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映画館で鑑賞。
当初は劇場で見る気は無かったのですが。劇場のサービスデイのときに他に見るものも無かったのでこちらを。
舞台は行ったことないですし、映画も昔に1本製作されてますがそちらも見てません。初アニーです。オリジナルがどういった作品かは存じ上げませんので、この映画の感想がメインです。
【あらすじ・解説】ミュージカル「アニー」を、『ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレス主演で映画化。舞台を現代のニューヨークに移し、いつか両親に再会できる日を信じてけなげに生きる少女の姿を追う。共演は、ジェイミー・フォックスとキャメロン・ディアスら。『ステイ・フレンズ』などのウィル・グラックがメガホンを取る。製作を務めるウィル・スミスとJAY Zがプロデュースした「トゥモロー」のほか映画オリジナルの楽曲も加わり、魅力的なキャストによるパフォーマンスに期待が持てる。[Yahoo 映画]
見に行く前の話ですが。記事などで活用してるヤフー映画のトップページに、現在公開中映画が何本か並んでます。そこには一緒に現在のレビューの平均点も出てます。見る気は無いのですが目に入り、このアニーは2点台後半。3点台が平均なので、以外な低評価に驚いてました。
実際に見てみますと。
主演の子はハッシュパピーの子でしたか。あの作品は予告だけで胸いっぱいになったので本編を観る気にはなかなかならず。
歌って踊って頑張ってました。
もちろん、他の子役もキャストも歌うまいですし、芸達者な面々なのでばっちり。
いい映画なんですけどね。
恐らく、問題になったのはこの「ドラマ映画」の部分。
ココだと思います。
ネタバレにながら書きますので悪しからず。
ミュージカル映画の定義ってのはないとは思います。
2013年は「レ・ミゼラブル」が全編セリフなしの歌謡メイン仕立て。これにも驚き。見ると感動しました。
2014年にはヒップホップミュージカル「トーキョートライヴ」があり。
2012年には「モテキ」もちょっとミュージカルが入ってましたね。
近年は盛り上がりと多様性を見せてます。
ただ共通して言えることは。
歌ってるシーンは、あくまでも観客にしか見えない出来事、妄想であったりイメージであったり。キャラクターの感情表現の一部でした。劇中の登場人物は一緒に歌い踊るかそれ以外の人は歌や踊りに気づいていない。こんな暗黙のルールみたいなものが私の中のミュージカルのイメージです。
しかし、この映画では。踊ってるのは妄想やイメージではありません。実際に物語の進行で歌って踊ってるだけで、決して登場人物の脳内だけの話ではありません。
冒頭の教室然り、夜の子供だけの愚痴大会のダンスも然り。夜中にうるさいからキャメロン・ディアス演じる里親も「うるさい!」と怒ります。美術館の開館式の歌唱シーンもイメージではなく実際に歌う。これは識字に関して繋がるのでとっても重要。こんなことが続きまして。
極めつけは騒動の顛末のダンスシーン。みんなが揃ってハッピーエンドのところも、踊るのは3人のみ。他の人々は楽しそうな3人を見守る役。
そして、テレビ中継を見た一般人がこんなに浮かれてたら市長選も厳しいわけだわ、なんてセリフが。これがとどめですね。この映画での歌唱、ダンスシーンは感情表現や妄想ではなく、普通に楽しくて踊ってるシーンなんです。確かにミュージカルの体はしてますけど、何か違う、そんな違和感がこのセリフに詰まってました。
なので最後の全体ダンスもミュージカルではなく、パレードの一環に見えてしまう。
ミュージカル映画を期待していくとこの違和感に最後まで悩まされるのかも。私はミュージカル映画の部分に期待はしてなかったのですんなり見ることが出来ました。違和感はありましたけど。
それさえ気に無らなければいい映画です。
まずキャストですが。
先にも書いた主演のクヮヴェンジャネ・ウォレス(噛みそう・・・)は明るい子を見事に演じてましたし。
あと、ほんとにアメリカでスキッ歯が流行ってるんだと驚き。歯の間が空いてたほうが幸運を吸い込めるからいいんだとか。子役時代は可愛らしくていいですけど大人になったら強制するのかな?なんて。
ローズ・バーンも最初は冷徹な秘書?と思いきや。
面倒見のいいちょっと友達少ない?(笑)暖かい秘書で、ダンスシーンでの弾けっぷりが良かった。
そして、ジェイミー・フォックス。
この人、あともう一息で日本でも大ブレイクしそうなのにいっつもあと一歩ですね。
演技が出来て、アクションも出来て、歌って踊れて。強面ですけどコメディでも活躍できますし。あの洗面所のシーンとか最高なんだけどな〜レンタル屋にいますと、デンゼルさんとかウィル・スミス作品はほっといても出るんですけど、彼の作品はほっといても出ないイメージがあります。もっと見て欲しい作品多いのでぜひあと一歩をこの作品で、と思いましたが、内容の割りには受けが悪くて残念。
キャメロン・ディアスはやっぱりコメディエンヌですね。暗い役とか似合わない。脇役だけど華がありすぎてついつい目が行っちゃいますね(笑)子供たちを叱りバタンとドアを閉める、ドアの向こうでドタバタして、「コケてないわよ!」ともう一度ドアを開けていうセリフとかやっぱ彼女だと似合うんですよね。
残念なのは。予告ではアニーと一緒に窓際で歌うシーンが本編では無かった点。あれはカットされちゃったのかな。
