全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

ロシア連邦軍機関紙『クラースナヤ・ズヴェズダー』Web版より。
2009年5月13日付の記事


http://www.redstar.ru/2009/05/13_05/3_01.html
【尊敬すべきセルゲイ・メニャイロ】


ノヴォロシースク海軍基地(Новороссийской ВМБ)司令官セルゲイ・メニャイロ中将に関する特集記事です。

(ノヴォロシースク海軍基地 http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/25378056.html)
(セルゲイ・メニャイロ中将 http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/26906391.html)

何故、メニャイロ中将の特集記事が組まれたのかと言うと、同氏は、昨年8月の南オセチア紛争において、アブハジア方面のロシア海軍部隊を統括指揮していたからです。

そして、当ブログでも度々紹介したアブハジア沖の海上戦闘(アブハジア沖海戦)においても、
メニャイロ中将は、ロシア海軍部隊の指揮官を務めていました。

開戦以来、敗退を続けるグルジア軍は、何処かで戦術的勝利を得る為、海上に目を付けました。
そして、サアカシヴィリ大統領に「戦勝声明」を出させる為という政治的観点から、
グルジア海軍(と海上国境警備隊)の「全力」を挙げた「作戦行動」が実施される事になりました。


グルジア海軍と交戦した時の戦闘艦艇支隊Отряд боевых кораблей (ОБК)
は、以下のような構成でした。

командовал вице-адмирал Сергей Меняйло
БДК<Цезарь Куников>и<Саратов>
малый ракетный корабль <Мираж>
МПК <Суздалец>
морские тральщики <Железняков>и<Турбинист>

指揮官:セルゲイ・メニャイロ中将
大型揚陸艦「ツェザーリ・クニコフ」「サラトフ」
小型ロケット艦「ミラーシュ」
小型対潜艦「スーズダレッツ」
海洋掃海艦「ゼレズニャコフ」「トゥルビニスト」

この他、「前衛」として小型対潜艦「カシモフ」МПК<Касимов>とロケット艇(ракетный катер)から成る戦術グループが、支隊より先行していました。

これらの艦艇の内、元からメニャイロ中将の指揮下にある(つまりノヴォロシースク海軍基地所属)艦艇は、「カシモフ」と「ゼレズニャコフ」の2隻だけで、あとは、セヴァストーポリの黒海艦隊本隊からの「借り物」です。
(ただ、「ツェザーリ・クニコフ」は、南オセチア紛争開始前からノヴォロシースク海軍基地に駐留していましたが)
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/32903784.html

メニャイロ支隊の任務は、本人が『クラースナヤ・ズヴェズダー』紙のインタビューに対して述べた所によると
「私が、グルジアの侵略開始によって得た最初の任務は、アブハジアへの空挺軍・第7親衛空挺強襲師団所属部隊の移動でした」


メニャイロ中将は、当初、「サラトフ」に座乗していましたが、この時は「ツェザーリ・クニコフ」に旗艦を変更しました。
「サラトフ」よりも新しい「ツェザーリ・クニコフ」の方が、兵装などの各種装備が充実していた為です。


グルジア海軍は、8月9日および10日の2度に渡ってメニャイロ支隊への攻撃を試み、2回とも失敗に終わりました。
1回目の戦闘は、アブハジア共和国の首都スーフミ沖で行なわれ、
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/34693739.html参照)
2回目の戦闘は、グルジアとアブハジアの海上境界線付近で行なわれました。

これまで、ロシア海軍とグルジア海軍の戦闘は、8月10日の一度だけだと言われていましたが、
実は、2度に渡って行なわれていたようです。
以前に紹介した「ロシアのニュース番組が詳しく解説したアブハジア沖海戦」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4713375
は、1回目の海戦だったようです。

「1回目の海戦」について、『クラースナヤ・ズヴェズダー』紙は、昨年10月に取り上げています。
http://www.redstar.ru/2008/10/29_10/2_01.html
【撃破の砲火】2008年10月29日

内容は、http://www.nicovideo.jp/watch/sm4713375とだいたい同じ事が書かれています。


8月9日の戦闘で戦闘艇2隻を失い、ポチ港へ撤退したグルジア海軍は、その「復讐」の為、
次の日の夜もポチ港を出撃し、メニャイロ支隊への攻撃を試みました。

8月10日には、小型ロケット艦「ミラーシュ」は参加せず、第1日目では前衛を務めていた艦艇(小型対潜艦「カシモフ」)が本隊に合流していたようです。
小型対潜艦「カシモフ」と「スーズダレッツ」は、高射ミサイル複合体「オーサM」を使用してグルジア海軍の攻撃を撃退しました。

記事では明確に書かれていませんが、グルジア側が発射した対艦ミサイルの迎撃に成功したと言う事でしょう。


2度に渡る「海戦」でロシア側の損害は皆無でしたが、2度に渡って襲撃を受けた事が、
グルジア本国のポチ港へ突入し、2隻のミサイル艇を含むグルジア戦闘艇を港内で破壊するという
特殊作戦の実行をロシア側、すなわち、メニャイロ中将に決意させたものと思われます。
[グルジア海軍艦艇は、ロシア海軍スペツナズにより破壊された]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/34567753.html
(ただ、この記事「尊敬すべきセルゲイ・メニャイロ」では、ポチ港における特殊作戦には触れられていませんが)

メニャイロ中将は、「戦闘による功績」勲章を授与されたそうです。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事