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ロシア海軍の新型揚陸艦プロジェクト11711「イワン・グレン」の近況。
 
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要約すると・・・・
 
・2012年に、プロジェクト11711の最初の艦である「イワン・グレン」が竣工する。
 
・同艦は来年末までに試験を終え、2013年に海軍へ引き渡される。
 
・しかし、(海軍)司令部の(海軍戦力の)増強方法に対する曖昧さ故に、イワン・グレンは、同プロジェクトの唯一の艦になるかもしれない。
 
・フランス製のミストラル型の輸送能力は黒海やバルト海のような閉じた海域で使うには過大過ぎる。
このような海域で運用するのはミストラル型よりも小さい新たなプロジェクトの大型揚陸艦(イワン・グレン型)が適している。
 
・ロシア製の艦は、海軍歩兵300名、装甲車両40輌あるいは戦車13輌を揚陸できる。
 
・「イワン・グレン」は、2機のヘリコプターを搭載し、76mm砲と2基のAK-630高射機関砲、数基のロケット発射機を装備する。
 
・「イワン・グレン」の排水量は5000トンであり、50億ルーブルの予算を要する。
 
・「イワン・グレン」は、同プロジェクト唯一の艦である。
昨年(2010年)10月、このシリーズの2番艦を建造するという話が有った。しかし、金属資材の準備は進んでいない。
 
・(ロシア)海軍には、このクラスの揚陸艦が18隻程度必要だ。このグループは、既存の海軍揚陸艦部隊全てを置き換える。
ただし、ミストラル型4隻があれば、このうちの半分程度の需要は満たせる。
 
・新たな大型揚陸艦の建造が遅れているという事実は、ロシア海軍はこの艦を必要としていないと見る事ができる。
 
・建造が優先されなければならないのは、(揚陸艦を)護衛する艦、即ちコルベット、フリゲート、駆逐艦である。これらは、艦隊の新たな戦闘部隊を補充するのには十分ではない。
 

昨年(2010年)10月、イワン・グレン型2番艦が起工されると報じられました。
 
『くろいあめ、あかいほし』
★ロシア海軍ニュース四題
★1171.1型揚陸艦の2番艦を起工
 
しかし結局、起工されてはいないようです。
それどころか、2番艦以降は建造されない可能性すらあります。

「海軍には、このクラスの揚陸艦が18隻程度必要」というのは、現用の揚陸艦(ロプーチャ級やアリゲーター級など)をイワン・グレン型だけで全て更新するのであれば、このくらいは必要になるという事です。
しかし、フランスからミストラル型4隻を導入すれば、半分程度(8隻)で済むとの事です。
 
しかし現在のところ、プロジェクト11711の建造予定数は5隻です。
そして、上記の記事を読む限りでは、この隻数すら建造されるかどうか危うい。

フランスから導入するミストラル型4隻は、大洋艦隊、即ち北方艦隊と太平洋艦隊に配備される予定です。
 
 
ブルツェフは、「ミストラル」が購入された場合、北方艦隊または太平洋艦隊に配備される事に注意を促した。
「この艦を使用する為の能力による制限は有りませんが、閉ざされた舞台において保有する事は適切ではありません。このクラスの艦が配置されるのは、大洋艦隊になります」
彼(ブルツェフ)は言った。
 
 
そして、何隻建造されるか分からないイワン・グレン型は、黒海艦隊とバルト艦隊で折半という事になるでしょう。
もしも1隻だけの建造に終われば、「同プロジェクトの唯一の艦」は、黒海艦隊に配備される事でしょう。
 
 
従って、イワン・グレン型揚陸艦が太平洋艦隊に配備される可能性は限りなくゼロに近いと言えます。
というか、ゼロでしょう。
 
将来のロシア太平洋艦隊の揚陸艦部隊は、ミストラル型2隻だけで構成される事になりそうです。

更に、イワン・グレン型揚陸艦を建造するヤンタリ造船所は、ロシア海軍向けにプロジェクト11356Mフリゲート(改タルワー級)を6隻建造する予定です。
 
 
この6隻は、2013〜2016年に掛けてロシア海軍へ引き渡される予定です。
 
イワン・グレン型揚陸艦を建造する為のドックの空きは、当分無さそうです・・・・
 

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