笠原瑠璃子の真骨頂なつぶやきダイアリー

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71回目の終戦記念日

八月十五日・71回目の終戦記念日





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 今年もまた暑い夏がおとずれ、お盆を迎えた
それぞれにご先祖さまの霊を慰め、自分の生き方を見つめ直す
そういう時期がお盆ではないかと思っている
 子供たちの明るくはしゃぐ声が海岸沿いを歩くと聞こえてもくるが、
浜に添って立ち並ぶ無数の墓にお参りする人たちが焚く線香のにおいが鼻孔まで届いてくる


 今年は私にとって、例年とはちょっと違う夏になった
八月の初旬に親しかった友人を突然二人も亡くした
 つい最近のことなので、地上と天上の境界線をつくづく考えている


 誰もが一人で生まれて来、そして逝くという宿命を持たされ
心を運ぶという意味の運命を与えられているのだが、
 逝った彼女たちの人生を考え始めると、 
 その運命と言われる何かがどこからどのようにして生きるという
日常から外れ、終焉に運ばれていったのか、
 そしてなぜなのかを考えはじめると、あっと言う間に遠いところ
まで思考が飛んでいく
 そして、何ひとつしっかりした結論には結びつかない
 それほど、彼女たちは私にも生きることの意味をしっかり残してくれた
 


 今日は、71回目の終戦記念日

 戦争でなくても、死の辛さはあるのに、
 殺し合う戦争ほど辛いことはない
 心より戦死した人たちの御霊と残された家族に深く頭を下げます。

Seasonal Greeting

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霧雨が降っていた
少女は、電灯で黒光する石畳をしなやかな足取りで裏通りを抜けて
パン屋さんの斜向かいにある大きなクリスマスツリーの見える広場まで来た
パン屋さんから少し歩いたところに緑のノッカーのある家がある
リビングのカーテンが開いていることを願った

つい先ほどまでの霧雨は粉雪になり
風がことごとく赤いマフラーを舞い上がらせ
頬を撫でながら流れた
少女は何度もマフラーをきつく巻き直した
パン屋から流れてくるパン焼きの香ばしい匂いが
そんなに遠くない過去、心通う人たちと囲んだテーブルの上のパンプキンスープ、ローストチキン、フルーツケーキを思い浮かべてかすかに微笑んだ






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それにしても少女は、なぜだか緑のノッカーのある家を覗くのが大好きだった

暖炉の前には、おじいさんの可愛がっている黒い猫が座り
おじいさんが薪をくべている姿が見えた
一人暮らしのおじいさんは、たいてい猫に話しかける
おい、今日は何日かい?
そろそろクリスマスツリーを飾る時かい?
おまえは、何がほしい?
何が食べたい?

カーテンの側には、きちんと整頓された机があり
数冊の本と、いつも笑っている男の子と女の子の写真楯
床には黒い猫の皿
おじいさんの椅子の上には膝掛けがあり
その横にはギターがあった

何の変哲もない部屋
いつものおじいさんと黒い猫の姿
その姿を見る度に、何か訳の分からない痛みを少女は感じた
……変化というものの恐怖、変化しないという退屈、そのどちらも……







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少女は、10歳になったばかりで
人生の荒波に放り出されたばかり
これからの少女の人生に
たくさんのあたたかい心ある人たちとの出会いがありますように
師との出会いがありますように

彼女の純粋な精神がどんな時でも汚されず
未来への夢と希望がしぼみませんように
恐怖に足がすくみませんように、勇敢な自分の強さを忘れませんように

美しい心のつぼみがきちんと花開きますように




Merry Christmas

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終戦から70年

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 時は人と一緒に歩いてくれる

 
 常にまだ見ぬ未来の従者であるが
 どこまで
 見せてくれるかは
 皆目
 分からない


 時が見せてくれるものが
 これまでの総括で
 

 原因である種が
 結果を生むというような因果関係を
 正確に知らしめることが
 誰にできようか!


 人の記憶は曖昧で
 心のありようで変化する
 掟や決まりがどれほどの
 ちからになってきたのか…


 かたちのない
 人のエネルギーが
 何かをつくっていき
 何かを変えることが
 度々だったのではないのか


 いったい人は
 誰と約束するのだろう
 

 従うことができるのは
 こころ奥深くに息づく
 真義なのではないか!

