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モスクワ、2月24日(アルムス-タス)

ロシア海軍の為に建造されるフランス製ヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」型4隻全てには、超音速有翼ミサイルを含む最新のロシアの打撃及び防衛兵器システムが設置される。
今日(2月24日)、ロシア防衛産業企業体の情報提供者は、イタルタス通信に伝えた。

「フランスで建造される最初の2隻のミストラルと、続いてロシアで建造される2隻のヘリコプター揚陸ドック艦は、最新の国産兵器システムの装備が計画されております。
それは、超音速有翼ミサイル発射装置、最新の対ミサイル及び対空及び対潜防衛複合体を含みます」
情報提供者は語った。 

無論、「ミストラル」艦上には、打撃・対潜ヘリコプター、砲、揚陸艇、装甲車両や他の機器および兵器が搭載されると彼は付け加えた。 

情報提供者は、最初の2隻のフランス製ヘリコプター揚陸ドック艦がフランスのサン・ナゼールから到着した後、ロシアのいずれかの防衛企業においてロシア製兵器の設置が行われると述べた。


ロシア連邦軍参謀本部は、この情報を認めた。
「我々には、フランス海軍が有しているような非武装のヘリコプター揚陸ドック艦は必要はありません。
ミストラルは、本質的に、最新の戦闘・航海・情報・通信管理システムを備えた巨大な浮上トランスポーターであり、海洋および空中において、他の戦闘艦と航空隊をカバーする為に必要な、申し分のない浮かぶ指揮所です」
参謀本部の情報提供者は述べた。

「ヘリコプター揚陸ドック艦は、沿岸地への海軍歩兵の装甲車両やヘリコプター、揚陸艇による上陸のみならず、我が海軍が有している様々な分野の海軍グループ(水上艦、潜水艦、海軍航空隊)の行動、更には、異なるグループの海洋及び大洋という舞台における軍事行動を統制します。
これらのグループの多機能戦闘艦の充分な安全を確保する為に、(ヘリコプター揚陸ドック艦)自身が十分な火力と打撃力を有している必要があります」
彼は強調した。 

「これが、ロシアのヘリコプター揚陸ドック艦に、長射程距離の有翼ミサイル、最新の対ミサイル及び対空及び対潜防衛手段が装備される理由です」
参謀本部の情報提供者は総括した。


今年2月16日、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、フランスがロシアの為に建造する「ミストラル」型ヘリコプター揚陸ドック艦には、ロシア製の兵器が装備されると記者団に語った。
「僕達は、防空手段による(艦の)防御を高める為、自艦防衛ミサイル複合体を配置します」
提督は述べた。
「ヘリコプター部隊の使用は、対潜任務を遂行するプランを強化します」
彼は述べた。
ヴィソツキーは、このような艦は、重要な艦艇グループの基礎であり、潜在性を著しく向上させると述べた。
同時に、総司令官は、フランス海軍の為に建造された同種の艦には兵器が無いと語った。

昨年6月17日、ロシア連邦大統領ドミトリー・メドベージェフは、ロシア海軍の為に2隻のヘリコプター揚陸ドック艦 「ミストラル」を建造する12億ドル相当の契約を供給会社DCNSと締結した。
同日、海軍総司令官は、次のように述べた。
「このクラスの艦は、艦隊基地から、任意の遠隔地の海洋及び大洋領域において、異なる規模の部隊を管理する為の指揮センターを装備しております」

「このような艦を建造する為の技術は、国産の揚陸艇や艦上航空隊を含む既存のロシア兵器システムのプロジェクトとの統合が可能です」
ヴィソツキーは述べた。

「この艦は、任意の世界の大洋海域に展開するグループの行動を調整し、平和維持・人道支援任務を遂行する統制艦として使用する事が出来ます。
そして、現在のロシアの艦艇及び船舶の能力を数倍上回る人道支援能力を提供します」
「これが、軍艦ミストラル型の本質です。僕達は、ロシア海軍の編制において使用する際の平時および戦時の任務全体への適用の必要性と実現可能性について述べております」
総司令官は付け加えた。 

現在、フランスでは、ロシア向けに最初の2隻のヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」型が建造されている。
艦は、2月1日にフランスのサン・ナゼールで起工された。
最初のヘリコプター揚陸ドック艦は2014年に、2隻目はその1年後にロシアへ引き渡される。

これらの艦には、ロシアの攻撃ヘリコプターKa-52「アリガートル」の海洋型が搭載される。
昨年、北方艦隊において、多用途攻撃ヘリコプターを海洋環境で使用する為の適合試験が完了した。

契約下でフランス側が建造する「ミストラル」には、戦闘情報管理システムSENIT-9など、 ロシアに対して幾つかの「高度な」技術が供与され、これらの揚陸艦に装備される。
その後、これらの技術は、ロシアの造船所で建造される2隻のヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」型の建造に使用される。

この艦の排水量は21000トン、最大全長210メートル、艦上には16機の重ヘリコプターだけでなく、指定地域へ移動させる900名の武装兵、70輌までの装甲車両を搭載できる。
(2012年2月24日12時23分配信)


