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ロシア海軍がフランスのヘリコプター揚陸艦「ミストラル」型を購入する意向を繰り返し表明している事に対し、隣国のエストニア〜いわゆる「バルト三国」の一つ〜は懸念を表明しました。


http://www.rian.ru/defense_safety/20091121/194908212.html
【エストニアは、ロシアによるヘリコプター搭載艦「ミストラル」取得を恐れている】
タリン、11月21日(ロシア通信社ノーボスチ特派員ニコライ・アダシケヴィッチ)

エストニア軍人は、ロシアがフランスからの取得を意図するヘリコプター搭載艦「ミストラル」がバルト海に配備されれば、国家の安全保障にとっての脅威が生じる事を恐れている。

「バルト海へ配備されるかもしれないのにも関わらず、もしもフランス人が同艦を売却したのならば、如何なる安全保障が必要となるのかを考えます」
土曜日、エストニア防衛軍司令官アントス・ラーネオトス中将は、エストニアのテレビ番組のインタビューで語った。

安全保障分野のアナリストであるイエリク-ニーレス・クロスは、司令官の見解に同意した。
「ミストラル」は大洋艦隊の為に意図されているが、ロシアは、間違いなくバルト海へ同艦を配置すると考える。

「もしもロシアが、戦車大隊を運搬し、数百名の人員を乗せ、申し分の無い作戦指揮を行なうスタッフが装備と共に乗る最新かつ効率的な艦を保有し、バルト海に配備すれば、このような手法を所有している事は、ロシアにとって大いに有利な条件を与えるでしょう」
クロスは確認した。

以前、ロシア連邦軍参謀本部総長ニコライ・マカロフ上級大将とロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー海軍大将は、同艦を購入する意向があるという声明を発表した。
9月初頭、フランス国防省は、ヘリコプター搭載艦「ミストラル」取得にロシアが興味を持っている事を公式に認めた。

全長約200メートルの揚陸ヘリコプター搭載艦は、6機のヘリコプター、4隻の揚陸艇艇あるいは2隻のエアクッション艇、そして更に上陸兵員450名を乗せる事が出来る。
(2009年11月21日22時02分)

強襲揚陸艦「ミストラル」図解(Infographics)
http://en.rian.ru/infographics/20091106/156735624.html


上の写真2枚目が、エストニア防衛軍司令官アントス・ラーネオトス中将です。
(Lieutenant General Ants Laaneots)
同氏は、1948年1月16日にエストニアのパルヌ市で生まれました。

エストニア防衛軍公式サイトより。
アントス・ラーネオトスの経歴
http://www.mil.ee/index_eng.php?s=antslaaneots
旧ソ連陸軍の戦車部隊で勤務し、エストニアがソ連邦から分離独立した1991年にエストニア防衛軍司令官就任。この時は大佐でした。
1994〜1996年には予備役となりましたが、1997年に現役復帰、再びエストニア防衛軍司令官となりました。
1998年に少将、2008年に中将へ昇進しました。


なお、ロシア連邦海軍総参謀長第一代理オレグ・ブルツェフ中将は、10月末、「ミストラル」型は北方艦隊と太平洋艦隊に配備されると発言しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40298937.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40285360.html

ブルツェフ中将は、"закрытом театре"(閉ざされた舞台)に「ミストラル」型を配備するのは適切ではないと言っております。

「閉ざされた舞台」というのは、要するに、バルト海と黒海の事です。



エストニアはロシアと地続きですが、同国に隣接するレニングラード軍管区には、旅団クラスの部隊しか配置されていません。
「自動車化狙撃師団」も「戦車師団」も有りません。
http://warfare.ru/?linkid=2225&catid=321

第200独立自動車化歩兵旅団
第138独立自動車化歩兵旅団(チェチェン紛争に参加)
第2独立特殊任務(スペツナズ)旅団(一部は2008年8月のロシア・グルジア戦争に参加)
第9砲兵旅団
第268砲兵旅団
第26ロケット砲旅団
第380ロケット砲連隊
第1148対戦車砲連隊
第133対空ミサイル旅団
第18対空ミサイル旅団
第271対空ミサイル旅団
第14対空ミサイル旅団
第25独立自動車化歩兵旅団(予備部隊、基幹要員のみ)

「主力」の自動車化歩兵は、実質的に2個旅団のみです。

バルト三国やフィンランドと国境を接する地域に、あえて「弱小」兵力しか置いていないわけです。

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エストニアにしてみれば過去の苦い記憶(スターリンによるバルト3国の併合)もありますから気持は分かります。
(以前の「産経新聞(「惨傾新聞」?)」のやたらと「脅威」のみを誇張した記事には承服しかねますが、エストニアにとってはそれこそ人事ではないでしょう。) 削除

2009/11/22(日) 午前 10:06 [ 秋幸華(チゥ・シンファ) ] 返信する

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そういえば、1979年にソ連海軍の「空母」ミンスクと「強襲揚陸艦」イワン・ロゴフが極東へ回航された時も、日本では大騒ぎになったよね。


ロシアとしては、あえてエストニアとの国境には少数の軍部隊しか置かなかったり、「ミストラル」型は太平洋艦隊と北方艦隊に配備すると表明したりするなど、いちおうは「配慮」しているようですが。

2009/11/23(月) 午前 10:04 [ 高町紫亜 ] 返信する

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