笠原瑠璃子の真骨頂なつぶやきダイアリー

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エッセイ

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日曜日の音

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日曜日の午前、私は音を聞いていた。
何の音かというと、いろんな音だ。水槽の水の音。かろうじてまだ水を換えなくていいなと思った。説明書にはちょろちょろという音が聞こえなくなって大量に流れるようになったらカートリッジの交換時だと書いてあった。その他の音は、ペットボトルを潰す音だ。明らかに足で踏んでいる音だった。近所の誰かだ。ピアノの音も聴こえた。長年住んでいれば誰の音かぐらいかは分かる。もう二カ月も同じ曲だ。三楽章が間延びして聴こえる。私も下手なことは言えない。たまにピアノやフルート、そしてヴァイオリンを弾く。同じように思われているのは間違いない。いや、もっと評価は酷いかもしれない。
ある人がうちに遊びに来て、音楽というのは、一音聴いたらその人が分かると言った。そう言われると、たぶん弾かないほうがいいだろうと素直に思った。その他にも音は聴こえる。井戸端会議の話し声だ。どうしても聴こえてくるその内容に文句は言えないが、どうしてあんなにもけらけらと大声で笑えるのかが不思議だ。けらけらと…、それはけらけらではなくかかかかか、とも聴こえた。もっと耳を澄ますと、ちょっといかれかけた「もう十年になると即座に思った。この家に来てから購入したものだ」冷蔵庫のズーズーという空気の洩れたような規則正しい機械的な音も聴こえた。冷蔵庫の音など今まで気にしたこともなかった。庭の木に風が当たってざわざわという音もした。ざわざわという表現が当たっているのかわからないが、強弱のある音だ。何故いまごろ音のことなのだろう。私はたいてい音楽を低くかけていることが多かった。だからそういう音がやけに耳につくのだ。ここ数週間の話だ。今日も音楽をかけなかった。音の出るものはその他にもある。テレビやラジオだ。中でもテレビは飾り物と同じだ。それに三十数万も遣った自分を改めて不安な人だと思う。無駄なお金だ。もともと見ないものをわざわざ購入した神経を疑ってしまう。何の意味もなく購入したことは間違いない。それほど無神経なところが自分にはあったのだと…、いや無頓着ということだろう。それとも常に自分には他者が常に一緒にいるはずだという、その感覚が抜けていないせいだったかもしれない。もしくは壊れたら購入する。古くなったら買い換える。それが当たり前のことだったに違いない。






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 最近、大量に本を購入した。それがくせものだった。その音が聴こえるので、私はここのところずいぶん心痛している。心痛…。自分で言うものではない言葉だとは理解しているつもりだが。
「分かるか!!」「おまえに読めるか!!」「どうせ分からないだろう…、三年はかかるね。いや十年かな?」と。
井戸端会議の声のかかかや、水槽の水の音やら、風の音、そして聞き飽きた毎日同じピアノの曲に混じって聴こえているから、たぶん私は音のことを書き出したのだと思う。分かるか?…それは急には分からないよね。「一生かかっても分からないかもしれないぞ」と、その声が解説付きで親切に言ってくれたが、喜ぶべきだろうか。入り口だよ。出口が見えないだろう。出口なんかないかもしれないよ。――しかし、それが分かったときには少しは変わる。君は少しはましになっている。いや、ずいぶんかもしれない。いや、無理だろう。しゃあないしゃあない――。

 私は妙に腹が立つのだ。少し青ざめてくる。なぜなら、いくらぼんくらでも、その重要性だけが分かっているからだ。そして何故それが重要なのかさえも。そしてその声が何故私にそう問いかけるのかも。私の一番の弱点をその声はしっかり指摘をしてくれているからだ。しかし、今のところその本の内容はまったく分からないのだ。文字は読めるが、その内容が分からない。私は三時間その本と付き合って外へ出た。いつもの道を走る。右に行くと、ファミリーマートが取り壊されていた。昨日、私はそこである雑誌を購入したが、今日はもう取り壊されている。

