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【ウリヤノフスク級(プロジェクト1143.7)重原子力航空巡洋艦】

[推定要目]
満載排水量:79,758t
全長:324.6m
幅:39.8m/飛行甲板最大幅:75.7m
喫水:10.79m
主機:原子炉4基/蒸気タービン4基、4軸
出力:240,000馬力
速力:30ノット
搭載機:70機以上(Su-27K艦上戦闘機、MIG-29K艦上戦闘機、Yak-44E早期警戒機、Ka-27ヘリコプター等)
兵装:
グラニートSSM用VLS×12、キンジャール短SAM用VLS×24、コールチクCIWS×8、RBU-12000対潜ロケット10連装発射機×2
乗員:2,300名+航空要員1,300名


クズネツォフ級に続いて建造に着手され、ソ連(ロシア)海軍初の「原子力空母」となるはずだった艦。
1番艦ウリヤノフスクは、1988年10月4日にソ連海軍の艦籍に登録され、ウクライナのチェルノモルスキー造船所(ニコラーエフ南)で1988年11月25日に起工された。
本艦は、1996年頃の就役が予定されていた。
ウリヤノフスク級は、少なくとも4隻建造する予定であった。

11435(アドミラル・クズネツォフ)、11436(ワリャーグ)に続くソ連海軍3隻目の「空母」であり、基本的には11435の拡大発展型。
兵装はクズネツォフ級とほぼ同じであり、スキージャンプ台が有るのも同一だが、アングルドデッキには新たに蒸気カタパルト2基が装備されている。

プロジェクト1143.7の設計は、1984年、キエフ級及びクズネツォフ級を設計したネフスキー計画設計局に依頼された。

旧ソ連は、キエフ級(プロジェクト1143)に続く「航空機搭載艦」として、当初は「蒸気カタパルト装備の8万トン級原子力空母」プロジェクト1160を建造するつもりだったが、国防省や共産党中央委員会が「本格的原子力空母」の建造に消極的であったため計画は潰された。続いて、蒸気カタパルト装備の6万トン級原子力空母・プロジェクト1153が計画されたが、こちらも国防省に「撃沈」された。

そして実際に建造を認められたのが、スキージャンプ台のみを備えた通常動力のアドミラル・クズネツォフ級だった。

そのクズネツォフ級に続くウリヤノフスク級は、当初建造されるはずだった「8万トン級原子力空母」とクズネツォフ級を足して二で割ったような艦になった。
ようやく蒸気カタパルトの装備と原子力推進化が認められたものの、クズネツォフ級の特徴であるスキージャンプ台と長距離対艦ミサイルVLSは踏襲された。
1970年代に、二度にわたって「本格的空母」を計画し、二度にわたって潰されたという現実の前では、蒸気カタパルトのみを装備する原子力空母を企画する事など出来るはずも無かった。

原子炉の形式は不明であるが、おそらくは、キーロフ級と同じKN-3型であったものと推察される。

ソ連邦解体直前の1991年11月1日、ソ連海軍は本艦の建造を断念、資金の供給を停止したが、
建造元のニコラーエフ生産財団は、建造工事を続行した。
しかしそれも長くは続かず、翌1992年2月4日、独立したばかりのウクライナは、
本艦をスクラップとして売却する決定を下した。

工事中止の時点の完成度は20パーセント程度であり、船体の下半分が出来上がった状態だった。

ウリヤノフスクは1995年までに解体され、屑鉄として売却された。


こうして、ソ連海軍初の原子力空母は幻と消えた・・・・

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