空母(旧)ワリャーグ

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中国の手に渡った旧ソ連空母クズネツォフ級2番艦(旧)ワリャーグについて。
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中華人民共和国の軍事画像投稿サイト「飛揚軍事」FYJS.CNより。
http://www.fyjs.cn/

1〜3枚目の写真は、2010年2月2日に撮影された訓練航母「施琅」(シーラン)です。

現在、同艦は、大連造船所のドックで修理・改修中です。

アイランドに四角い穴が開けられていますが、ここにはフェーズドアレイレーダーのアンテナが取り付けられるようです。

「施琅」は、昨年(2009年)4月27日に大連造船重工のドックに入渠しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38381511.html

中国軍関係者の話によると、「施琅」は、ドック入渠前に機関部の修復を終えたとの事です。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38444732.html



中国は、空母の乗員訓練に関し、ブラジルの支援を受けるようです。
(中国は、「施琅」以外にも空母を国内建造する予定)

http://vpk.name/news/36142_braziliya_i_kitai_zaklyuchili_soglashenie_o_podgotovke_ekipazhei_avianoscev.html
【ブラジルと中国は、空母乗組員の訓練に関する協定に調印する】
2010年2月4日

情報の出所は、ポルトガル国際安全保障研究所「IPRIS」(Portuguese Institute of International Relations and Security)です。
http://www.ipris.org/

中国海軍がブラジルの空母で訓練を行なうという情報は、昨年(2009年)6月にも出ていました。

ブログ『OSINTSUM』より。
[人民解放軍海軍(PLAN)、ブラジルで航空母艦導入のための訓練実施へ?]
http://seipankoji.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/plan-6312.html


更には、今年1月、朝日新聞も報じています。

[国産空母2隻建造に1兆8千億円 中国軍幹部が試算公表]
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201001070458.html
(2010年1月7日22時54分)

>国営新華社通信系の「国際先駆導報」が報じた。
>戴氏は、(中略)実際の空母を使った発着訓練はブラジルで行われる、との見通しを示した。



現在、ブラジル海軍は、固定翼艦載機を運用する「正規空母」サンパウロを運用しています。
(4、5枚目の写真)
サンパウロは、元フランス空母フォッシュ(1963年就役)を2000年に購入した艦です。

搭載機は、AF-1ファルカン(A-4スカイホーク)とヘリコプターです。

中国は、この空母サンパウロを使ってパイロットや空母乗組員の訓練を行なうつもりなのでしょう。
将来の中国海軍「航母」艦載機パイロットは、まず最初に、スカイホーク(AF-1ファルカン)で発着訓練を行なう事になるようです。
(6、7枚目の写真は、ブラジル海軍航空隊のAF-1ファルカン)

A-4スカイホークは、フォークランド紛争でアルゼンチン軍が使用し、イギリス艦隊に対して超低空爆撃を敢行、駆逐艦「コヴェントリー」、フリゲート「アンテロープ」「アーデント」、揚陸艦「サー・ガラハド」を撃沈する戦果を挙げています。
イギリス海軍にとっては、1942年春にセイロン島沖で日本海軍航空隊の九九式艦上爆撃機により、重巡洋艦コーンウォール、ドーセットシャー、空母ハーミスを撃沈されて以来の「悪夢」でした。



ところで、雑誌『世界の艦船』2010年3月号(特集:海上自衛隊の艦載兵器)にも、訓練航母「施琅」の写真がカラーで掲載されています。
http://www.ships-net.co.jp/detl/201003/indexj.html

[どうなる改造計画!? 大連に係留されたままの中国空母「施琅」]

このタイトルからも推察できますが、同誌に掲載された写真は、「係留されたまま」の「施琅」です。
「2009年2月」に撮影された写真との事です。

『世界の艦船』編集部は、この古い写真を元に、「施琅」の改修工事は現在でも全く進んでいないなどと書いています・・・・

むろん、「施琅」は、2009年4月末にドック入りして改修工事は着々と進んでいる事は、当ブログでも紹介しています。


更に『世界の艦船』編集部は、「施琅」の吃水が上がっている事を根拠に、同艦には主機(機関)が搭載されていないと書いています。
しかし昨年4月末の中国軍関係者の話によると、「施琅」は、ドック入渠前に機関部の修復を終えています。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38444732.html
当然、同艦には主機(機関)が搭載されているという事になります。

『世界の艦船』編集部は、この情報を知らなかったようです。
彼らは、「昨年2月」以降の同艦の動向を全く把握していないようです。


それに第一、「主機が搭載されていない」という話は、以前の『世界の艦船』2006年3月号の掲載記事の内容と矛盾します。

http://www.ships-net.co.jp/detl/200603/indexj.html
[元ロシア空母「ワリヤーグ」が中国空母に!?……アンドレイ V. ポルトフ]

