しています。

書庫SPOT:東北地方

イメージ 1
 
今回ご紹介するのは、福島県本宮市にある本宮映画劇場。
 
大正3年(1914年)に建設されて、今年でちょうど100年になります。
 
建設当初の姿のまま、この平成の時代にも残っているとは驚きです!
 
それにしても、100年前のこの土地でこの建物、
 
かなり時代の最先端を行っていたのではないでしょうか。
 
※廃墟ではありません。
 
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当時は「本宮座」という名称で芝居興行が行われ、
 
流行の映画歌謡ショーや浪曲等も興行されたりしていました。
 
地元の娯楽場として人気を博したものの、
 
時代の流れには逆らえずに、戦後のテレビの普及などにより
 
映画館に訪れるお客さんが減少してしまい、
 
昭和38年(1963年)に閉館となってしまいます。
 
イメージ 3
 
こちらは建設当初の姿で、今と変わらないことが分かります。
 
閉館後にサラリーマンとなったオーナーさんは、
 
「定年になったら映画館を再開するのだ!」と
 
映画館、映写機、スクリーンなどずっと維持しつづけて、
 
現在は特別なイベント時に上映会が行われています。
 
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事前にオーナーさんに連絡をして中を見学させていただきました。
 
当時の面影を色濃く残す内部には本当に感動しました。
 
チケットのもぎりをするカウンターもそのまま残っています。
 
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以前、同じ福島県にあった三函座も見学させていただきましたが、
 
本宮映画劇場の方が管理されているだけあって雰囲気が当時のまま。
 
まさにタイムスリップしたかのような場所です。
 
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この時計も当時実際に使われていたもので、
 
ゼンマイ式なので今でも動きます。
 
ちなみに、ここも映画ハーメルンのロケ地になっていることもあり、
 
壁には坪川拓史監督のサインがありました。
 
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敗戦時の昭和天皇の肉声のラジオ放送を聞いたというラジオ。
 
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いよいよ客席へ。
 
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建てられた当初は木製の長椅子だったそうですが、
 
それが個別の木製椅子に変わり、
 
クッション付きの個別の木製椅子に変わっていったそうです。
 
イメージ 10
 
2階席や3階席もあるのですが、板で塞がれてしまっています。
 
壁には色々な当時の映画ポスターが貼られています。
 
このポスターは時々貼りかえているようです。
 
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「天皇皇后と日清戦争」
 
天皇皇后陛下をメインにした珍しい映画で、
 
今では絶対に制作されることのない映画でしょう。
 
昭和36年に倒産した新東宝映画による制作ということや
 
当時の映画館も現在では殆ど残っていないので、
 
このポスターはかなり貴重とのことでした。
 
イメージ 12
 
東日本大震災で2階席、3階席に一部破損があったり、
 
寒さ対策で現在は板で塞がれてしまった3階席も見させていただきました。
 
イメージ 13
 
最盛期の写真になりますが、3階席までビッシリの混雑具合が凄いです!
 
400人近い観客を収容出来たようです。
 
イメージ 14
 
こちらは映写室になります。
 
上の写真にある器具は上映し終わったフィルムを巻くためのもの。
 
今でも手入れがされているのでちゃんと動きます。
 
イメージ 15
 
昭和32年製の2台のカーボン映写機が置いてあり、
 
こちらもオーナーさんがずっと手入れをしているので今でも現役で、
 
平成20年(2008年)に「カーボン式映写機」で
 
映写会が45年ぶりに開催され注目されました。
 
イメージ 16
 
今年の5月にも100周年を記念して上映会が行われたのですが、
 
来年も同じように5月に上映会予定との事でしたので、
 
来年のその時期に合わせてまた再訪してみようと思っています。
 
次の記事では、当時の古いポスターをまとめてご紹介します。

  • 年季はいってますね〜
    廃墟じゃありませんって念を押されると逆にちょっと笑そうになりますな(^◇^;)

    もう一つの夏の日

    2014/12/21(日) 午後 6:15

  • アバター

    > 内緒さん
    ありがとうございます。
    たぶん大丈夫だと思います。

    ruins-rider

    2014/12/21(日) 午後 6:25

  • 顔アイコン

    素晴らしい見てみたいものです!
    オーナーさんは一人でこの施設を管理してるのでしょうか??

