全体表示

[ リスト ]

では、前回の続きから。
よろしければ、お付き合い下さいませ。


コンスタンツェ●島袋寛子サン
やっぱり、良くなりましたよねぇ。
最初の『マトモな家庭』では、女子同士のかしましい感じがあって良かった。
ヴォルフにアピールするところも、やっぱり可愛らしいなと思います。

『並の男じゃない』の後の見つめ合いシーンは良いんですが、今回はプリンスが相手だったので、もう少し彼に合わせた表現にして欲しかったかも。
戦ヴォルフの時は、そのままの演技でも良かったんですが、どうしてもプリンスが経年の貫禄(笑)が出てしまうので、コンス側ももう少し歩み寄ってくれると嬉しかったなと思います。
でも、どうもぶりっ子っぽい演技をするところは苦手です(すいません・汗)。

後半は演技も落ち着いて良いですね。
一番印象的だったのは、ヴォルフがアマデに向かって叫んでいる時の、どうしたらいいか判らなくなっているところ。
泣いてる姿とか、混乱している感じが伝わってきて臨場感がありました。

『ダンスは〜』は、前回よりもインサイドに感じてしまったかも。
私の個人的な考えですが、ミュージカルにおいては、目を瞑って歌うのはナシじゃないかと思っているので(勿論、例外もあるし、目を瞑ってもアリな事もあると思います)、ソロナンバーで彼女のライブみたいな感じになってしまうと、どうにも……く(´□`;)スイマセン
才能のある彼に引け目を感じているのは伝わってきたんですけど、コンスは共感されづらい役だと思うので、彼女の気持ちが全面に出るこの歌は、もう少し違う遣り方をして欲しいなと思いました。

やや辛口な面もありまして、好きな方、申し訳ありません!
でも、どうしても気になってしまうところもありまして……。
07年よりは格段に良くなってはいるんですけどもね(^^ゞ


ヴァルトシュテッテン男爵夫人●香寿たつきサン
07年で、非常に心惹かれた男爵夫人なので、楽しみにしていました。

涼風サンとは衣装が違うんですね。
冒頭は、目の覚めるような青色のドレス。
『ここはウィーン』では、真っ赤なドレスでした。
確かに、香寿サンは涼風サンよりも強めな印象なので、ぱっきりした色合いのドレスが合う気がします。

楽しみにしていた『星金』。
本当に素晴らしかった〜(ノД`)・゜・。
この日は、プリンスヴォルフのダイレクトに歌詞の内容が伝わってくる歌唱に感心していたところでしたが、香寿サンのこの星金も、台詞のない家族3人のやりとりと見事に合っていて、特に“自分の幸せの為でなく、涙堪え伝えよう”は、レオポルトそのものだな〜と、これまたダイレクトに歌詞が伝わってきて感動でした。
歌自体も、高音域低音域を見事にカバーしていて聴いてて心地好かった。
そういえば、最後の“♪旅にぃい〜”のアレンジは涼風サンだけでなく、デフォルトなんですね。
ここは、個人的にはアレンジはやっぱりいらないかも……(すいません)。

香寿サンは、歌だけでなく演技もやっぱり上手いな〜と再確認。
台詞一つ一つも、力があるし、ヴォルフの行く末のキーマンとなる存在として説得力があったなと思います。


セシリア・ウェーバー●阿知波悟美サン&アルコ伯爵●武岡淳一サン
阿知波サンは、笑顔が憎たらしい!(褒め言葉)
貫禄のある歩き方とか、図々しそうな表情等、阿知波サンが得意そうな役だなと改めて(褒めてますって)。
途中で、前の旦那サンが亡くなったと言っていますが、個人的には、彼に保険金でも掛けてて、後の夫と一緒に殺しちゃったんじゃないかな〜とか勝手に思ってます(笑)
ラスト、ヴォルフの金を持って立ち去るセシリアの姿が、無情さを感じさせていいなと思います。

武岡サンは、前回寒かったと書きましたが、今回は面白かったです!
『並の男じゃない』では、美女の切断の箱に入った時に、プリンスに風車を咥えさせられていました。
これは、戦の時はなかった気がするので、プリンス仕様?
切られる前に「今日は夕飯食べてない〜」とか、色々言っていたのを受けて、プリンスが「今日は夕飯抜きです!」と言って箱を切る下りは、非常に楽しかった。


