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DVDで鑑賞。
劇場公開時に話題になっていた1本。
映画館で見ようか、と思ってましたが時間調整できず。ほかの作品を優先。売りが「ラブアクチュアリー」押しで好きな映画ですけどラブストーリーものならいいか、と思ったのが原因です。ようやくレンタルDVDになり、じっくり見る時間を作り・・・皆さんの評価も高かったので期待して鑑賞。
【あらすじ・解説】タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた青年が意中の女性との関係を進展させようと奮闘する中で、愛や幸せの本当の意味に気付くヒューマンコメディー。『ラブ・アクチュアリー』などで知られるラブコメに定評のあるリチャード・カーティス監督が、恋人や友人、家族と育む何げない日常の大切さを描く。『ハリー・ポッター』シリーズなどのドーナル・グリーソンを主演に、『きみに読む物語』などのレイチェル・マクアダムス、『ラブ・アクチュアリー』にも出演したビル・ナイらが共演。[Yahoo 映画]
今年のDVD大賞はこの作品。
当ブログのDVDで鑑賞した作品の最大級の賛辞でございます。
映像や音響などはドラマ系映画なので今のDVDでも充分なんですけど、作品への没頭を考えると映画館で見ておけばと後悔。
過去、この賛辞は「キックアス」「ザ・レイド」のみ。なので私の中では珍しくドラマ系でこの評価なので相当、この作品にはまったわけです。
思いつくこの映画のいいところ。
まずはキャストから。
ヒロイン役のメアリーを演じるレイチェル・マクアダムス。
凄く可愛く愛おしい。前髪パッツンでも可愛い。
ベタ惚れへの説得力が半端なく。個人的にツボなんですよ、この人。珍しく見るラブストーリーものでなぜかこの方の作品はついつい見ちゃう。
主人公のティム役にはドーナル・グリーソン。
「ハリーポッター」に出てたそうですがどんな役か思い出せず。見たけどあまり覚えてないんですよ、あのシリーズ・・・
ひょろっとしていてそんなにイケメンでもなく。サスペンス映画なら殺人“容疑者”になるタイプですが、この作品では、一途な青年からいい父親、いい息子役を好演。それにしても父親からタイムトラベル出来ると言われてぶつぶつ言いながらもクローゼットに入ったシーンは「ふふふ」ってなりました。素直すぎるやろ!て(笑)
ドーナルは新スターウォーズではどんな役?ルークの息子役の噂もあり。今後も注目みたいですね。
キャストではもう2人。
ティムの初恋と浮気相手候補になるシャーロットを演じるマーゴット・ロビー。
レイチェルが奥さんタイプならこちらはセックスシンボル。思春期についつい目が行っちゃうタイプ・・・いや青年期以降でもふらふらーっと行っちゃうタイプか(笑)まさにセクシー系、男を惑わすタイプで過去作品もそんなタイプ。しかし、過去作でも以外にも一途だったりしますけども。今回も主人公を自然に惑わす役柄。今回は珍しく10代の役も!
しかし、この主人公は男としては信じられないことに彼女の誘惑断るんですけどね。あれには劇中一番驚いた(笑)あそこは決意のシーンなんですかね。今、ここで誘惑を受けるより、頭に浮かんだ彼女との時間を大切にする、という。
そして、最後は主人公の父親役のビル・ナイ。
え?!こんないい父親役も出来るの?!というのが驚きであり、この映画一番の良キャストだと思います。
冒頭でいきなり、わが一族の男子は21歳になると父親からある秘密を打ち明けられる、それはタイムトラベルだ!
