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昨日は、「DMORT(ディモート)」という、災害死者の家族の支援をするチームを立ち上げられた医師・吉永和正さんと、そのきっかけになった阪神大震災で姉を亡くされた古筝(こそう)奏者・伍芳(ウ-・ファン)の講演会に行ってきました。 (私達は「ウーファン」と親しく呼んでいるので今回は敬称抜きで書かせてください)
日常の救急医療の現場ではひとりひとりに最善の医療が尽くされていますが、大災害、大事故の現場では多数の負傷者が発生し、そのことが困難になります。その中で、重軽症者を識別し、治療の優先順位を決めるための「トリアージタッグ」が負傷者の手首につけられます。 (トリアージタッグ) 1995年1月17日阪神淡路大震災は、それまでの災害対策では補いきれないほどのスケールで多くの課題を残します。その1つがトリアージタッグ。
トリアージタッグを標準化する必要性があったのです。 「緑色=軽傷。黄色=入院が必要。赤色=重症で緊急手術が必要。黒色=死亡、または助かる見込みのない患者。」 と 、色の並びを統一しました。
2005年にはJR 福知山線列車事故が発生。大震災を経験した同一の地域で、10年前の課題を克服できたのか試されることなりました。
事故現場では、標準化されたトリアージタッグが使用され、黒タッグと判定された救命不能患者を救急車に乗せることなく傷病者を円滑に搬送して、効率的に治療が出来たと評価されました。 しかし後に、黒色タッグをつけられた犠牲者の遺族が「ほんとうは赤色ではなかったのか」と納得できないまま苦しんでおられることがわかってきました。 そして2006年、災害医療関係者及び心療内科、臨床心理士、看護師、救命救急士、法医学者など多数の職種が集まり「日本DMORT研究会」が立ち上がりました。
JR 福知山脱線事故では、遺族に長期にわたって十分な医学的説明がなされていなかったことが判明。現場で簡単な説明を受けていれば容易に解決できるような問題も、長期にわたって不信感を抱く原因となっていました。現場では緊迫し、混乱している状態ですが、後日にでも十分な説明を受けられる体制が整っていれば解決できることがらです。 事例として、同じ車両で亡くなった人達の死亡時刻が全員同じ時刻になっていたので、遺族は納得できない思いでいたということがありました。
なぜ同じ時刻なのかというと、民法で規定されている「同時死亡の推定」が適用されたとのこと。 例えば、同じ車両に乗っていた夫婦が亡くなった場合、先に死んだのはどっちかという話になると相続問題が起き、遺族が揉めるので、そう規定されているのです。 そのような説明を受けると、不信感を抱いていた列車事故の遺族の方々はすぐに納得されたそうです。 遺族からのメッセージがあります。
「亡くなると遺体はものになってしまうかもしれないが、家族(遺族)の存在も忘れないでほしい。」
「負傷者は回復していくが、遺族はそのまま。むしろ悪くなっていく。」 「初期対応によって、少しでも遺族は救われる。」 「現場に遺族のこころのケアに配慮してくれる人もいてほしい」
公演が終わってから、会場のエル大阪近くの、創作和食の店「繁蔵」で参加者の懇親会がありました。伍芳(ウ-・ファン)のご両親も一緒です。
お父様の目の手術のために来日されてたのです。 お父様の白内障の悪化を心配した伍芳は、日本でよい病院はないかと友人に相談し、神戸大学医学部付属病院を紹介されたとのこと。 「皆さん、目の手術なら神戸大学病院がよいですよ。」と、伍芳。 「伍芳、ご両親の好きなメニュー注文してあげてね
伍芳の義理のお姉さんのアッコさんに、「両親はここに来る前に伍鳴(ウー・ミン)のお墓参りしてきたの。御父さんのほうは、お墓の前で、まるで昨日のことのように泣くのよ。」と聞いて、私も涙。涙。涙。
写真右端が吉永医師。この写真では写ってないけれどその右隣は奥様。
吉永先生の奥様は、音楽サークルに入っておられて、伍芳の演奏会にバックの演奏で出演されたことがあるそう。伍芳も昨日初めてそのことを知りました。 奥様は伍芳のことを、「綺麗な女性(ひと)だなぁ。」と見とれていたそうですが、その奥様もほのかに少女の可憐さを残す素敵な女性。
馬頭琴の奏者、春蘭(しゅんらん)ちゃんも彼女の応援団長さん達と講演会に参加してくださってました。 春蘭ちゃんは内モンゴル出身。
「この間、リーガロイヤルホテルで演奏やったんだよ。演奏会の話があったら僕に言ってね。」と応援団長さん。あ、このおじさんに名刺貰うの忘れてた。 左端から春蘭ちゃん、彼女の応援団長さん、伍芳の御両親、伍芳、吉永夫妻。
伍芳、吉永夫妻、アッコさんと、私・・・
「ウー・ファンの神戸再発見!」 を聞いてました。
彼女は、リスナーからのお葉書もすらすら読んでいるし、日本語をあやつるのも見事なことに感嘆します。
天才音楽家は語学の習得能力もスゴイんですネ。 |
東日本大震災
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関西から情報発信をしたいと、文化サークル「熟塾」を主宰している商社OLアッコさん。
