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写真撮影・Mr.ティディ 仕事から帰宅して僕は、サイドテーブルにあるマスカットを一粒無造作にちぎる。そして窓際の大きな机まで歩き、ブリーフケースを机に置く前にそれを口に放り込む。真っ暗な部屋でそれは僕に甘酸っぱい味覚をもたらす。それから、僕はゆっくりライトを点ける。 これが今のところ僕の癖だ。 僕の存在に気がついた捨て猫がアパルトマンの手すりを伝って窓の外でしっぽを立てる。僕は毎晩それを絵のように見る。いつものことだ。 それから僕は上着を脱ぎ、ゆっくりとキッチンへ行きコーヒーを入れる。 サンミッシェルから東に入ったカルチェラタンの学生街は、若々しい学生であふれかえっている。かつて僕が闊歩した場所だ。その道に揺れる花が咲いていた。僕は大学で教鞭をとっている。僕の時代とはすべてのことがかけ離れてしまった。 ローズマリーに小さい白い蝶が留まっていた。 僕は蝶と花をじっと見ていた。 誰にでも留まるところがあるのだと思う。 Porter un toast!!!!! 人生に乾杯!!! 文★瑠 転用不可
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