ウクライナの黒海造船所の関係者の話によると、ワリャーグは、中国に売却する際、主機は撤去しておらず、配線やパイプを切断しただけとの事です。


つまり、空母ワリャーグには主機が搭載されている(撤去されていない)という情報は、複数の「当事者」から出ているわけです。

これに対し、同艦に主機は搭載されていないと言う話は、「外野」の推測以外に情報源は有りません。

どちらが正しいのかは明白でしょう。

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現在、中国の大連造船所で修理中の旧ソ連空母「ワリャーグ」の動向。


Российский судостроительный портал(ロシアの造船業ポータル)より。
http://shipbuilding.ru/rus/


http://shipbuilding.ru/rus/news/foreign/2009/12/23/china/
【中国は、2010年に航空母艦「ワリャーグ」の航海試験を開始できる】

中国は、航空母艦「ワリャーグ」の復帰に7年間を費やした。
作業は、スローペースだが、確実に進展した。
最近、電波方向探知ステーション(レーダー)の為のマスト設置作業が行なわれたが、作業について、中国政府は公式には何も発表していない。

今年初頭、航空母艦は、おそらくは艦の動力と他の重設備を設置する為、乾ドックへ移動した。
昨年、航空母艦は、艦名を「シーラン」(施琅、1861年に台湾島を攻略した中国の将軍)に変更され、艦番号「83」を与えられた。

おそらく、中国は、1年以内に航空母艦の航海試験を成功裡に実施するだろう。
艦を使用する本当の目的は、誰もが知っている。
現在では、この航空母艦は、未来の中国製航空母艦の第一世代の艦載操縦士と乗組員を用意する為に使用されるという見方が広まっている。
この見方には、賛否両論がある。

2002年以降、「ワリャーグ」は中国の大連造船所にあった。
同艦は、隣接するハイウェーから良く見えた。

中国は、同艦を灰色(中国人民解放軍海軍色)に塗装する作業を行ない、航空母艦の上部構造物は復旧された事は注目される。
多くの労働者が、同艦の甲板に現われた。
同艦に関する厳格な守秘基準を厳守すると宣誓した労働者は、「ワリャーグ」で行なわれている事の細部を、造船所の同僚に知らせない。

中国は、複数のロシアの造船会社と協力し、おそらくは、航空母艦の設計図と技術、特に「ワリャーグ」へ設置する為の装置を得た。
昨年末、中国は、未来の艦載操縦士の最初の集団が、大連海軍学院での教育を開始すると発表した。
海軍士官は、4年間の教育を受ける。
既に中国には、航空母艦の形をした陸上離着陸場が存在する。
(2009年12月23日08時29分配信)


上の写真は、今月初頭に大連で撮影された旧ワリャーグです。
艦橋上にマストが設置されています。

今年8月、旧ワリャーグは、アイランドの一部を切り取りました。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/39879711.html

その後、切り取った箇所には、フェーズドアレイレーダー(おそらくは、中国の駆逐艦052C型が装備している382型)が設置され、それから、マストが新設されました。


なお、この記事の原文では、"Ши Лянь"(施琅)は"захватил остров Тайвань в 1861 году"
(1861年に台湾島を攻略した)と書かれていますが、正確には、1683年です。

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先週、「漢和防務評論」のアンドレイ・チャン(平可夫)氏がイタルタス通信のインタビューを受けました。
(上の写真5枚目が平可夫)


http://arms-tass.su/?page=article&aid=76865&cid=25
【中国の最初の航空母艦はロシア艦「アドミラル・クズネツォフ」と同一である】
香港、10月19日(イタルタス)

中国は「本当に間もなく」航空母艦の建造に取り掛かる。

「その構造は、ロシアの重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと同一であり、そして、同艦を実際にコピーしたものです」
香港を拠点とするカナダの専門家で東アジアの防衛・安全保障問題の軍事専門誌「漢和ディフェンス・レビュー」(漢和防務評論)編集長アンドレイ・チャンは、イタルタスのインタビューに答えて言った。

彼は、地元紙に掲載された中国の武漢市近郊に出現したコンクリート製の傾斜台を伴う航空母艦の甲板部分の実物大モックアップ写真についてコメントした。
チャン氏によれば、これはソ連邦が建造した姉妹艦「アドミラル・クズネツォフ」ないし「ワリャーグ」の上部構造物の精密なコピーである。

このような実物大の大型模型の建設が何故必要だったかという疑問に対する説明として、レーダーおよび他の多数の装置の設置・固定を含む全ての複雑な計算と調査に関し、航空母艦を建造する中国の多くの技術的格差の考慮が要求された為である事に専門家は注意を促した。

この問題では、特に、艦内に敷設される異なるケーブルおよび通信の特殊な「クモの巣」に関し、かなりの調査が要求された事をチャン氏は指摘した。

彼は、これら全ての作業は、武漢市の第701科学研究所によって行なわれていると説明した。
ただし、航空母艦の建造自体は、上海の造船所で行なわれる。

この件に関し編集長は、航空巡洋艦「ワリャーグ」(アドミラル・クズネツォフ)の構造をコピーした場合、去年12月中にロシア・中国政府間の軍事技術協力会議において署名された知的財産保護についての双方の合意に違反する事を強調した。

