「奎章閣閣臣たちの日々」と前後してしまったけど、読み終わりました。
一言でいえば「恋愛小説」でしょうか?多少赤面するような描写もあるけど、まだ軽い方かな?
ドラマのように政治的な絡みはあまりなく、ユニは一次試験だけでも受かってないと「巨擘(替え玉受験みたいなもの)」の仕事が受けられないためと、年寄の後添えの結婚が嫌なのと、少しは自分の力を試したいのとで、小科を受けることに…
その受験会場でソンジュンと知り合いになり、ユニは一目ぼれ〜もちろん成均館に入ろうなんて思っていないのですが、意地悪な

王様の配慮で成均館儒生となります。家族が心配するなか、もちろん家計のためでもあるのですが、ユニの心の中にはソンジュンにもう一度会いたいという気持ちが大きく占めている…
ドラマの方は「金縢之詞」が全体的に出てきますが、小説では皆無でした。
ユニのお父さんは南人のため役職に付けず、この時代ありえないことだと思うけど、お母さんが老論の娘で派閥違いの結婚のため親戚たちとも距離を置き、お父さんが亡くなってからは暮らしは貧窮してしまいます。
ムン・ジェシンのお兄さんは、派閥争いの犠牲で流刑地で亡くなってます。
だから、ソンジュンの父親とは犬猿の仲…コロも老論は嫌いだけど父親ほどじゃないようで、きちんと老論であっても、その人物の中身を見てるような…
紅壁書も政治を面白おかしく批判しているだけで、お役人は困っているけど、儒生たちは落書が張られるのを楽しみに待っている。ソンジュンもそのひとり…というより熱烈なファン。
それから兵曹判書と娘のヒョウンは出てくるけど掌議のハ・インスは出てこないので、成均館はドラマほどの派閥争いはない。
ハ・インスは出てこないのに何故かビョンチュン(掌議の金魚のフンみたいな人

)は出てくる。
しかもお偉いさんの息子らしい

けど、試験に受かって成均館にいる訳じゃなく親の七光りの「下斎生」
試験合格者を「上斎生」というらしく、おのずと成均館での立場も違ってくるのですが、憧れのソンジュンのそばにいつもユニがいるため嫉妬…ドラマでは掌議にくっついて、小説ではソンジュンにくっつきたいのか?

性格なんかも微妙にドラマとは違っているので、ドラマの四人を想像しながら読んでいると時々「あれ?」と思う部分も出てくる。
ユニは可憐な恋する乙女のようだし、ソンジュンはドラマほど四角四面ではなく、もっと柔軟な感じでドラマより素敵かも〜だから男女問わず憧れの的。
コロもドラマよりは豪放磊落な感じだし、変わらないのはヨンハでしょうか?

ク・ヨンハがドラマで「大射礼」や「杖打」を見学していたのは、実は運動音痴だから…

小説には大射礼の場面はないのですが、杖打は出てきて、みんな嫌がっているのにヨンハはとても楽しそうに出場!だから、花の四人衆の組は苦戦…ヨンハには「奎章閣閣臣たちの日々」でも笑わせてもらったけど、この小説でも大笑いでした。
そうそうドラマには出てこないトック爺も楽しいし、お嫁さんも気になるし…気になるヨンハです。
れっきとした不偏不党(なんてあるの?)だしね…ヨンハの背景がもっと知りたい…ドラマのように両班身分を買ったのか?…謎がヨンハの魅力なんでしょうね。
王様も、とても頭脳明晰なのに子供っぽいところや悪戯好きなところがあって、楽しいお話でした。