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中庸の美徳を愛する者は 貧困の汚れに染まず、賢くば、 人の羨む邸宅の華美をも好まず。 松高ければ風ますます猛り、 山高ければ、雷まずこれを撃ち、 塔高ければ倒壊の惨はなはだし。 ましてや私の説く哲学の教えを受け入れて、われわれ人間の全存在が むしろ無くもがなのものであって、これを否定し拒否するのが最善の 知恵であることを知れば、どんな事物にも、どんな事態にも、大きな 期待をかけることなく、この世の何ものかを情熱的に求めることもな く、何ものかを取り損ねたからといって激しく泣き哀しむこともない。 プラトーンの「そのうえ、人間界の事物は何一つ、むきになって求め るほどの価値はない」という趣旨に徹し、また わが物とした世界があえなく消え失せても、 嘆くな、世界は本来空なのだから。 世界がまことわが物となっても、 喜ぶな、世界は本来空なのだから。 苦痛も歓喜も、束の間に過ぎてゆく。 かかずらわるなこの世界に、世界は本来空なのだから。 という精神にも徹することであろう。この心の糧ともなるべき洞察を 得るのが特に困難なのは、先に触れた世界の偽善的な粉飾のためで ある。だから、若い者にはこの偽善的粉飾の仮面を剥いで見せるがよい。 華やかな行事のまず大部分は舞台装飾と同じようなただの見せかけで あって、それには本質というものがない。 幸福について「ショーペンハウアー」橋本文夫訳 同調するもの それはそよ風 同調しないもの それは北風 北風を受け入れるのは 時期だ それを受けて 形を変える 旅立 枠はなにもない 後書き(瑠) |

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