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かもめの群れが餌をめがけ飛んでくる その姿は 戦闘態勢にはいった優雅な飛行 正確な計算をしながらいとも簡単に食を奪い つかのまの享楽と迎合する 唖唖 おろかなのはどっちだ てなずけているのは私たちでもなく てなずけられているのはまして彼らではない よくよく見るがよい 一ミリの媚もなく 自信のある動きに なんの恐れもない かもめたちに交じって どこからともなくとんびも急降下してすきを突く 少女の手が驚き 餌の袋が宙に舞う 鳥たちの興味は もうすでに海に散らばった餌 泣き出す少女に急いで父が近寄り 母は抱いて慰める ほれ やはり 言わないことではない 対局の風景が湧きあがり わたしはおぼろに目を閉じた 太陽の讃歌 一行も読めなかったこの二か月 だからと言って覚えていないわけではなかった 「体験という言葉の空しさ。体験とはためしえぬものだ。 それは人為的にひき起すこともできぬ。ひとはただ。 それに服するのみだ。それは体験というより、むしろ忍耐だ。 ぼくらは我慢する――というよりむしろ耐え忍ぶのだ。 あらゆる実際上の行為、ひとたび経験を積むと、ひとは もの識りにはならなくとも熟練するようになる。だが、 一体なにに熟練するのだろう?」 ブログ七周年に記す
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