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胸を打つのは赤い色 寒椿のよな血のような いやいやそれは血ではない なんと言おうか 深い色 指を翳して 確かめる 思った通り 花びらと しっくりしっくり重なった とても細くて長い指 好んでつけた紅玉は 遠いとおいころからの わたしもほしいと 憧れた 花びらひらり散る春に 命恋しや鳴く蝉の なにやらなにやら切なくて 水琴窟も切なくて そういうことも言っていた 鈍い音で落ちてくる 銀杏の実にも悩まされ それを集めて洗い場へ 黄や赤の葉っぱゆえ 落ちてしまうの待ちましょう 風立って枯葉の生き物いきりたち 乾いた歌聴く秋の章 寝床の冷たい冬の宵 身を寄せ合えば寒くない 薪 赤くあかあか燃え上がり 奇妙にこころとろけさす しっくりしっくり溶け込んで 彼女の指をいとおしむ いまやわたしに乗り移り 彼女の紅玉寒椿 いとしいものになりかわり 世俗と黄泉の往来の 椿の花びら愛でながら いちまい にまいと しのびつつ 彼女の面影 いと数えるがごとし 冬の章 みなさま、あっという間に師走になりました。 今年もあと少しで終わりますね。夏以来の久しぶりの更新です。 年末までにもう一度アップしたいと思います。 どうぞあたたかい、良きクリスマスをお迎えください。 瑠 |

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