以前、ウェッブで公開していたものをこちらに転載
1.アメリカワインのクラスとタイプ(その1−クラス)
アメリカでは連邦レベルの法律によってワインに関する数多くの規制がなされているが、ワインを楽しむ側として押さえておかなきゃならないのはなんと言ってもラベリング関連。ラベルはワインの履歴書なんて言葉があるくらいで、この辺りを知っているかどうかで、楽しみ方も大きく変わって来るんじゃないだろうか。そこでこのコーナーでは数シリーズに分けてラベリングについて見てみよう。まずはワインのクラスとタイプのうち、クラスから解説してみる。アメリカワインはいろいろな基準でタイプ分けされていて、全容がなかなか理解しにくい。実際、出版されているカリフォルニアワインに関する雑誌や書籍などにも結構いいかげんなことが書いてあったりすることもあり要注意。このクラスとタイプはラベルの見方の中心なのできっちりと理解しておきたいところだ。
連邦レベルの法律ではワインは製法、原料の違いなどから九つのクラスに分類される。更にそれぞれのクラスの中でサブクラスとしていくつかのタイプに分類される(このタイプ−クラス内タイプについては次回で説明)。
さて私たちが一般に飲む場合に知っておいたほうがいいのは九つのクラスのうち最初の三つで、
●クラス1=Grape Wine(葡萄ワイン)
●クラス2=Sparkling Grape Wine(発泡葡萄ワイン)
●クラス3=Carbonated Grape Wine(炭酸葡萄ワイン)
くらい。後はシトラスワインだとか、フルーツワインだとか、その他の農産物で作るワイン(これには日本酒=アメリカではSakeも含まれている)だとか、いわゆる我々が一般に言うところのワインとは別物になってくる。
クラス1は一般的な、葡萄を発酵させて作るワイン、クラス2は密閉された容器での自然な二次的な発酵だけによって炭酸ガスの発泡を伴うようにした葡萄ワイン、そしてクラス3はクラス2で規定された以外の方法で炭酸ガスの発泡を伴うようにした葡萄ワインを指す。連邦レベルではクラス1、2、3ともに一定の制限の下で糖、アルコールの添加が認められている。
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