    [ AKI ]

    2014/12/21(日) 午後 8:24

  • アバター

    こちらは現役なんですね(’▽’人
    すてき〜今でも動くなんてすごいです。
    再訪が楽しみですね。ナイス。

    流浪の民

    2014/12/21(日) 午後 9:45

  • 100年もの間、そのままの状態を大切に守られているのですね。オーナーさんの気持ち、わかる気がします(^^)映画館を懐かしみ喜んでくれるお客さんが、オーナーさんの心の支えなのでしょうね。
    ゼンマイ式時計の写真を拝見した瞬間、涙腺が緩みウルウル来ました。本当に素敵な時間旅行が出来ました(^^)v

    [ マルモ ]

    2014/12/22(月) 午前 10:01

  • 当時の雰囲気を、写真でも感じられるほど残してくださってるのが、とても嬉しいですね。
    ありがたいことですよね。
    しかも動くなんて!
    感動しきりです(^ ^)

    [ kor**panda*980 ]

    2014/12/22(月) 午後 2:09

  • 木造でこれだけの大空間を確保していると、
    構造耐力上はかなりの負担があるはずなのに、
    100年もの間よく残りましたね!pochi!
    東日本大震災では損傷があったそうですが、
    それでもこれだけ維持できているのは奇跡かもしれません。

    [ Kitaro ]

    2014/12/23(火) 午前 0:50

  • アバター

    > もう一つの夏の日さん
    ポチありがとうございます!
    廃墟メインのブログなので勘違いされてしまうのも困ってしまうので敢えて注意書きをしました(^^;;

    ruins-rider

    2014/12/23(火) 午前 11:37

  • アバター

    > AKIさん
    本当に素晴らしい場所でいつまでも残していてほしいと願わずにはいられない場所です。
    元気なお爺さんが1人で管理をしていて、閉館後も1人でずっと維持管理をしてきたのです。その熱意には全く頭が下がる想いですね。

    ruins-rider

    2014/12/23(火) 午前 11:46

  • アバター

    > 流浪の民さん
    ポチありがとうございます!
    フィルムの映画なんてこれまで見たことありませんし、来年また上映会があるときに行って是非とも見てみたいと思います!

    ruins-rider

    2014/12/23(火) 午前 11:50

  • アバター

    > マルモさん
    最近閉館したとかではなくて昭和38年に閉館しているのに、それからもずっと維持管理して昔のまま建物を残し、映写機などの機材もいまだに現役というのが素晴らしすぎます!来年は上映会を見に行ってきたいと思います。
    ゼンマイ式の時計は実際に動かして見せてくれましたよ〜(^^)

    ruins-rider

    2014/12/23(火) 午前 11:58

  • アバター

    > kor**panda*980さん
    私も見学している間、オーナーさんから話を聞いている間ずっと感動しきりでした。
    日本全国探してもこれほどの場所なんてそうそう無いでしょうし、本当に貴重ですし、こうやって見学までさせていただいて有難いことです。
    来年も上映会がある予定ですし、チャンスがあれば是非とも行ってみてほしいです(^^)

    ruins-rider

    2014/12/23(火) 午後 0:10

  • アバター

    > あつdesuさん
    ポチありがとうございます!
    東日本大震災で損傷はありましたが、致命的なものではないようですし、100年も前に建てられたのにこの頑丈さには驚かされますね。もちろん、オーナーさんが色々なところを修復していますけど、こうやって奇跡的に残っているのはオーナーさんの熱意の賜物なのかもしれませんね。

    ruins-rider

    2014/12/23(火) 午後 0:30

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