そんなアッコさんは、阪神大震災で会社の同僚、伍鳴(ウー・ミン)さんを亡くしました。 伍鳴(ウー・ミン)さんとの思い出とか、彼女の妹、伍芳(ウー・ファン)さんのお話など、私はアッコさんから色々聞いたことがあります。 私がのほほぉんとした状態の時に雑談の中で聞いたことなのですが、記憶をたどって書いてみます。 アッコさんの会社の上司が中国に視察に行きました。その時案内したのが、ウー・ミンさん。美しく聡明なウー・ミンさんに感嘆。「日本に来てうちの会社で働きませんか。」と声をかけたのだそうです。 彼女には、難関の上海音楽学校の超優秀な生徒だった妹、ウー・ファンさんがいました。 やがてウー・ミンさんを頼って来日したウー・ファンさん。ウー・ミンさんはOL稼業のかたわら、ウー・ファンさんが日本で古筝(こそう)奏者音楽家として活躍することを希望して彼女のマネージャー活動をするようになります。 そんな日々の中で阪神大震災が起き、ウー・ミンさんは家屋の下敷きになって亡くなります。 悲しむアッコさんでしたが、20代の志半ばで亡くなったウー・ミンさんの友人として、ウー・ファンさんを陰でずっと応援していました。 上海音楽院を首席で卒業した中国古筝の演奏家である妹が、政治ではなく音楽で日中の懸け橋になれらばいいと願うひた向きなウー・ミンさんの姿に感動して、ウー・ミンさんがファンクラブを立ち上げた時の、初代の会長は、ワコールの塚本会長でした。 震災後、ついに東芝EMIからCDが発売されました。塚本会長ら多くの支援者に応援されての初めてのコンサートは、いずみほーるでした。ただその晴れやかな舞台を望んだ姉の姿はありませんでした。 ウーファンさんのことは関西のメディアに多く取り上げられるようになりました。 今は、朝日放送ラジオ「ウー・ファンの神戸再発見!」日曜日朝8:40〜9:00に出演されています。 実は現在ウー・ファンさんはアッコさんの義理の妹さん。彼女の弟と結婚されたのです。 そんな彼女が出演する講演会を、アッコさんが土曜日、「エル・大阪」で開催します。 関西の方々に参加をよびかけています。 今回の講演会のテーマは、何年も前に私はやはりアッコさんとの雑談の中で聞いたことがあります。 ウー・ミンさんが亡くなったのは午前5時46分に発生した阪神大震災でのことなんですが、彼女の死体検案書は時刻が午前10時だったとのこと。 そのことがウー・ファンさんを永い間ものすごく苦しめます。「そんな長時間、家屋の下敷きになったままお姉さんは苦しみ続けたのか」 ・・・。 その死体検案書を書いた医師・吉永和正氏さんとその後再会。ウー・ファンさんはお姉さんが地震が発生した頃に亡くなっていたことを知り、深く安堵します。
医師の吉永さんにとってはまだ遺体の身体が温かいうちに死亡とみなすことは出来なかったので、死亡時刻を午前10時と書いていたとのことだったんですが、そのことがどれだけ遺族を苦しめていたかということを初めて思い知らされたそうです。 そして死体検案書を遺族に渡す時には説明を尽くす必要性を感じ、災害死者の家族を支援するチーム「DMORT」を立ち上げられたとのこと。そしてこの活動を日本で広めようとされておられるのだそうです。
そんな、吉永和正氏と、伍芳さんの講演会です。
参加希望の方は、アッコさんが主宰する文化サークル「熟塾」のHPから申し込んでください。
↓
熟塾 講演 『大災害時代を生き抜く 〜 救急医療の現場から」
http://www.jukujuku.gr.jp/active/contents/advertisments/13/syousai0309.html 会場:エル・大阪(大阪府立労働センター)6階 大会議室
大阪市中央区北浜東3-14 京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m 会費:学生500円・一般1000円 「復興応援!気仙沼発・希望ののむヨーグルト」付
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今携帯から投稿しています。 なので、暫くブログの閲覧や訪問が出来ない状態です。 パソコンがまた使えるようになったら皆さんのところへご挨拶に参ります。 携帯でも写真撮っていたのですが、ここで役立つとは… |

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20㌔圏内へ飛び込んで行った女性からのメールです。
4月3日に、私の声に応じて、福井県から往復24時間以上かけて、20Km圏内にかけつけてくれた女性から、
メールをいただきました。 ご本人の希望により、長文ですが、全文紹介します。
ご本人のご意向了承得ました。 転載OKです。以下、ご本人のメッセージです。彼女の意思を傷つけないためにも、 転載には、良識あるご判断をお願いします。ありがとうございます。 _________________________________ 少しでも動物が救われるのなら、記事を使ってもらってもOKです。 全然かまいません。行政の人に見てほしい・・・・・ ただ、私の書いた一部を転用して、ボランティア批判に使うのならNGです。 福島の方の心情を傷つけることにならないといいのですが・・ _________________________________
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