イメージ 1

フランス海軍「ミストラル」型の固定兵装は以下の通りです。
ブローニングM2-HB 12.7mm機関銃×4基
ミストラル近接防御対空ミサイル2連装発射機(「シンバド」システム)×2基

ブローニングM2 12.7mm機関銃は、「キャリバー・フィフティ」として有名な機銃です。
1918年に開発され、第2次世界大戦におけるアメリカ陸海軍航空機の主要機銃として使用されました。
というか、当時、アメリカ国産の航空機銃は12.7mmと7.62mmしか存在しませんでした。
ちなみに、第2次大戦時のアメリカ軍機が装備していた20mm機銃は、フランスイスパノスイザ製です。

イメージ 2

ロシア側から見れば、フランス海軍の「ミストラル」の固定兵装では、「無武装」に等しいという事のようです。

ロシア向け「ミストラル」の兵装については、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将が2月16日に記者会見で触れています。


上のタス通信の記事を読む限り、ロシア海軍の「ミストラル」には、3R-14UKSK汎用ミサイル発射機高射ミサイル複合体「リドゥート」が装備されるようです。  

「超音速有翼ミサイル発射装置、最新の対ミサイル及び対空及び対潜防衛複合体」
「長射程距離の有翼ミサイル、最新の対ミサイル及び対空及び対潜防衛手段」
という条件を満たせるのは、3R-14UKSK「リドゥート」しかありません。

超音速有翼ミサイル対潜防衛ミサイル-3R-14UKSK
対ミサイル(弾道弾)防衛ミサイル対空防衛ミサイル-リドゥート

対弾道弾ミサイル(おそらく48N6E2)も搭載するのであれば、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートと同様の「ポリメント-リドゥート」(「リドゥート」のフルスペックヴァージョン、4面フェーズドアレイレーダー「ポリメント」を装備)になる可能性が高いでしょう。

更には、「砲」も装備されるようです。
(30mmガトリング砲?) 

「揚陸艦」にしては重武装になりますが、これまでのロシア側の報道を見ても、ロシア軍は「ミストラル」型を単なる「揚陸艦」と見ていない事が伺えます。
(艦の導入自体は「揚陸艦枠」で行なわれていますが)
言い換えれば、ロシア海軍が導入する「ミストラル」型を「強襲揚陸艦」と見なす事は判断を誤ります。

上のタス通信の記事でも、そして、この前のヴィソツキー総司令官の発言でも、ロシアの「ミストラル」は、対潜ヘリコプターの搭載も考慮しています。

これまでのロシア側の報道によると、ロシアの「ミストラル」はKa-52K攻撃ヘリコプターKa-29強襲ヘリコプターを搭載するとの事ですが、2009年11月末にフランス海軍の指揮・戦力投射艦「ミストラル」がロシアを訪問した際、この2機種に加え、Ka-27対潜ヘリコプターの適合試験を行なっています。


上のタス通信の記事中で触れられていますが、ロシア製攻撃ヘリKa-52は、昨年8月に北方艦隊所属の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル(海軍中将)クラコフ」で発着試験を行なっています。


ロシア海軍の「ミストラル」型は、いわば「汎用ヘリコプター巡洋艦」として使用されるようです。

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イワン・ロゴフ型の後継とばかり思っていましたが、ロシア海軍はミストラル型を、旧モスクワ型やキエフ型の再来にしようと目論んでいるんでしょうか?
ところで、固有武装や搭載ヘリについての情報はちらほら伝わってきますが、搭載艇についてはあまり話題に上がりませんね。問題(?)の『世界の艦船』誌の最新号では、フランスのカタマラン型揚陸艇L9092が紹介されていますが、これも一緒にロシアに引き渡されるんでしょうか?

「海洋型Ka-52」にも期待大ですが。
以前紹介されたテストの画像( http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/43648176.html )では、機首にセンサーが追加されて、また姿が変わってましたね。

2012/2/25(土) 午後 11:20 [ bygzam_ma08s ] 返信する

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何せ、対潜ヘリの搭載や対潜任務遂行も視野に入れていますからね。

ロシアにおいて最初にミストラル型の導入が報じられた時にも、モスクワ型が引き合いに出されていたものです。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/39732596.html


揚陸艇についての情報は全くありませんし、第一、ヘリと違ってミストラルとの適合試験も実施されていないようですが、搭載するのならば、フランスから一緒に導入する可能性もあるでしょう。

2012/2/26(日) 午前 0:05 [ 高町紫亜 ] 返信する

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お久しぶりです。
ひゅうが型の重武装バージョンって感じでしょうか。
オリジナルのミストラルをよく見ると、アイランド後ろとクレーンの間にVLSを増設したくなるスペースが… 削除

2012/2/26(日) 午前 9:01 [ PON ] 返信する

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ミストラル型は艦の後半部分(アイランドの後ろから)にヘリコプター格納庫、車輌格納庫、揚陸艇用ドックが有りますから、VLSを設置するとすれば、アイランドの前の方だと思いますが。

2012/2/26(日) 午後 1:57 [ 高町紫亜 ] 返信する

シア様、質問があります。
ロシアがこの艦を導入した際、形式名(アドミラル•ゴルシコフでいう22350型)は何になりますか?

2012/3/24(土) 午後 2:15 [ Blood Plus ] 返信する

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