|
写真提供・Mr.ティディ クリスティーンが「用意はできたの? あと三十分で出掛けたいわ。アトラスに夕方にならないうちに着きたいのよ」と、私たちを急がせた。アミンがハッサンからランドローバーを借りて来ていた。クリスティーンは、モワイヤンアトラスを題材にして脚本を書くつもりらしい。モワイヤンは、オートアトラスやアンチアトラスのようにスリルはないが、山並みが美しく、写真を撮るには最適のルートだ。ラバトから六時間はかかる。 メクネスに着いて、マンスール門の近くで軽い食事をした。マンスール門からムーレイ・イスマル廟を通過すると、右側は王宮になっていて、そこには風の門と名付けられた高い塀で挟まれた長い道がある。その道にはいつも強い風が吹きぬけているという。クリスティーンは、その道で主人公の女性が前世の男と出会うという物語を書いているようだ。 「前世? 来世はあっても前世はないよ」 アミンが呆れたようにクリスティーンを見た。 「わかっているわ。この世での生涯を来世で裁かれ、この世の不合理に決着がつく。死は定めの日の始まりなんでしょう?」 「そして、天国であれば、永遠の享楽が保証される」 「地獄だったら?」 「考えたくないね・・・」 アミンは、ちょっと遠い目をした。 写真イメージ文・瑠 瑠璃子のメモ★今日は、wiki文法で修正できず、行が乱れております。 読みにくいですね。行初めの一文字をずらすことができませんでした。 ご了承下さい。 転用不可
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