この方の容姿でなかったら「呆けたか親父」になるところをインテリジェンスのある容姿によって妙な説得感がでてます。その後もスピーチなどで声の魅力も出ていて。偏屈な人のイメージが強かったので息子と一生懸命に卓球したり以外な面が見れたりします。けど、主人公が追いかけたくなる父親であり、父の背中ってな部分がほんと魅力的でした。
このキャスト隙がないです。
ストーリーのほうは。
肝心なのはタイムトラベルに関してですね。
簡単すぎる、タイムトラベルのリスクが無い、との意見も多々。
ですよね、こんな簡単にタイムトラベルできたらどんだけ人生が楽が。
ブラジャーのくだりとか(笑)あれ焦りますからね〜
そこ以外もあるんですけどあれは妙に説得感があった。
けど、簡単に出来たとしても主人公のティムはルールは守っていました。「愛」以外には使わないと。
実家からロンドンに出てきたとき居候の家でチャイムを押すタイミングをズラせば良好だったのに戻らず。代わりに彼のために時間を戻したら愛を失いかける目にもあってます。そこは記憶と時間を惜しまずに頑張って戻そうとした結果に。
それ以降もタイムトラベルを行うと影響あったり、縛りあり。
ティムは人生の目標である愛のため、ルールを守りメアリーを手放したくないためにタイムトラベルをしてあの手この手を尽くします。
そしてメアリーと結ばれ幸せの時間が続きだすと・・・
そこから主人公が徐々にですが変化していきます。
劇的にここから!というタイミングではなく、徐々にです。
そうそう、一番の変化は結婚式かも。
雨の日の結婚式をなぜ戻さなかったのか?と見ながら思いましたが。メアリーの一言があったからという感想を読んでやっと疑問が解消。なるほど。自分だけでは生き方は変えられない。結婚することによって違う意見の相手と打ち解けていく、新しい発見があるという結婚のいい面が出たシーンだったんですね。あと父親のスピーチも良かったですし。
こういった積み重ねで主人公はタイムトラベル、時間についての考えが変わっていくわけです。
しかし。
幸せすぎて何か起きそうって不安が常に。これは私だけかな。
タイムトラベル系映画の常だと思ってたので、幸せすぎて何かでっかい反動があるのでは?!と思ってましたがそこまで大きな反動は・・・あるにはあるんですけど。なんというかもっと違うのを想像していたので。
予想していた愛おしい家族との別れなんですけど。
彼は時間を戻れることでこの別れの悲しみが少なく済むはずだったんですけどある法則の縛りによってこれも叶わぬことに。
ほんとの別れを経て彼がタイムトラベルと向き合い・・・てな話です。
彼女との愛もですけど、この愛も大切な時間だったわけで、以外にもこの二人の愛おしい時間こそがこの映画の一番の見所だったのかも。
主人公のゆったりとした変化を楽しむ映画でした。
タイムトラベル系に多い、「今の時間を大切にする」という話です。
しかし、何かが起きて、何かを止めようとしてダメだったという話ではなく。
主人公が人と繋がり、その人からの影響とかで変わっていく話。タイムトラベルに定義は多少ありますが、タイムトラベルなんてまだ、不確定というか誰も出来ないわけで。こういう話もあっていいんじゃないというスタンスで見ました。
そして、愛。いわゆる彼女、彼氏の恋愛も愛ではありますが、それよりも家族愛でした。
生まれ育った家族との愛、そして、新しい自分の家族との愛。恐らくこんなに幸せな家族はそうないだろうと思う話なんですけど映画なんだし、憧れてもいいじゃない、とこの幸せと悲しみの時間に浸りました。
劇的な映画、泣ける映画もいいですが・・・って後者に関しては私はてんで受け付けないですが。泣き映画として期待しちゃダメですよ、多分、そういう話じゃないので。泣く人はいないことはないでしょうけど。泣く事ないのでこの辺りの判断はつかず。
こういう物語の世界に空気に浸る映画が好きなので。私にはちょうどいい湯加減の空気でどっぷりつかりまして星5です。
総評:★★★★★
映像 (4) 構成力・展開 (5) 脚本(5) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (5) オリジナリティ(5)
五段階評価です
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