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2010年1月29日、ロシア第5世代戦闘機スホーイT-50(PAK FA)試作機が初飛行しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40810800.html

『★くろいあめ、あかいほし』A New Way to Fly
http://brrs.exblog.jp/12746899

動画
http://www.youtube.com/watch?v=sRlQV5tPxlk

PAK FA試作機は、本来搭載予定の新型エンジンが間に合わず、既存のエンジン(Su-35が搭載しているAL-31Fの派生型AL-41F1A/117S)を装備して飛行したと言われています。

http://www.afpbb.com/article/politics/2688946/5251726
リベラルな論調で知られるロシア紙独立新聞(Nezavisimaya Gazeta)は、試作機は従来からあるエンジンを積んだ試作機にすぎず、今後どのような武器を積むのかも分からないとして慎重な見方を示した。


しかし、PAK FAのエンジンを製造する科学・生産連合「サトゥルン」は、これを否定しました。


2010年1月29日14時45分配信
http://www.rian.ru/defense_safety/20100129/206835137.html
【第5世代戦闘機は、新型エンジン搭載による飛行を完了した】
モスクワ、1月29日(ロシア通信社ノーボスチ)

金曜日の第5世代戦闘機の初飛行は、ロシア科学・生産連合(NPO)「サトゥルン」が製造した新型エンジンを装備して実施された。
同社広報サービスは発表した。

「飛行実験機で必要な量の試験を完了した後、新しいエンジンを搭載して第5世代航空機の初飛行が行なわれました」
広報部は伝えた。

「スホーイ」広報サービスが金曜日に伝えたように、前線航空隊将来航空機複合体PAK FA試作機は、
コムソモリスク・ナ・アムーレ工場飛行場を離陸、47分間に渡って飛行し、同飛行場へ着陸した。

航空機は、ロシア連邦試験飛行士セルゲイ・ボグダンによって操縦された。

科学・生産連合「サトゥルン」広報サービスは、第5世代航空機の為のエンジンは、飛行実験機Su-27Mに搭載され、1月21日、モスクワのジューコフスキーで初飛行に成功したと発表した。
飛行は45分間に渡って成功裡に行なわれ、エンジンの動作が観察された。
[註:4枚目の写真がSu-27M]

更に、第2報。

2010年1月29日16時39分配信
http://www.rian.ru/defense_safety/20100129/206858518.html
【戦闘機T -50のエンジンは、ロシアにも世界にも同じ物が無い】
モスクワ、1月29日(ロシア通信社ノーボスチ)

金曜日、第5世代戦闘機前線航空隊将来航空機複合体(PAK FA)T-50は、ロシアにも世界にも同じ物が無い全く新しいエンジンにより初飛行を終えた。
科学・生産連合(NPO)「サトゥルン」総務部長、統合エンジン製造会社(ODK)のPAK FAプログラム主任イリヤ・フョードロフは、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「これは最新のエンジンであり、複数のメディアや"専門家"が言っているようなSu-35と同型のパワープラントの改良型では有りません。
それは、スホーイ商会の為に、全ての条件を満たしております」
フョードロフは話した。

(新型エンジンは)超機動性を含む航空機の新しい特徴の為に、Su-35のエンジンと比較して高推力、自動制御複合システムといった特徴を有する事にフョードロフは注意を促した後、今、エンジンのより詳しい性能を明かす事はできないと強調した。

彼は、エンジンが、この4年間で開発されたと伝えた。
「既に、全ての複合体は、充分な量の試験を経ています」
総務部長は話した。

同時にフョードロフは、現在、別のユニットが試験を経て改善されている事を強調した。



株式会社「科学・生産連合(NPO)サトゥルン」公式サイト
http://www.npo-saturn.ru/

株式会社「スホーイ商会」公式サイト
http://www.sukhoi.org/


第4世代戦闘機用エンジンAL-31F/AL-31FN/AL-31FP
http://www.npo-saturn.ru/index.php?pid=53

第4+世代戦闘機用エンジン117S(AL-31F改)
http://www.npo-saturn.ru/index.php?pid=156

第5世代戦闘機用エンジン
http://www.npo-saturn.ru/index.php?pid=51


ロシアが何らかの新型兵器・機器などを開発した場合
「世界に同じ物が無い」という表現が使われる事は有りますが、
「"ロシアにも"世界にも同じ物が無い」という表現方法は、極めて異例です。