 私は数箇所の用事を済ませ、家に戻った。
 そしてまた本を開いた。また私は腹が立ってきた。
 今まで私は何をしていたのだろうか……。
 夢を見ていたのと同じではなかったのか……。
 今まで私はどこにいたのだろうか……。


「おまえはどこにも居ず、何もしていなかった。しゃあないな」
 






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申し訳ありません。





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人気のない海岸の波打ち際を歩く
白い砂にレースのように打ち寄せるさざなみは
小さい貝殻が微かにぶつかる音がする
空中を気持ちよく飛んでいるカモメが
仲間を探しているもう一羽と合流した






凪いでいる風が頬をやさしく撫でる
太陽は真上に来ていて
白い家並みの青い扉が太陽の光で
まぶしく輝いて見える






寄せる波がくるぶしまで砂を運び
またそれを連れて引いていく










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午後の昼下がり
パラソルの下で、午後のティーを楽しむ人たちが遠くに見える
人気のメニューは、エスカルゴ
ワインやビールのおつまみには最適だ
杏やスモモの塩漬けもぴったり





港の町をペリカンが歩いていた
羽を切られているのかな
「もともと飛べないよ」という顔をしている









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こうして歩いていると
懐かしくて
切なくくて
やさしい思いが
つぎつぎに押し寄せて来る






寄せては返し
そしてまた寄せては返し






突き抜けるような青い空
緑色の海
とどこおりのない太陽の恵み
心をくすぐる海の風





目を閉じれば
それは
わたしの気持ちに
ぴったりと
はまる



自然はわたしを包み
命を運ぶ





寄せては
返し





また
寄せては
返す









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設定が各々、パソコンによって違うからだと思います。
設定は、http://blogs.yahoo.co.jp/rurikokasahara/38388484.html
の記事に掲載しております。どうぞ宜しくお願いします。


文・瑠

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★瑠璃子のメモ

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2008年★7月29日(火曜日)     









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 僕の体を晒している僕以外を自然と名付けるなら、自然は神に似ている。

時にはそれが喜びに、そして、悲しみに。時にはそれが恐怖にも成り得る。僕の体とその0.01ミリとも言える自然界との境界線は、僕の今日の、そして明日の杖のようなものだ。僕はいつもそれに問う。神よ、今日も平穏でありますようにと。

僕は、僕がその自然と呼ぶ独特の外界といつも親しんできた。そしてそれは、僕がこの世に生きている上で密接な関係を持っている。それは、僕の肌を直接かすめる風であったり、僕の周りに聴こえるさまざまな音である。

その最たるものは太陽のぬくもりや鳥のさえずる声だった。小川の水のリズムも大切なものだった。公園のベンチに座っていると実にいろいろな音が聴こえてくる。子供たちが学校に行く時間になると、彼女たちの無邪気な友だちとのお喋りが聴こえてくることもその一つだ。しかし、その最たるものは、人の体温であった。妻の僕の髪をなでる手、そして僕と妻との最愛の子供の肌のぬくもりである。

僕の心のなかは、それらによって大きく膨らみ光を得る。日常というのはさまざまな形を僕に与える。太陽が東から規則正しく昇り、朝を僕に告げる。そしてまた西へと静かに沈むのだ。それは、まぎれもなく僕にとって、僕が生きている証だった。目の不自由な僕にそれは実際には見えないことだったが、唯一、僕の幼少の頃の投影にすべてを探すことができた。
トスカーナの夕暮れに、僕の白い馬が僕を誘い、乗ることでさえできたのだから。

 
最愛なる妻との間に僕の子供が誕生したときの感動はいつまでも忘れない。
命のあたたかさは、僕の肌と溶け合い、僕の命になった。




子供
神の命だと思う。
僕のものではない。
ギフト・・・
そう思う。



そして僕が歌うこと
これも神のギフトである。
そして、僕の心を外界と繋ぐ手段である。










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僕の家の東側に緑の深い公園がある。
妻は僕の時間に付き合い僕の肩に頭を委ねる。
僕は妻の顔を見たことがない。
でも僕は妻の愛が見える。
妻の髪の毛の甘い香りが彼女そのものだ。












