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去年の10月から、我家の面々は、毎朝7時半までに朝食を済ませテレビの前に集合し正座していた。BS11で朝の連ドラを観るためである。 今回の朝ドラは、上方落語と若狭塗箸をテーマにしたものだった。主人公が福井県小浜市出身という設定である。福井県民なら全員見ていたはずである。毎朝毎朝全国ネットで、鯖江寄りの福井弁が飛び交う。福井県出身の五木ひろしが実名で登場する。勝山の恐竜博物館が映し出される。なんと晴れがましいこと だろう。しかし、これを街興しだ!と手放しで喜ぶより「こんなマイナーな街や方言を全国に流してしまっていいのだろうか・・・」と不安になった福井県民もいるはずである。根拠はないが、福井県民はそういう精神性なんである。少なくとも私の精神性はそうである。 さて、ここ何年か、私は毎朝洗面をするような習慣で朝ドラを観ているが、今回は身びいきを抜きにしても充分楽しかった。変な人物がたくさん出てくる群像劇で、内容はほとんどが落語を下敷きにした話であり、しかも非常に展開が早くて忙しかった。そして毎回泣かされてしまいそうになった。実際、私の父は週に何度か泣いていた。今回一番熱心に観ていたのは父である。朝昼晩と一日に3回欠かさず見ていた。今日の最終回では、眼鏡を外して涙をぬぐい、鼻まで噛んで、ドライな母から馬鹿にされていた。 この朝ドラはそれ以外にも我家に影響を与えていた。父の気が短く、我家ではそれが原因で小さな口論が絶えない。ちょっと誰かの声のトーンが高くなったときに、そのトーンに合わせて、劇中で頻繁に出てきた落語「愛宕山」のある文句を言うと、魔法のようにすっと収まった。「やかましゅうゆうてまいりました!その道中の、陽気なこと!」 今日で今回の朝ドラが終ってしまった。年金暮らしの老人の楽しみが一つ減ってしまい、これが認知症の原因になるのではないかと親思いの娘は心配した。気が短い老人を収める魔法の文句も効かないかもしれない。しかしである。心配したのはつかの間、最終回が済むと、父は本日は車のトランクにゴルフバックを入れて、意気揚揚と出かけてしまった。いよいよ芝刈りシーズン到来である。季節というのはうまく巡って来るものだと思う。
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実は私も毎朝、昼そして土曜日のまとめを観てました。
ry様もあのような話し方をするのでしょうか。
若狭け。そやさけ。どねーしょう。・・・。
これからはお父様はゴルフですか。
私は来週から何に活路をみいだすか途方に(?)くれています。
2008/3/30(日) 午前 0:05 [ しがねぇ恋 ]
しがねえさんも観ていましたか。あの番組は男性にも人気があったようですね。結構ハマっている人の話を聞きましたよ。毎日泣いてるって(笑)。
劇中の「ほやさけ」「そうけ?」などの方言は、福井市ではあまり使いませんね。鯖江の人が良く使っているように思いますが。語尾を伸ばして揺らすのはやりますよ。米倉斉加年は上手でしたねぇ。
「ちりとて」が終ったらどうやって生きていこうって、私の友人も言っておりました(笑)
2008/3/30(日) 午前 9:15
はぁぁ〜。終わってしまいましたねぇ。ちりとて好きが高じて、先日小浜まで小旅行に行って来ました。もちろんちりとてで賑わっていましたが、「オバマ氏」でも異様に盛り上がってましたよ。
2008/4/2(水) 午前 1:12 [ サンジ ]
面白かったよね〜。久しぶりに真面目に見ちゃったよ。もうアロハの必殺見られないんだよねぇ・・・
小浜いいなぁ。そういえばうちの両親も小浜まで小旅行行っていたなぁ。
しかし、「オバマ氏」・・・
2008/4/2(水) 午後 9:59