笠原瑠璃子の真骨頂なつぶやきダイアリー

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物語 「お鶴」

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写真提供・Mr.ティディ













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明治十八年にお鶴という女の子が東京の片隅で生まれました。
 







女の子の目は切れ長で美しく、鼻筋も通り、色も白く、玉のようだったそうでございます。母は、お鶴が生まれてこの上なく幸福でした。








 母は没落士族の娘ではありましたが、事情があって、柳橋の芸妓でありまして、お鶴は、いわゆる妾の子として生まれたのであります。そういう事情で、お鶴は生後七日目に立派な血族の旦那様のところに引き取られました。明治十八年と申しますと、尾崎紅葉らが硯友社結成し、山田美妙や石橋思案らが近代文学の確立した時代でございます。ともかく、お鶴は、旦那様の家に引き取られ、その正妻の次女として入籍されました。








 当時の血族の良い家系の習慣として、いったんお鶴は里子に出されて、再び旦那様の家に戻り養育されました。生母は嘆き哀しみました。そして病の末、お鶴が小学生に入った年にあの世の人になりました。お鶴は、自分が結婚するまで自分が妾の子とは知りませんでした。旦那様には、お鶴の母の他にも妾がおり、その妾は子宝に恵まれませんでしたので、その妾はお鶴を妹のように可愛がり、お鶴の生母の死後は我が子のように大変可愛がったそうです。








 明治三十三年にお鶴は結婚をしました。お鶴、十四歳でした。男の子を出産しましたが、その結婚は五年と続きませんでした。そしてその後、お鶴は実家に戻りました。明治四十一年にお鶴は、女子だけの高校に入学し、寮生活を送ります。そこで、短歌を学びました。その年にお鶴は短歌集を出版します。お鶴の歌人としての第一歩でした。








 明治四十四年、お鶴の二十七歳の頃、財閥の旦那様と再婚します。祝福された結婚であったのです。しかし、そこには複雑な家族模様がありました。妾の子、義父の妾の子、妹の子、母方の従兄弟などが同居しているのです。それに、数十人の女中や下男もおりました。更に旦那様にも数人の妾もおりました。








 そのような苦労にも耐えながら、お鶴は、ひたすらに歌を書き続けました。その歌に自分の心を託したのです。そして文壇に作品を発表し続けました。








 涙も尽き果てた頃、お鶴は、一人の男性に出遭いました。大正九年のことです。その時からお鶴は恋する女になりました。そして、彼の子を宿しました。その当時は、姦通罪がありました。情人のところに走ります。その時代の恋は命がけでした。








 大正十年、お鶴は「私は今あなたの妻として最後のお手紙を差し上げます」という文字から始まる手紙を書きました。「結婚当初から私たち夫婦には愛と理解が欠けておりました。・・・・私はあなたの元を離れます」と。
 お鶴、三十六歳の秋のことでございます。








 その後、お鶴は、その人とは最後まで添い遂げ、それから八十二歳で他界するまで人を惹きつける心の歌を書き続けております。波乱に富んだ人生でした。
















文★瑠璃子

写真提供★・ブログ「heaven」
http://blogs.yahoo.co.jp/t_de6

音楽提供★Ms.xiong_maririn
ブログ[Love Songs] 
http://blogs.yahoo.co.jp/xiong_maririn

写真編集★ブログ「花*花*花」
http://blogs.yahoo.co.jp/jakki0947

参考文献 日録20世紀 講談社
     wikipedia




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写真提供/Ms.Jakki








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Yahoo!ブログの為のimeem_wiki文法

音楽御協力/Ms.xiong-maririn

★瑠璃子のメモ「薔薇物語」のイメージ曲は「4番」です。
曲名は(God knows instrum Hirano Aya)
「5番」もいいですね・・・。
ダブルクリックで曲が聴こえます。
画像・音楽とパソコンが重くなり、開きにくい方がいらっしゃると
想像します。宜しくお願いします。














森のなかに、とても気高くて美しい薔薇が一輪咲いていました。
村人たちは、その薔薇を愛していたのです。


        






彼らは、その薔薇を「敬愛の薔薇」と呼んでいました。
その森は、隣村にも通じない深い静かな場所にありました。
その薔薇を愛でる人たちは、薔薇を守るために、薔薇のことを口外しないと約束し合ったのです。







ある日、西方の勢いのある国の王子が白い馬に乗ってその森を通りました。
その王子と一群は、道筋を間違ったのです。
そして、その薔薇を見つけました。
王子は人目で薔薇を好きになりました。
王子は、駆け寄り、何の躊躇もなくその薔薇を引っこ抜いたのです。
そして、その薔薇を手に王子は、城への帰途へ着きました。








村人たちは、翌朝その薔薇が影も形もないことを知り、嘆き哀しみました。








王子は、宮殿の庭にその薔薇を植えるように命じました。
どういう訳か王子は、日に日にその薔薇の虜になっていきました。
ついに王子は宮殿の庭から、鉢植えにするように命じたのです。
そして、毎日毎日その薔薇に大きな声で話しかけるようになりました。








自分だけを見つめてほしい・・・自分だけを認めてほしい・・・
自分だけを求めてほしい・・・・








もっと確かな愛を・・・もっと深い愛を・・・もっと自分だけのものに・・・
僕だけに、僕だけのものに・・・・








王子はとうとう、愛するあまりその薔薇を自分だけのものにしようと、鉢から捥ぎ取るように引っこ抜き、狂気してその薔薇を抱きしめました。







薔薇は痛がり、「止めてください」と悲鳴をあげました。








その薔薇には棘がなかったのです。
村人たちはその薔薇に棘がなかったので、懸命に守っていたのでした。
純粋でデリケートな棘のない美しい薔薇だったのです。







それからその薔薇は、残念なことに、翌年一年咲いて、ぷっつり咲かなくなり
ました。
      






王子は、今でもその薔薇が咲くことを毎年願っているそうです。        

        





        









童話文★瑠璃子

音楽★Ms.xiong_maririn
ブログ[Love Songs] 
http://blogs.yahoo.co.jp/xiong_maririn

写真★ブログ「花*花*花」
http://blogs.yahoo.co.jp/jakki0947

プロットライン★
ブログ「KATUNA DE よかったら」
http://blogs.yahoo.co.jp/saijinnkatuna



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