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ニコニコ動画より。
『アブハジア沖海戦(2008/8/10)の詳細な説明〜CG配置図つき〜』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4713375

ロシアのニュース番組で、8月10日にアブハジア沖で行われた
ロシア・グルジア海軍の戦闘について解説しています。


番組によると、8月10日、グルジア海軍艇部隊と直接交戦したのは、以下の4隻だそうです。

158:БДК"Цезарь Куников"(大型揚陸艦「ツェザーリ・クニコフ」)
150:БДК"Саратов"(大型揚陸艦「サラトフ」)
617:МРК"Мираж"(小型ロケット艦「ミラーシュ」)
071:МПК"Суздалец"(小型対潜艦「スーズダレッツ」)

ニコニコ動画のコメントでは、小型対潜艦「スーズダレッツ」が「駆逐艦ナントカ」と紹介されています(^^;
・・・黒海艦隊に"Эскадренный миноносец"(駆逐艦)は居ません(笑)


ロシア艦艇部隊は、ノヴォロシースク海軍基地からアブハジア共和国首都スフミへ向かう途中で5隻のグルジア艇部隊と遭遇したそうです。
というか、ニュース番組のCGを見る限り、スフミ沖です。

グルジア海軍艇部隊は、ミサイル艇「ディオスクリア」「トビリシ」と哨戒艇3隻で構成されていたようです。

動画アップ主は、「単に空爆を逃れてウロウロしてたグルジア艦隊と遭遇」と書いておりますが、
空爆を逃れるのであれば、バトゥミへ退避する筈です。
事実上、グルジアから独立している(つまり、グルジアの支配下に無い)アブハジア沖まで来るわけ無いでしょ(^^;

ニュース番組によると、ポチ港から出撃した5隻のグルジア艇部隊は、「アメリカの専門家が立案した作戦」に従い、高速ミサイル艇で大型揚陸艦へ接近し、対艦ミサイルを発射して離脱する戦法だったそうです。

・・・別に「アメリカの専門家」で無くとも考えつく作戦だと思いますが・・・・(^^;

それに、対艦ミサイルを発射してすぐさま離脱するつもりだったら、何故、グルジア海軍は、
ミサイル艇2隻以外に3隻の戦闘艇を出撃させたのでしょうか。
対艦ミサイルによる一撃離脱戦法を取るのであれば、ミサイル艇「ディオスクリア」「トビリシ」の2隻だけ出撃させれば良いでしょう。

おそらくグルジア海軍は、対艦ミサイルをブチ込み、ロシア艦艇部隊が混乱した所で更に接近、
「砲雷撃戦」を挑み、止めを刺すつもりだったと思われます。


接近するグルジア艇部隊を捉えたロシア側は、まず、「警告射撃」の為に「対空ミサイル」を発射。
しかしグルジア側は、これを無視して更に接近。
双方の距離は35km以内まで縮まりました。


彼我の距離が25kmまで縮まった時点で、ミラーシュは対艦ミサイルを一斉発射し、グルジア艇1隻を撃沈。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/33842605.html

番組では、ミラーシュが発射した対艦ミサイルで、グルジア海軍ミサイル艇トビリシが撃沈されたかのように描写されていますが、トビリシは、8月13日、ポチ港でロシア海軍特殊部隊により破壊されております。

ですから、この時に撃沈されたのは、トビリシでは無く、ミサイル艇2隻と一緒だった3隻の哨戒艇のどれかです。

1隻を沈められ、4隻に減ったグルジア海軍艇部隊でしたが、更に接近して来ました。
何せ、主力のミサイル艇2隻は健在ですから。

そして、双方の距離は15kmまで縮まりました。

そこでミラーシュは、近距離対空ミサイル「オーサM」を発射し、グルジア艇1隻が破壊されたそうです。
(マラヒートは、撃ち尽くしていたようです)

これでグルジア艇部隊はロシア艦襲撃を諦め、残存の3隻(ミサイル艇2隻と哨戒艇1隻)はポチ方面へ逃走しました。


当初、ロシア海軍側は、ミサイル艇2隻を含む4隻のグルジア艇部隊がロシア艦を攻撃、
反撃して砲火を開き、グルジア艇1隻を撃沈した、と発表していましたが
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/33641643.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/33662458.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/33695948.html
これは、グルジア艇が4隻に減った後もロシア艦隊へ接近してきた状況を指していたようです。


『世界の艦船』2008年10月号の海外艦艇ニュースでも、アブハジア沖の戦闘について紹介されています。

これによると、8月10日、グリシャIII型フリゲート、タランタルIII型ミサイル艇、ナヌチュカIII型ミサイルコルベットの3隻で構成されるロシア艦隊は、5隻のグルジア艇部隊から対艦ミサイル攻撃を受け、反撃してミサイル艇1隻、砲艇1隻を撃沈した、と書かれています。
(情報元は、おそらくアンドレイ・ポルトフでしょう)

ちなみに、小型対潜艦「スーズダレッツ」は、グリシャV型です。
タランタルIII型は、ロシア側発表を見る限り、この時点では、まだアブハジア沖へ出動していなかったようです。
タランタルIII型がアブハジアへ出動したのは、8月末になってからです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/34071513.html参照)


いずれせよ、この海戦で一番の殊勲艦が「ミラーシュ」である事は確かでしょう。

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解説ありがとうございます。
なるほど、「グルジア側の対艦ミサイル発射→フォールトで迎撃」は
4隻に減った後に起こったのではないか、という事ですか。

どちらにせよ、ロシア軍にとっても貴重な経験だったのでしょうね 削除

2008/10/5(日) 午後 3:49 [ hukaki ] 返信する

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>hukaki様、どうも。
グルジア艇部隊は、距離25kmでミラーシュの対艦ミサイルにより1隻が撃沈された後もロシア艦隊へ接近しております。
という事は、1隻喪失しても、まだロシア艦を攻撃するつもりでいた事が伺えるでしょう。

そして、距離15kmでミラーシュの攻撃を受け、もう1隻が破壊された後、ようやく撤退しております。

ですから、おそらくは、この間に、グルジア側は、攻撃の「切り札」である対艦ミサイルを使ったのではないかと思います。

2008/10/6(月) 午後 9:56 [ 高町紫亜 ] 返信する

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