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僕の足元にリスが座っていると妻が言う。
僕は「そうなんだね、可愛いだろうね」と言うのだが、
妻の可愛い嘘だと僕は思っている。
この公園にリスはいるに違いないが、
リスは、ちょっと離れた木陰かどこかにいるに違いない。














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夕暮れの気配はキッチンから感じ取る。
夕暮れになると、オーブンから甘い匂いがしてくる。
僕はピアノを弾く手を休める。
夕暮れの風景は僕のいつも残像と共にやって来る。キッチンからしててくる音は、僕の母の姿でもある。
「アンドレ、ディナーの時間よ、手を洗っていらっしゃい」と言う母の声が
僕を苦笑させる。人生とは、やはり家庭にある。
あたたかい家庭が築けた僕はとても幸福だ。あたたかい家庭とはやはり、おだやかなことにある。心が安定する場所であることだろうと思う。










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 僕の好物のストロベリーを妻が僕に運んで来た時は、僕のピアノを弾く腕を優しく叩く。それから僕の手を取って器に運ぶ。彼女は、ハート型の器の縁を僕の右手を自分の手と重ね、人差し指だけでなぞらせる。僕は柔らかく微笑む。ストロベリーは、僕たちの一つの愛の形だ。















この文章は、私が大好きなANDRE BOCELLIの日々を綴ってみたフィクションです。流れている曲は、BOCELLIのCDトスカーナに収められている「出会い」です。
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★文章・瑠


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ありがとうございます。今日も平穏でありますように心から祈ります。
五月二十五日(日曜日)














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 ここがわたしの宿命の始まり
 スピカが私の横にきた
 何故わたしを選んだのか
 どうしても解らない
 だけどそれはもう考えないことにする









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魔法のティーポット
これには、やはりミントティーが似合う
わたしが恋した人がティーの中に見える
スピカがそう伝えてくれた
彼はとても素敵
少しシャイ
そしてぶっきらぼう
口数が少ない
だけどわたしは彼のことがよく理解できる
夢のなかでよく出会う人
エメラルドグリーンの海のように彼はさわやか
こんなこと伝えると、たぶん彼は苦笑する









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彼と出会ったときに履いていたバブーシュ
彼は実在の人だけど、まぼろし
とても不思議なこと
たぶんおかしいことね
でもそう













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これは鍵付きののドア
これを開けるとわたしは違う世界へ行ける
でもまだ迷っている
ドアの鍵は、ゴールド
そして鍵の穴もゴールド
ちょっとじれったい鍵
たまに捨てたくなるわ












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わたしにとってこの扉は人生のキー
この扉が間違いだったらどうしよう
いつもそう思っている


この扉を開けるとき
どんな音がするのかな?
たぶん、いい音がするだろう
それを願っている
でも、簡単には開かないだろうな


夢の中の扉
わたしの
最後の扉
















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文章・瑠



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★自分のパソコンに合ったプレーヤーのバージョン情報です。
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新しいバージョンをインストールと聞けると思います。それでも駄目だったら
OS、ブラウザに合わせて、フラッシュプレーヤーのアンインストーラーをダウンロードしパソコンからいったんFlash Playerを削除してから、再度フラッシュプレーヤーをインストールして下さい。

情報元・ジャッキー

















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写真提供・Ms.Jakki











 いつもの朝だけど、何かが違う。
なんだか私の何かが変わった。なんにも特別なことはないのにとても美しい朝に思える。何故かな?なんにもないのにというのが可笑しいけれど、自分のなかのことね・・・。人は、一瞬で変わるというのは本当のことかもしれない。父がよく言っていた言葉でもある。「なんにもないのに、楽しくなるのが一皮むけるってことだよ」父から学んだことが今頃分かるなんて、なんだかおどろき・・そう思って今日の朝は苦笑した。