新たに航空機(戦闘機)を開発する際、本来搭載予定の新型エンジンが間に合わず、既存のエンジンを試作機に装備して初飛行を行なったケースは、これまでにも幾つか存在します。

・Su-27原型機T-10:Su-24のエンジンAL-21Fを付けて初飛行
・S-37ベルクト:MiG-31のエンジンD-30F6を付けて初飛行
・ラファール(フランス):F/A-18のエンジンGE F404を付けて初飛行
・テジャス(インド):F404-GE-F2J3を付けて初飛行

特に、スホーイが以前に設計したS-37ベルクトとSu-27の試作機が、共に既存のエンジンを装備して初飛行を行なっている事も有ってか、T-50も「Su-35と同型のパワープラント」であるAL-31Fの派生型117Sを装備していると見られていたようですが、今回、新型エンジンは間に合いました。

新型エンジンは、1月21日、実験機Su-27Mに搭載されて試験飛行を行ないました。
この「実験機Su-27M」は、ジューコフスキーで新型エンジンのテストベッドとして使われているカナード付きの旧Su-35の710号機(4枚目の写真)の事でしょう。

ただし、この件を科学・生産連合(NPO)「サトゥルン」が公表したのは、1月27日です。

2009年1月27日18時57分配信
http://www.rian.ru/science/20100127/206550175.html
【飛行実験機は第5世代戦闘機のエンジン試験を行なった】
モスクワ、1月27日(ロシア通信社ノーボスチ)



T-50(PAK FA)はロシア空軍の次期主力戦闘機ですが、ロシア海軍が計画中の新世代原子力空母にも、T-50艦載機型が搭載されるようです。

[ロシアは、5〜6万トンの新世代原子力空母を建造する]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/37415198.html
航空母艦には、現在運用されているSu-33に代わる新しい艦上航空機が搭載される。
「これは、正統的な水平離着陸の第5世代航空機になります」
提督は言った。

[ロシアは、新たな空母建造を設定する]
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/37562546.html
第5世代戦闘機の艦載バージョン、即ち、現在、スホーイ設計局が開発している前線航空隊将来航空機複合体(PAK FA)は、これまでのところ、依然として最善の可能性を有する選択肢のままである。


「正統的な水平離着陸」というのは、要するに、VTOL(垂直離着陸)ではないという事です。


なお、ロシアの第5世代軽戦闘機は、重戦闘機PAK FA完成後に開発されるようです。
http://arms-tass.su/?page=article&aid=79511&cid=25

統合航空機製造営団(ОАК)総裁アレクセイ・フョードロフは、第5世代軽量戦闘機は、現在開発中の重将来戦闘機の技術をベースにして製作されると述べた。

「現在、ロシア航空機産業の資金的、知的、技術的なリソースは、全てが第5世代の重戦闘機製作プログラムへと集中されています。
我々は、それ(リソース)を拡散する事は出来ず、このプログラムを完成させなければなりません。
その後で、これ(第5世代重戦闘機プログラム)により得られた技術をベースにした軽量将来戦闘機の製作についての問題を検討する事が、ようやく可能になります」
フョードロフは注目を促した。

彼によると、軽量将来戦闘機の作成が決定されるまで、市場には、アクティブフェーズドアレイアンテナ方式の電波方向探知ステーション(レーダー)を含め、既に実用化している第5世代の技術を使用した戦闘機MiG-35が提案される。

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中国国営新華社通信の報道

http://news.xinhuanet.com/mil/2010-01/30/content_12901900.htm

ヴラジーミル・プーチン首相は、「ロシアの部隊は2013年に最初の第5世代戦闘機を受領・装備・配備し、2015年から大量調達が開始される。新型の戦闘機に対しては需要はたくさんある。私はエンジンと武器について指している。」と話したとのよし。
また、セルゲイ・イワノフ副首相も「最初の戦闘機は2013年にリペツクの航空センターに投入されてパイロットの訓練に用いられる」と語ったとのよし。 削除

