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「アルコール問答」 |

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こんにちは、ゲストさん
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「アルコール問答」 |
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「論争・中流崩壊」 |
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今、推薦合格組に大学から課題を出されているのですが、 「指定された10数冊の中から2冊選び、感想をかけ」と言われたので只今挑戦中です。 その中から、今私が読み終えて面白かった本を紹介します。 上の画像にもありますが、 その名も『アルコール問答』 岩波書店の本で、著者は精神科医でもある“なだいなださん”です。 まず本に書かれている紹介文を。 現代人にとって余りにも身近で切実なアルコール中毒.それはどんな病気で,どう治療するのか,できるのか.だれもが知っておくべきことが,患者として訪ねて来たある高校の先生と医者の対話を通じて,一つ一つ懇切に語られる.話はこの病気の社会的・文化的な背景にも及び,杯の向こうに哀切にして深刻な人生ドラマが見えてくる.
この本は、精神科医と患者とその奥さんの対話形式で書かれている。 難しい学問の本ではなく、とても読みやすい本だ。堅苦しい小説が苦手でも楽に読める所がいい。 '''第一章 最初の面接 ここでは、夫がアル中だと奥さんが病院に連れてくる所から始まる。 しかし、夫は自分はアル中ではないと言う。 著者は2人の意見が食い違うのは物差しが違うのだといい、アル中とは何かを考えさせる。 アル中はアルコールを飲んで中毒症状が出るのがアル中だと夫は言う。 しかし、手が震えたり、幻覚が見えるほどの中毒症状が表れるくらいになるともう重いのでは? と著者は問う。 夫は自分を省みて、アルコール中毒の意味をこの章で再確認する。 第二章 意志か意地か 2週間酒を止めてみて、アルコールがないと苛々して眠れなかったことから、自分に軽い禁断症状 があったと反省する。先生(著者)からもらった禁断症状を抑える薬を飲んだという。そして、 抗酒剤というこれを飲んだ後、酒を飲めば血圧が下がり、心臓がドキドキし、苦しくなる薬も きちんと飲んでいた。 アル中になるのは意志が弱い? 意志を強くすればやめられる? この章で夫婦でアル中に目を向け始めた。 第三章 アルコール中毒はいかにうまれたか 昔の人はアル中だったのか? いや、そうではない。昔は今のように簡単に飲めなかった。 例え、高貴な人でも酒の量は少なく、冠婚葬祭など特別な時にしか飲めなかったし、今のように 安くなかった。酒は管理されていたのだ。 今は酒をストレス解消のために飲んだりするようになったが、たくさん飲めるようになったから アル中も一気に増えた。 この章はアルコールの歴史がわかるので面白い。 第四章 再飲酒という失敗 断酒を始めて三ヶ月。Nさん(患者)はお酒を飲んでしまった。10人の患者さんがくれば、 その中で1、2人はずっと断酒できるが、また1、2人はどうしても断酒できない人がいる。 残りの多くは断酒していてもまた飲んでしまう人だ。 その失敗を踏まえて、また断酒に取り組む。 アル中の歴史も語られていく。 この章では失敗をいかに乗り越えるか、実にためになる。 第五章 個人的な経験 日本のアルコール中毒の治療がどのように変わっていったか。著者の経験についても語られる。 また、日本だけでなく外国はどうなのか?も書かれていて、対比しながら読むと興味深い。 第六章 自助グループ(AAや断酒会) Nさんは「断酒会」という自助グループのミーティングに参加している。ここはアル中の患者が 自分の経験談などを話し合う場だ。「断酒会」などの自助グループの重要性とは? とても分かりやすく書かれている。 第七章 人生の物差し 最初の治療から一年経ち、これまでを振り返る。一年経つと患者も家族も成長している。成長とは なんなのか? 自分を見つめなおす余裕が出てきて、これからの希望が見え始める。 第八章 アルコール問題の今 アル中とは男性ばかりの問題ではなく、社会進出してきた女性にも関わってきている問題だ。 まさに、アル中とは「現代病」なのだ。 この章で完結だが、これからのアル中問題に対してとても考えさせられる。''' 端折って説明したが、いかがだろう? 私はこの本はどんな人にも読んで欲しいと思う。 特にこれからお酒を飲む機会があるであろう学生の人。 この本を読めば、アル中に対する 見方が変わり、お酒を飲む席で注意できるのではないかと思う。 アル中は誰しも性別、年齢関係なくなるかもしれないものだ。
是非、手にとって読んでみていただきたい。 |
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