エマヌエル・シカネーダー●吉野圭吾サン
吉野サンは安定感抜群ですね。

今回改めて気に入ったのは、『チョッピリ〜』の前の「無知こそ、人間の最大の悲劇なり」(相当あやふや)の時の額に手を当てたポーズでした。
キレイに決まってます笑)。
近い席で見ると、のバトンさばき(バトンじゃない)とか、なかなか華麗です。
小物の使い方も上手ですよね。
07年公演より、初演CDの印象の方が強いので、それと比べると歌の色の付け方が様々だし、余裕があるので楽しいです。
今回は、ダンスのできるプリンスだからか、互いのダンスに見応えがあって更に良かった。
息切れもしないで、踊りこなすのはやっぱり素晴らしいですね。

プリンスとは、悪友っぽい感じが尚感じられました。


コロレド大司教●山口祐一郎サン
やっぱり、初演CDのイメージがある私には、猊下の歌い方も改めて変化を感じられるところでありました。

『何処だ〜』での“♪息子の礼儀がなってないっ!”のやたらと、「ないっ!」が強調された歌い方とか、CDでは影も形もなかったので、改めて新鮮でした(笑)。
しかも、この歌い方は叱られてるけどあまり緊張感がなくて、ちょっと笑ってしまいます(オイ)。

やっぱり注目はおトイレシーンですが、これは毎回変化があるという感じではないのですかね。
前回とさほど変わらなかったし、07年より短いです(やっぱり蛇足だからでしょうか)←オイ
密かに、「盛り場やプラター公園など、もってのほか!」の時に、屏風みたいなのの後ろから、ずいっ頭を出すの
が好きだったんですが、それがなくなっているのはちょっと残念でした。
まぁ、蛇足なんですけどね(何回言う気だ)。

どうでもいいところですが、手を洗う時間が短いのが気になります。
あれ、水に手を一瞬つけただけですよね。
あんまり意味ないような……(本当にどうでもいい)。

『僕はウィーンに〜』の、「お前ほど不愉快な僕は〜」の一息で言う台詞が好きです。
CDでも一息でしたし、そう言わなくてはいけない決まりがあるのですかね?
少し気になりどころ。

やっぱり『神よ何故〜』は、素晴らしい。
最後の歌い上げた声量には、思わず「ブラボー!」と言いたくなります(言わないけど)←余計

猊下は、祐一郎サンの役の中では、一番マトモというか(コラコラ)、良いところを楽しめる役だなと思います。
これからも末永く演じて欲しいです。


レオポルト●市村正親サン
今回は、慣れたプリンスとの組み合わせなのもあったのか、前回より感動できたシーンが多かったです。

『心を鉄に閉じ込め』や『終わりのない音楽』も、プリンスヴォルフの姿が鮮烈だったので、余計にジーンときました。

レオポルトと、ヴォルフはすごくお互い愛し合っているのは伝わってくるんだけど、最後まで判り合えないんですよね。一体何が障害なのかな〜と考えたら、やっぱりそれは“ヴォルフの才能”なのじゃないかなと思います。
冒頭の歌詞で“♪自信に満ちている 奇跡の子だ”というのがありますが、私にはレオポルトの方が自信に満ちているように見えました。

ヴォルフが非凡であると判れば、最高の音楽家として育てたいと考えるのは親としては当然であって、思い通りにならずに道から外れれば苛立ちを感じるのも、また当然ではないのかなと思います。
でも、ヴォルフとっては、それが窮屈だし、自立したいと思うのも、それまた当然なんですよね。
自立したい=パパに認められたい。というのは、見てれば判るんですが、レオポルトにとっては、それが才能の無駄遣いにしか見えなかったりして。
レオポルトは、きっと自分のできなかった事をヴォルフにやらせたい!という想いもあったんでしょうね。
もしかしたら、彼の才能に対するコンプレックスもあったのかもしれません。

そう考えると、やっぱりヴォルフが天才であった事が、レオポルトが素直に彼に愛情を注げない理由であったんだろうなと思います。
いっそ、普通の人間であれば、幸せな家庭だったのかもしれません。

劇場の舞台裏で、「素晴らしかった」の一言があれば、ヴォルフは過去の自分(アマデ)に勝利して、“このままの自分”を愛する事ができたんじゃないでしょうか。
レオポルトも、あのままのヴォルフがちゃんと愛せる事ができなかったので、仕方ないですが、
何で、それを言ってやれないんだよーー!と思うと、本当に切なくて可哀想だなと思います。

そして、こういう事を前回の観劇時は思わなかったので、やっぱり、これはプリンスと市村サンが長年培ってきた絆の賜物なのでしょう。
今回は、レオポルトの気持ちも良く判りました。


アマデ●松田亜美ちゃん
アマデは彼女しか見られませんでした。
男の子のアマデは観た事がなかったので、チビルドの子のアマデも観てみたかったですが……。

でも、亜美ちゃんも良かった!
注目すると、割と表情があるアマデかも。
一番印象的だったのは、『友だち甲斐』で、騒ぐシカ様達をうるさがって耳を塞いでいるところ。
眉間に皺がむーっと寄っていて可愛い!