2010/1/31(日) 午前 9:12 [ 秋幸華(チゥ・シンファ) ] 返信する

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当該エントリーについて、
なにぶん世界で2か国目、3番目の第5世代実用ステルス戦闘機(F-22、F-35)の初飛行である以上、虚実入り乱れた報道が行われるのはある程度はやむを得ないことなのかもしれません。
だからといってロシアの公営メディアや政府筋、開発・生産筋の言い分も聞かずに、一方的に「リベラル」メディアの言い分だけを取り上げるというのは不公平・不公正なものであり、真実を把握するうえでは有害にしかならないものであります。(どうもロシアや中国ネタになると自分にとって都合のいい情報・情報源しか信じない・採用しない・宣伝しない方たちが多いようにも見えますが)
今回のこのT-50のエンジンの件についてはこうした意味においての好例ではないかと思います。
追記:最近、ハンマーフォルム形態のグラ―フアイゼンの先端をこちらに突きつけて罵倒の言葉を浴びせかけてくるヴィータ嬢(少し勉強しました(笑))を見ると「ゾクッゾクッ」と感じるようになってしまいました。(笑笑) 削除

2010/1/31(日) 午前 9:12 [ 秋幸華(チゥ・シンファ) ] 返信する

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何時も楽しみに新しい記事を待っています。
自分は新聞でT-50の飛行を知りましたが、新聞の記事では「F-22のライバル」という文字がしきりに強調されていました。確かに、F-22、F-35に次ぐ第5世代ジェット戦闘機ですし、かつてのソ連の領土を引き継ぐ大国のロシアが作り上げた機体なのでF-22と比較するのは分かるのですが、何と言うか何かしら引っかかるものを感じました。
それにしてもT-50、機首がYF-22に本当に似てますね。

2010/1/31(日) 午前 11:52 [ dyson ] 返信する

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新聞報道などでもちらほらPAK-FAが取り上げられ出しましたが、どれも判で押したように同じアングルの写真しか載っていないので、横や下方向からの画像は新鮮ですね。
あくまで個人の主観ですが、自分はF-22と似ているようで、随分印象が違うなぁと思いました。「首」が長いので、横から見るとちょっとF-111ぽいし、下から見ると、セパレートしたエンジンや、エアインテークの周りが、Su-27やF-14ぽい。
定規で線を引いたようなF-22に比べて、まだしもヒコーキらしさが残っている気がするのは、空力性能を重視したためなんでしょうか?

新型エンジンを搭載しているそうですが、推力偏向機構を積んでいるかどうかは、ちょっとわかりづらいですね。「自動制御複合システム」というのが、推力偏向機構を指しているんでしょうか?
あと、機体の黄色い部分は、Su-27KUBと同じく複合材を使用している箇所なんでしょうが、ウワサの「スマートスキン」の装備位置なのかも、と想像(妄想)してみるのもちょっと楽しいかも。

2010/1/31(日) 午後 3:35 [ bygzam_ma08s ] 返信する

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>秋幸華(チゥ・シンファ)様、どうも。

中国国営新華社通信は、この記事を引用していますね。

http://www.rian.ru/defense_safety/20100129/206837063.html
[第5世代戦闘機の最初の分隊は、2013年に軍へ加入する]
モスクワ、1月29日(ロシア通信社ノーボスチ)

イワノフ副首相は、第5世代航空機には、パイロットの負担を軽減する新開発の統合アビオニクス複合体が既に装備されているとも言っています。

P.S.
今回の「鉄槌の騎士様」は、NPOサトゥルンの代理人という事で・・・(^^;