運転手役のアドウェール・アキノエ=アグバエは強面で、他のアクション映画なら間違いなしの悪役ですけど、今回はウィルとアニーのよき理解者役がハマってましたし。何よりのデイヴィット・ザヤス。こちらも悪役が似合うけど、今回は一発でいい奴とわかるほどの穏やかな表情(笑)よくよく考えると男性陣キャストは悪人面が多いな(笑)
歌に関しては。
字幕で見たのですが。現場とは別の録音の歌は最初からでしたね。
ここも好みの別れるところです。「レ・ミゼラブエル」の同録と比べるとやっぱりパワー不足。みんな上手い人が揃ってるので同録で見たかったですけども。とくにジェイミーはほんとに上手いですから。
カーチェイスが後半にあるんですけど。誰一人事故らない平和なチェイスシーン。
登場人物に悪人なし。唯一いるガイは悪人よりもピエロポジションですし。
構成とか演出はディズニー映画並みの安全性です。
最後に余談を3点。
まずは識字。日本の識字率の高さは驚きの数値らしいですね。義務教育時代は国語とか、と思ってましたが読み書きが出来るこういう授業が受けられるのも平和の恩恵ですね。あと、近年はいくら勉強しても上達しない場合は、一度、専門医に相談するのも手だそうで、そういう知識も広まれば。目と脳でズレが起きてる場合もあると、「模倣犯」で知りましたし。ハリウッドでは台本が読でも頭に入らず苦労してる、オーランド・ブルーム。こちらもちゃんと理由があるんだとか。そういった部分も広まれば、アニーの気恥ずかしさが生まれなくていいかな。
次はエンドクレジットの歌。
平井堅さんのトゥモロー。上手いんですけど、なんでバラードなんだろ・・・確かに平井堅さんならばラードが歌声とマッチしていいんですけども。映画が楽しいまま終わったので出来ればクヮヴェンジャネ・ウォレスら子役の歌声で楽しいトゥモローが良かったかな。あの歌をバラードで歌われると明日の来ない夜に聞こえて映画とはマッチしてなかったです。歌声が素晴らしいだけに残念。
もう一つは。
アメリカも携帯会社とテレビ&映画会社とのシェア競争が勃発か。
ジェイミー演じるウィルは携帯会社の社長。そりゃ、もう豪勢な生活、家でして。アニーが住む家のテクノロージーとふかふっかのベッドに憧れます。あんな家もうあるんですかね。近未来が現実的に。話がそれました。
携帯会社って映画会社にとって大事なスポンサーのはずなのに。通話や通信履歴を管理してる!と描いてるんですよね。アメリカでは嫌がられる話なのに、この映画デハサラりと描いてます。大抵、こういうことをする役回りは政府や特殊機関、もしくはハッカーなのに、今回は会社がその役を。嫌われ役です。この役で使ったところを見ると。通信大手の映像配信などが映画、あとは向こうはテレビ局も映画会社と同一なので視聴者シェアの奪い合いで対立してるのかな?そんなところも見えてきました。電話会社に対して、つながるをアピールしてても、今は誰も電話してないでしょ、と皮肉ったりもしてましたし。
最後の3つはほんとに余談です。
前半のミュージカル部分がいつもと違う点さえ気にならなければ、実にいい暖かいハートフルドラマです。
年末からお正月にかけて凄惨だったり、悲しい出来事ばかりでしたので。この映画を見てちょっと暖かい気持ちになるのもいいかもしれません。
総評:★★★★☆
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (5)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です
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良い作品でしたが、なんか物足りなかった原因をわかりやすく記事にしていただいて感謝です。
歌唱の部分が弱いと思っていましたが、別禄という事と、無理にドラマにはめ込んだという事なんですね。歌の部分はファンタジーで、心の部分をさらけ出すというのがミュージカルなんでしょうね。
同じことがオードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディ」に感じました。
TBお願いします。
2015/2/2(月) 午前 9:17
> atts1964さん
文章はぐったぐたですが、伝わって何よりですε=( ̄。 ̄;)
「マイフェアレディ」は見てないんです><オードリーなので見たいんですけど。ミュージカルで敬遠してました^^;
TB有難うございます<(_ _)>
2015/2/2(月) 午後 7:35
逆に“ミュージカルってなんだか苦手だな・・・”って方にはわりと見やすい作品と言えるかも知れないですね!
ちょっと違うんだけど、例えば『魔法にかけられて』なんかもみんなで合わせてのダンスシーンなんかあったりするかたわら、準主役(?)の彼はひとり冷めて「だから歌わなくていい〜」なんて合いの手いれてましたよね?
ま、あれもミュージカル映画とは言わないけど、ミュージカル映画か?と思えるほど歌のシーンが満載でした♪
2015/2/7(土) 午後 2:36
> ちゃーちゃん♪さん
今回はオリジナルがミュージカル舞台劇なので、見る人がそこに重点を置かれてるのか、その点で評価を落としてる印象(ヤフー映画での低評価)だったので書いてみました。確かにミュージカルが苦手な人には入りやすい映画です^^
「魔法にかけられて」も歌って踊ってましたね。ディズニーなのでミュージカル風演出も染みやすいのか、意識してなかったです(笑)
あれもミュージカル映画だと思います^^
2015/2/7(土) 午後 4:29
> ちゃーちゃん♪さん
忘れてました><
TB有難うございます<(_ _)>
2015/2/7(土) 午後 4:30