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2012年2月1日、フランスのサン・ナゼール造船所でロシア海軍向けのヘリコプター空母「ミストラル」型の1番艦が起工されました。

同日、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将から「ミストラル」型の最初の2隻の艦名が発表されました。


この事は、ツイッターの「軍事クラスタ」とかいう方々の間でも少し話題になっているようです。

1番艦の名前が直球過ぎてヤバいですね…

ミストラル級強襲揚陸艦「ウラジオストク」「セヴァストポリ」

見える!産経新聞が「これは、地名ではなく、文字通り東方を支配するために太平洋艦隊に送り込まれた」とか無用に大騒ぎする未来がw

象徴的な艦にストレートな名前を付けて来た感じですが、伝統的な艦名ですしおすし。



新たなミストラル型の「ウラジオストク」を除き、これまでに、ソ連/ロシア海軍で「ウラジオストク」と命名された軍艦は2隻存在します。
意外に少なかったりします。
しかも、初めて命名されたのは、1960年代になってからでした。


<初代「ウラジオストク」>
プロジェクト1134ロケット巡洋艦(クレスタI級)

イメージ 3

1964年12月24日、レニングラード(現サンクトペテルブルク)市のジダーノフ名称記念造船工場(現セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工
1969年8月1日進水
1969年9月11日就役、赤旗2度授与バルト艦隊編入
1969年10月1日、赤旗北方艦隊転属
1970年、赤旗太平洋艦隊転属

1988年9月28日から1990年4月23日までウラジオストク市ダーリ・ザヴォートでオーバーホール。

1990年4月19日、海軍総司令官は本艦の除籍を決定。
1991年1月1日、兵装撤去開始
1991年6月1日、スクラップとしてオーストラリアに売却

というわけで、約20年ほど在籍しました。

<2代目「ウラジオストク」>
プロジェクト1134B大型対潜艦(カーラ級)

イメージ 4

当初の艦名は「タリン」
1975年11月5日、ウクライナの61コムーナ造船工場(ニコラーエフ北造船所)で起工
1976年11月5日進水
1979年12月31日就役
1980年3月28日、赤旗太平洋艦隊編入
1990年8月9日、「ウラジオストク」と改名
1994年7月5日除籍
1997年6月、スクラップとしてインドへ売却

2代目は短命でした。
(「ウラジオストク」としては1990年8月9日から1994年7月5日までの4年弱しかない)
しかも、「ウラジオストク」と改名されて以降は外洋に出る事もなく、ウラジオストク港内に係留され、錆び付き、傾斜したまま放置されました。

イメージ 5

「タリン」改め「ウラジオストク」は、日本の軍事評論家とも関わりが有ります。

1989年8月、田岡俊次氏は、西側の報道陣への公開演習を行なった「タリン」に乗りました。

1991年8月、『世界の艦船』編集長・木津徹氏は、ウラジオストク港内で係留されたまま錆び付き、傾斜した「ウラジオストク」を見ました。
(この時、木津徹氏は同型艦の「ペトロパブロフスク」に乗って取材した)



そして3代目「ウラジオストク」は、フランスのミストラル型指揮・戦力投射艦になります。
ロシア海軍向けのミストラル型1番艦は2012年2月1日に起工され、2014年就役予定です。

イメージ 2


なお、日本では、ウラジオストクは「東方を征服せよ」という意味だと思われていますが、全くのデタラメです。

イメージ 1


ウラジオストクという名は,「東方を征服せよ」という意味

姉妹都市に対し、これは失礼でしょう。

・・・・少し、頭冷やそうか・・・・


ウラジオストク(ウラジヴォストーク)Владивосто́кの「ヴォストーク」(восто́)кは「東方」という意味ですが、「ウラジ」(владеть)は「所有する」「支配する」「領有する」「上手である」「堪能である」といった意味であり、「征服」などという意味は有りません。
ついでに書くと、「〜せよ」といったニュアンスの言葉でもありません。

ちなみに、「征服」はзовоевать(征服する、侵略する、獲得する)です。
「支配」にしても、владеть以外に、господствоватьという単語もあります。
というか、むしろгосподствоватьの方が「支配する」「統治する」という意味合いが強いですね。


ですから「ウラジオストク」は、直訳すれば「東方の所有地」といった意味しかないのです。

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2012年2月1日サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」(北方造船所)において、プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」が起工されました。