やっとレポが終了です。
プリンスのところで時間を食ってしまって、かなり体力を浪費しました(笑)。

最後は、プリンスと松田亜美ちゃんが登場。
プリンスは「2階席の学生の皆、ありがとう!」とちゃんと学生客にも触れていて、律儀だなと思いました(笑)。
因みに「1階席の学生じゃない皆さん」とここもきっちりカバー。

1階席にも学生いましたけどね(余計)

プリンスが亜美ちゃんをおんぶしての退場でした。


今回は、前回とは全く違う見方ができて、新鮮だったなと思います。
歌詞がとても素直に伝わってくる公演で(特にプリンス)、聴き慣れた歌の歌詞の新たな側面が見えました。
あと、プリンスに初めて本当にときめいてしまって(今までは何だ)、これからはまた見方が変わるかもしれません(『ウェディング・シンガー』では変わらないと思うけど)←オイ。

私的に結構体力のいる演目(特に後半ぐらい)なので、そこまで何回も観たいとは思わないですが、再演があるならまた複数回観劇をしてみたいですね。

でも、やっぱり、“天才ヴォルフ”も恋しいよなぁ。
勿論今回の2人も良かったけど、系統としては同じだったので、今度はまた新たなヴォルフがキャスティングされる事を期待しています。

イメージ 1

これで、本当にクンツェ&リーヴァイ祭りも終了ですね。
『レベッカ』とか、今となっては本当に遠い昔って感じがします(笑)。
あ、右下に黒い顔の人が写ってますが、プライバシー保護の為に私が修正した結果ですので、霊現象ではございません(要らぬ説明)。

そして、東宝演目もこれで見納めかな。
来年はレミゼや三銃士もあるし、また楽しみ!
12月のTdVの情報はいつ出るのですかねぇ……。

では、こんなところで!

ソワレに、同じく有楽町で『アベニューQ』を観たので、そのレポもアップしようと思います。

お付き合い頂いた方、どうもでした!

この記事に

閉じる コメント(6)

たーたん(香寿さん)は現役時代からお芝居の上手さにも定評がある人でした。
ちなみに最近は披露する機会がありませんが、ダンスも上手いんですよ。
前回、たーたん男爵夫人には本当に感動したので、それが持続してるようで楽しみです。

猊下のトイレシーンは短くなったんですね…。
演出家からのダメ出しがでたんですかねぇ(笑)

2010/12/20(月) 午後 10:03 ジャバ 返信する

アバター

同じ回の観劇だったとは…残念。わかっていれば逆裁のDVDお持ちしましたのに(笑)

私は初日にボロ泣きしながら見ていたので(^^ゞ今回はわりと冷静に見られたかな、と思います。やっぱりパパとの関係は、長年の絆があったほうがわかりやすいかなあと思いました。

2010/12/20(月) 午後 10:47 うーさま 返信する

アバター

ジャバサマ>香寿サン、やっぱり在団時からお芝居も上手かったんですね〜。
ストレートでも十分通用するぐらい上手いと思います。
ルドルフや、ペテン師〜でも少〜しダンスが見られましたが、上手いですよね。
彼女の夫人は本当に感動できます(ノД`)・゜・。

ちょっとあっさりめになりましたね、トイレ(笑)。
まぁ、不必要なシーンですからダメ出されても仕方ないかもしれません(コラコラ)。

2010/12/22(水) 午後 10:56 梨音♪ 返信する

アバター

うーさまサマ>そうですね〜!判っていれば……。残念!

私はmy初日に全く泣かなかったので(オイ)、この日はこれでもかと泣いてしまいました。
親子関係は重要だな〜と今回思いました。
ここは、何度も演じないとなかなか出ないし、難しいところですよね。

2010/12/22(水) 午後 10:58 梨音♪ 返信する

アバター

猊下は、屏風のところから顔は出していた気が?
手を洗う時間は、私も思いました。短すぎですよね(笑)
パパは、役がらとしてはウザいなぁと思うんですが(オイ)、井上君
相手だと色々と考えるところがありますよね〜

2010/12/24(金) 午前 0:57 tiro 返信する

アバター

tiroサマ>猊下は最初、屏風から顔は出してましたね。
でも、私は「プラター公演は盛り場〜」の下りで出して欲しかったんですよ!(どんなこだわりだ)
パパは私もウザいなと重ね重ね思います(コラコラ)。
でも、プリンスだとやりとりが上手くいってて、切なさにも繋がるので良かったですね。

2010/12/30(木) 午前 0:14 梨音♪ 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


みんなの更新記事