2010/1/31(日) 午後 4:31 [ 高町紫亜 ] 返信する

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>dyson様、どうも。

ロシアの新型機の初飛行が即日公表され、すぐに新聞でも取り上げられるなどとは、ソ連邦時代には全く考えられませんでしたね。

2010/1/31(日) 午後 4:31 [ 高町紫亜 ] 返信する

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>bygzam_ma08s様、どうも。

確かに、双胴型のエンジン/エアインテーク配置は、Su-27と同じですね。
S-37ベルクトでは、この配置方法は取られていなかったのに、T-50では戻りましたね。

主翼前縁の黄色い部分は「スマートスキン」装備位置と一致しています。

2010/1/31(日) 午後 4:31 [ 高町紫亜 ] 返信する

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http://mil.news.sina.com.cn/2010-01-31/1100582746.html
中国の新浪ネットが1月30日付のロシアのインターファックス通信の報道を引用。

ロシア空軍は前に出されていたSu-27の飛行禁止令を取り消してSu-27の飛行を許可した、ただしパイロットが難度の高い飛行動作を行うことは禁止している、とのこと。
ロシア国防省空軍ニュース・情報処秘書のデリク氏は1月14日に極東地区を飛んでいた1機のSu-27が行方不明となり、2日間の捜索を経て、16日機体の残骸とパイロットの遺体は捜しだされた。ロシア国防省はしばらくの間、全てのSu-27の飛行停止を命じた。このほど、初めて事故原因の捜査が明らかになり、飛行事故はパイロットによる(操縦ミス?)ものである。ただし、飛行機に技術的な故障が発生したという見方もある。
とのよし。 削除

2010/1/31(日) 午後 5:46 [ 秋幸華(チゥ・シンファ) ] 返信する

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>秋幸華(チゥ・シンファ)様、どうも。

ロシア通信社ノーボスチでも報じられていますね。

http://www.rian.ru/defense_safety/20100130/206983903.html
[ハバロフスク地方での事故後に実施されたSu-27飛行禁止措置は解除された]
モスクワ、1月30日

2010/1/31(日) 午後 6:35 [ 高町紫亜 ] 返信する

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素晴らしく鮮明な写真ですね!
下面のスタイルはSu-27っぽいな、などと思いました。

それはそうと、国内の自称専門家っぽい人々の論説は酷いものです。
しょせんは作家であり、多くを期待してはいなかったのですが……
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2010/01/pak-fa-2776.html
試作機、無塗装というのが見えていないんでしょうか?
素人でも「いや、こっから塗装とかで平滑にするんだろ?」と思っちゃうのですが、「昔からリベットには無頓着」とは、いやはや。
上掲の写真見たら、認識変えるかしら?

2010/2/2(火) 午前 7:22 [ yochiki ] 返信する

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>rgf​*c9​2*様、どうも。

確かに、エンジンとエアインテークの双胴(カタマラン)配置は、Su-27と同じですね。


大石英司は・・・「問題外」でしょう・・・

2010/2/2(火) 午後 5:13 [ 高町紫亜 ] 返信する

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失礼します。
いつもすばらしい記事ありがとうございます。

で、今回の記事の本文中、ロシア側の記事の日付が2009年になってました。
記事元での日付は2010年ですので、混乱を避けるためにも(実際私は混乱しましたw)修正をお願いします。

2010/2/3(水) 午前 11:26 [ nig*t_m*re_**71 ] 返信する

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>nig*t_m*re_**71様、どうも。

これは大変失礼いたしました。

御指摘の箇所は訂正させて頂きました。

2010/2/3(水) 午後 6:27 [ 高町紫亜 ] 返信する

シア様、復活おめでとうございます。
久しぶりにコメントを投稿します。
Wikipediaでも「AL-41エンジン搭載」とあったので、この記事を見てびっくりしました。
わかるのであれば、新型エンジンの名称を教えてください。

2012/2/11(土) 午後 8:34 [ Blood Plus ] 返信する

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製造元のサトゥルンによると、第5世代エンジンは2種類存在するらしく、正式名称は、まだ付けられていませんが、「30型」と「製品129」というタイプがあるようです。
「30型」は、既にT-50に搭載して飛行しているとの事ですから、上記の「新型エンジン」は、おそらく「30型」の方じゃないでしょうか。

2012/2/11(土) 午後 10:38 [ 高町紫亜 ] 返信する

シア様、すばやい回答ありがとうございます。
T-50量産型がロシアの上空を舞う日が楽しみです。

2012/2/12(日) 午後 1:51 [ Blood Plus ] 返信する

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