プロジェクト20385は、プロジェクト20380(「ステレグーシチー」型)の改良型です。
現在のところ、少なくとも10隻を建造する計画です。



プロジェクト20385「グレミャーシチー」型
イメージ 1


主な改正点として、ミサイル汎用発射機3S-14UKSK(オーニクス/カリブル両用)が装備されました。
8セル垂直発射機は、艦首100mm単装砲の後ろに装備されています。
イメージ 2


高射ミサイルシステム3K96「リドゥート」垂直発射機は、艦後部のヘリコプター発着甲板両端に移設されました。
(以前は艦首100mm砲の後ろに有った)
写真で見ると、ヘリ甲板両端に8セルずつの計16セル垂直発射機が装備されています。
イメージ 3



「グレミャーシチー」以前のプロジェクト20380が合計で5隻建造されていますから、これに加えて改正型のプロジェクト2038510隻建造するとなると、ステレグーシチー型シリーズは、少なくとも15隻建造される事になります。


ステレグーシチー型については、以前(2010年8月)に、後継コルベットの入札を行なう、などという情報が流布された事もありました。


『くろいあめ、あかいほし』より。
『コメルサント』紙によると、露国防省は20380型コルヴェットの後継となる新型コルヴェットの競争入札を実施する意向である。
入札には、国営のOSK(統合造船会社)から3設計局(ゼレノドルスク、セーヴェルヌィ、アルマーズ)が参加するほか、民間の設計局(外国企業含む)も参加の見込みと伝えられる。


しかし結局、改ステレグーシチー型が建造されることになりました。
『コメルサント』紙の報道は、ガセ情報だったようです。

「バラバノフの見解を同紙が引用したところによると、海軍は20380型の防空能力の低さに不満」との事ですが、
そもそも、プロジェクト20380「ステレグーシチー」は、高射ミサイル「リドゥート」の搭載が間に合わないから暫定的に「コールチク」を搭載したんですけどね。
「リドゥート」の開発自体は1990年代からスタートしていましたが、試作品が出来上がったのが2009年ですから、「ステレグーシチー」竣工(2007年)には間に合いませんでした。

艦には、防空の為、2種類の対空ミサイルを運用できる高射ミサイル複合体「リドゥート」が装備されるが、1番艦は、一時的な戦闘モジュールとして高射ロケット砲複合体「コールチク-M」が搭載されている。

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ロシア太平洋艦隊所属の救助船「アラゲズ」

深海潜水救難艇を搭載するエリブルス型救助船2番船です。


救助船「アラゲズ」(2011年12月30日、ウラジオストク金角湾で撮影)
イメージ 1


2009年11月6日に起こったロシア海軍航空隊の哨戒機Tu-142MZの墜落事故では、捜索活動の為、出動しました。

この時には、バチスカーフAS-30を搭載していました。

2011年9月9日に宗谷海峡を東航し、カムチャツカ方面へ向かいました。

その後、ウラジオストクへ戻りました。

上記の9月9日に宗谷海峡を東航したロシア海軍艦艇群のほとんどは、9月28日に宗谷海峡を西航したのですが、この時、「アラゲズ」の姿は有りませんでした。

「アラゲズ」は、その前後あたりに単独で宗谷海峡を通過したか、或いは、タタール海峡(沿海地方とサハリンの間)経由でウラジオストクへ戻ったのでしょう。

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ロシア太平洋艦隊所属の複合測定艦「マルシャル・クルイロフ」

衛星・弾道ミサイルを追跡する複合測定艦「マルシャル・ネジェーリン」型2番艦です。

2011年12月12日
ウラジオストク沖で撮影
イメージ 1


2011年12月30日
ウラジオストクの金角湾で撮影
イメージ 2


「マルシャル・クルイロフ」は、カムチャツカ半島クラ射爆場を標的として実施される弾道ミサイルの試射の際、軌道追跡を行なっています。

2011年に白海の戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」から発射された「ブラヴァー」弾道ミサイルも、「マルシャル・クルイロフ」により軌道追跡が行なわれていました。

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ロシア太平洋艦隊所属のウダロイ型大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」




2012年2月4日ウラジオストク金角湾で撮影された写真です。
イメージ 1

イメージ 2



「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、2010年12月下旬から2011年4月中旬までアデン湾海賊対処任務に従事しました。


2011年9月9日に宗谷海峡を東航し、カムチャツカ方面へ向かいました。


2011年9月28日、宗谷海峡を西航し、ウラジオストクへ戻りました。

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