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写真提供・Ms.Maririn










 自分以外の人を心から愛せるということは、とても幸福なことだ。
それは生きる力になる。たとえその人から愛されていなくてもそうだと思う。
私はこれを理解するまでにかなり時間がかかった。でもそのおかげで理屈っぽくなくなった。威張ることもなくなった。自分が一番と思わなくなった。
世界の悲しみも喜びも感じることができるようになった。
そして何よりの驚きは、とても素直になった。
これは何よりも自分がきちんと人を愛せる人になった証拠だと思う。
素直になるというのはとても難しい。自分の意地や沽券、そして妙な自我がじゃまをする。父はそのことを言っていたのだと、今日の朝、そう思った。
 



 私が初めて雑誌に書くようになった時、父は私の書いたエッセイを見て、
「自分を賢く見せたいようだね・・・、そんなの魅力がないね。自分に嘘をついたらいけないね」私はむっとした。「人はね、その通過点をうまく切り抜けて初めて人になるんだよ。このことは君がその受け皿になった時にわかるようになればいいな・・・」と。かれこれ25年も前のことだ。
父が他界してから11年が経過する。











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写真提供・Ms.Jakki










 自分以外の人を愛すということは、とても輝かしいことだと心から思えるようになってきた。「自分以外の人が自分を思っていないことを悲しむうちはそれがわからない。自分は、いつもその人のためにあると思えばいいんだよ」
 父はそういうことも言っていた。今朝は、父の言葉が光った。父の言葉が私の気持ちにすっと入って来た。それは一筋の光のようだった。
「君がもしもものを書くなら、賢い文章は書くものではないよ」
 そんな父の言葉を想いだして、苦笑しながら、一人呟いた。よくわかるわ。
「ただ、無神経ではいけない。品位を落としてはいけない」それもよくわかるようになった。













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写真提供・Mr.よいショット











 愛にはいろいろある。
万物に対する愛、お友達に対する愛、両親に対する愛、子供に対する愛、そして異性に対する愛。それをすべてひっくるめて愛。誰でも心には嘘はつけない。とびきり美しい愛を胸に一歩一歩あるいていきたいと、そう思う。
それには大人になっても無邪気に、風通しよく、嬉しいときにも悲しいときにも悔しいときにも情けないときにも素直にいることだと思う。
 そしてきっと私にもいつか素敵なことが訪れると思う。それは、たぶん今日の私の朝のような感覚かな?  
本のページがそよ風でひらりと変わるように、すべてのステージが素敵に一瞬で変化するのと似ている気がする。
愛、それは人の心持ち次第。
愛、やはりそれは、その人の人格のすべて。
愛、う〜ん、それはやはり生きて行く力。
そう思うと、今朝は顔がほころんできた。
たぶん父も今日は私に微笑みを返してくれると思う。
「そうするととびきりの運命の足音がリズムカルに近づいてくるよ」と。
これにはまいる。父もロマンチストだったのだろうと思う。
そんな父に今日の夜は夢で逢いに行ってみようと思う。














http://www.geocities.jp/jakki0947/ainosannka.mp3
★音楽と共にどうぞ。音楽タグが出てくるのは時間がかかります。
操作はカセットデッキと同じです。










文章・瑠




写真と音楽ご協力★ブログ「花*花*花」
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写真★Ms.xiong_maririn
ブログ[Love Songs] 
http://blogs.yahoo.co.jp/xiong_maririn


写真★ブログ「五感満足」
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「お花のメモ」

上段のお花「ブルースター」
ガガイモ科 オクシペタルム属
別名・・・・オキシペタルム、瑠璃唐綿(るりとうわた)
花言葉・・・信じ合う心、望郷 、幸福な愛
6月14日の誕生花


下段のお花「ブルーデージー」
キク科 ルリヒナギク属
別名・・・・瑠璃雛菊(るりひなぎく)
花言葉・・・幸福、恵まれている、協力 、純粋、美は常に美しい
6月10日の誕生













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