 
 時と一緒に見
 時と一緒に死す
 時だけが先に行ってしまい
 自分だけをその場に残して行くことはない
 

 共有できるものは
 痛みであり
 怒りであり
 虚しさであり
 希望と信頼であり


 してはいけないことは
 死の冒涜である



この八月はまるで蝶番のようだった――
だから気違いじみた努力ですべての束縛から逃れる前に、
思わずほっと大きな息をついてしまう。プロヴァンス、
そして私の心のなかでとざされているなにか。
まるでなにかによりかかる女のようなプロヴァンス……
 生きなければ、そして創造しなければならぬ――ちょうど
糸杉が植えられた岡の上の円屋根の
あの青い鎧戸の家を目の前にしたときのように。
  



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 フィレンツェの昔の画家たちが描いた顔が、われわれが
毎日街頭で見かける顔そのままだということに気がつくまでには
時間がかかる。それはわれわれが、ひとの顔の本質を見抜く習慣を
失ってしまったからだ。


アルヴェール・カミュの数行を反芻するのも
体に沁み込んでくるくらいの私の日常的な祈りとすれば
言葉に言い表せない、最愛の母の深くふかく――気の遠くなるような――
海の底に沈んだ思いも同じく
私の綱渡りのような日々の思いに重なる
美化され
愛され
無理やり――そう
無理やりどうしても納得させようとする
私の日常的な祈りの時間
不条理の母の時間を愛しむように糸を紡ぐ――


糸を紡ぐのは
私の仕事のようなものだったけれど
糸はとぎれ
いつの間にかもう
私のものではなくなり
乗り移ったかのように私を苦しめた時間すら
穏やかな時を刻み
墓場を揺らすほどの
情念に打ち震えた怯えも
どこかに行ってしまったのではないかとさえ思える





危険にさらされた人たちのあやうい魂の――
どうしようもない悲しみと苦悩には理由がある


夏の盛り
戦争の終結
血の燃えたぎる――終結


母は正気を保ち
ずっとずっと正気を保ち
ただ「遅すぎる」
そう言った。



 百日紅の燃えるような8月15日
終戦記念日のこの日
亡き母の一番美しいはずの人生を不憫に思い
ここに何かを記しておかねばならないと
半年以上タッチしていなかったブログに向かっている
 

 終戦記念日・母に捧ぐ

Bonne ann??e

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新年明けましておめでとうございます。

2015年がみなさまにとって幸せな日々で
ありますように祈ります。

今年もどうぞよろしくお願いします。


平成27年元旦

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よいしょっ、と・・!!

Seasonal Greeting

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凍えるようなベースメントの12月
窓のカーテンをひらくとすぐ目の前に人の足だけが見える
今でも記憶のスライドが開いて
その窓の前にすっと立つことが出来る


いろんな靴を見た
ハイヒール
パンプス
ブーツ
スニーカー


そして半年も経つと
目の前を行き交う人の足が
違う靴を履いていても
区別がつくようになった
昨日の朝のスニーカーの足と
今朝のパンプスの足が同じものなどと…

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クリスマスイブが近くなると
その窓を思い出すのは
理由がある


ホームステイ先に飼われている猫が
私の部屋に忍び込み
毎晩
寒くて体をくの字にしてベッドに寝ている私の上に
遠慮会釈なく飛び乗った


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雪がちらつく朝だった
猫が外に出たがり
仕方なく窓を開けると


猫に驚いた男性が
尻もちをついたため
いつもの足だけではなく
初めて私は
その男性の顔を見た


丹精な顔をしていた
尻もちをついた後だったからか
彼は照れくさい顔をして
思い立ったように
Merry Christmas to You!
と言った


I wish you a merry Christmas
私も
答えた



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あれから数十年経過するが
クリスマスが近くなると
あのベースメントの寒さと

そして
彼の尻もちとSeasonal Greeting
の光景が浮かぶ


それと同時に
1階からのパンを焼く甘いにおい
そして
ホームステイ先のウエンディが鳴らす
ヒールの音を……


そのことが遠い昔であるにもかかわらず

冬の雪の舞い散る夜
特別なことだったかのように

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