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子供のころ母の実家へ遊びに行くと、その家は屋根が板葺きで瓦ではなくて中くらいの大きさの丸い石が何百個も乗せてある屋根で、家の中は細長くて暗くて土間がまっすぐ通っていて、古い庶民の住む家でした。
まだ竈(かまど)があって家の中は煤の匂いが何となく漂っていて、懐かしいような在り難いような落ち着く雰囲気がありました。母方の祖母は本当に優しい人でいつでも「よう来た、よう来た。」と大歓迎してくれました。 金沢の少し北のはずれあたりにあった家は間口が狭くて奥行きの長い典型的な町屋で、すぐ近くの小坂神社という中規模の神社の門前町というか旧の北国街道沿いの家でした。後年私はその家への郷愁もあってか近くに自ら古い町屋を買って住み移りました。十年ほど住みましたが、祖母や母の知り合いも数多く住んでいて何だか守られている感がとても強い場所でした。 金沢は今、そういう古い金沢町屋を再生させようという試みが数多く為されています。 人には匂いから思い起こされる古い記憶というものが在りますが、私にとって母の実家の暗い室内と竈のすすの匂いがいつまでも心を安らげる匂いの記憶として残っています。 |
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西洋医学は結果として出ている症状に対して対処することが主目的な医療です。東洋医学は症状が出る前に未病という未来を防ぐための学問になります。
現在の医学はその主な手段が薬品による治療です。このお薬を飲んでいれば大丈夫とほとんどの方が思っておられると思います。でも本当に身体の病を治しているのはその人の身体が本来持っている「免疫力」自然に治ろうとする力です。薬はその手助けに過ぎません。 本当は人は薬の力を借りなくても自然の力で治ることができるようになっています。感染症は別ですが、生活習慣病というようなものは不健康な日々の生活が身体を蝕んでいってなるものです。 東洋医学の知識の中にはこういう食べ物が食べ過ぎれば毒にもなるし適度に食べれば薬にもなると言うことが書かれています。季節の変化や身体の変化についてもそれがどうしてそうなるのかと言うことがヒントとして書かれています。 私はお客様にそういう東洋医学に基づいたアドバイスを差し上げていますが、まだまだ西洋医学のお薬や知識を大事にしすぎておられる方がほとんどです。本当は薬を減らして生活習慣を改善していくことが生活の質を向上させていくことになるのですが、なかなか難しいようです。私自身もなかなか間食を減らせません。困ったものです(苦笑)。 |
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仏教における「全ての命を大切に思う」ということの修行の一つが放生会かもしれません。
虫鳥獣様々な命を無駄に奪うことを戒める教えでもあります。季節は繁殖期。自然界は今、様々な命が次世代の命を育もうと蠢いています。 あらゆる命を無駄に奪わずに生きて行くというのはなかなか大変なことですが、この一瞬でも良いのでそういう心がけで生きて行きたいものです。 放生会(ほうじょうえ)で思い出すのは大きなお寺さんの池や防火水の大きな溜まりに数多く蠢いていた亀たちの姿です。亀は飼ったことがありますが、金魚なんかは平気でパクパク食べてしまうし、走ると結構早い逞しい生き物です。 命大事に。ただしゴキだけは見つけ次第つぶします(笑)。 |
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氣視の中でポイントとなるものが時々出てきます。「鈴」もその一つで、最近これが上位の巫女さんを表していることが分かりました。と言うか高度な霊感の持ち主を表しているのでしょう。
巫女舞には時々たくさんの鈴を付けた楽器が使われますが、これもそういう霊的な象徴として使われているのかもしれません。鈴の音は邪気を祓うものなのでしょう。当院では水晶にあてて使う邪気祓い用の音叉を使用していますが、澄んだ単一の音というのは邪気を祓う力があるのかもしれません。 しかし不思議と私の周りには鈴というものがありません。時々近くに来ることがありますが、いつのまにか無くなっています。私にはきっと必要ないということなのかもしれません。元々守護神様が剣の空を切る音を象徴した邪気祓い専門の神様でもありますから、必要なしと思われているのでしょう。 猫に鈴を付けるのは猫がきっと霊的な力の強い生き物だからなのかもしれませんね。 |
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我が家の衣類乾燥機が故障して新しいものを購入しました。北陸の気候は湿気との闘いでもあり、一年の半分は洗濯物が乾きにくい気候だと言うことです。
それで不要になった乾燥機の処分を開始。家電リサイクル券を郵便局で購入。この際にはメーカー名が必要です。そして不用品の持ち出しですが、何しろ大きいものなので太めのナイロンロープを巻いて手掛かりにして四階から一階へ降ろすのがもう大変です。何とか車に積んで(車がSUVでよかった。荷室が広くてよかったと何度も思いました。)廃棄家電の引き取り所へ出向きました。 金沢市では日通さんの取扱所がそういう役目になっていて以前から何度か行っているので簡単に搬入できました。 それにしても周りを見渡すと廃棄家電の山が幾つも並んでいました。エアコンやら洗濯機やらきちんと梱包されて廃棄されるのを待っていました。長い間人に便利に活用されて、役目が終わってこうやって原材料に還元されて行くわけです。何だか心の中でご苦労様と言いたくなりました。もちろん我が家の乾燥機にも感謝の言葉は伝えました。 付喪神と言って命の無い器物にも日本人は長い間人が使っていくと魂が宿ると考えていました。使い捨てのわらじでさえも街道の脇にまとめて山にして肥料にして使い切るとしていたのが日本人の歴史です。 使っている器物にも愛着と責任を持って接していった方がいいなぁと思います。廃棄家電の山に「ありがとう。ご苦労様でした。」と心の中で言葉をかけてリサイクルセンターを後にしました。 |