近年、中国は、積極的に異なるタイプの航空母艦を調査している。

ソビエト連邦崩壊後、中国は、スクラップとして複数の重航空巡洋艦〜「ミンスク」、「キエフ」、そして未完成の「ワリャーグ」を得た。
最初に入手した2隻は、シェンチジェン市および天津市の観光名所となった。
しかし、大連港に居る「ワリャーグ」は、信頼できる情報によると、将来の中国航空母艦の操縦士の訓練に使用する為、復元および近代化が指示された。

具体的には、この艦は、「アドミラル・クズネツォフ」シリーズに属しており、中国が建造する航空母艦の設計のベースとなる。

この件に関し、アンドレイ・チャンは、ウクライナから中国へ多大な援助が有った事を指摘した。
未完成の「ワリャーグ」は、中華人民共和国に2000万ドルで売却された。
また、ニコラエフの黒海造船工場からは、必要な技術資料一式が供与された。

香港のアナリストは、中国は、このタイプの航空母艦2隻の建造を意図している事を付け加えた。

チャン氏によると、中国の設計者は、艦上航空隊の編成の必要性に関し、ロシアの艦上戦闘機Su-33のベースであり、ソ連邦時代に製造された試作機T-10Kをウクライナから入手し、既に複製に成功している。
(2009年10月19日14時14分)


上の写真1、2枚目は、最近、武漢近郊に建設された空母の実物大モックアップです。

「漢和防務評論」のアンドレイ・チャン氏は、中国が上海で建造する空母の内、最初の2隻は「アドミラル・クズネツォフ」級のコピーになると見ているようです。

ただ、電子機器や兵装といった装備品は、「アドミラル・クズネツォフ」級とは異なるでしょう。
(飛行甲板の対艦ミサイル垂直発射筒も無いだろうし・・・)

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中国の「大連船舶重工」ドックで修理中の旧ソ連空母ワリャーグ(訓練航母「施琅」)。

アイランドの一部(前部と後部)が切り取られています。

切り取られた部分は、本来、フェーズドアレイレーダーを装備する箇所でした。

中国海軍の駆逐艦052C型(「蘭州」型)に装備されている382型フェーズドアレイレーダーでも積むのでしょうか。


その中国ですが、国産空母の建造作業を開始したそうです。


http://www.asahi.com/international/update/0829/TKY200908280445.html
[中国、空母建造に着手 初の国産、15年完成目指す]
【北京=峯村健司】

中国軍が上海など6カ所の工場を使い、初の国産空母の建造に着手したことがわかった。
複数の軍と造船会社の関係者が明らかにした。
国家中央軍事委員会幹部が今年4〜6月に各工場を視察し、責任者に空母建造の指示と計画概要を伝えた。
2015年までに5万〜6万トン級空母の完成を目指す。

胡錦濤(フー・チンタオ)指導部は10月1日の建国60周年記念式典を前に、海軍の長年の悲願であり、国威発揚にもつながる空母建造に踏み切った。
式典に合わせて建造着手を宣言することが指導部内で検討されていたが、「公表すれば周辺国の脅威論をあおりかねない」(中国海軍幹部)という慎重論が強まっている。

軍関係者によると、空母と、それを護衛する艦船などの船体は、主に上海の江南造船で建造される。
遼寧省大連、四川省成都、湖北省武漢、浙江省杭州、甘粛省蘭州にある軍需工場では、電力制御システムやレーダーなどの関連部品を製作している。
各工場でつくられた部品や装置は江南造船に集められ、最終組み立てが行われる。

空母専用に350億元(約4803億円)をかけて設けられた江南造船の第3ドックは、長さ約580メートル、幅約120メートルで中国最大級。
約8万人の作業員が集められ、鋼材のさび止め塗装などの作業を始めている。
秘密保持のため、構内には国家安全省の職員や警備員を配置している。

江南造船関係者は「必要な設備はすべて整った。建造は順調に進んでおり、海軍側からは急ぐように指示されている」と明かし、週末も無休で作業をしている。

中国海軍はソマリア沖での海賊対策に艦船を派遣するなど今年から本格的な遠洋進出に乗り出した。
空母建造は公表していないものの、梁光烈国防相が「大国で空母を持っていないのは中国だけで、永遠に持たないというわけにはいかない」と述べるなど、軍幹部の積極的な発言が相次いでいる。
(2009年8月29日4時1分)


この記事を読む限り、空母を正式に「起工」したのではなく、空母用の各パーツや船体に使う鋼板の製造を開始したという事のようです。

インドが建造中の空母「ヴィクラント(2代目)」の場合、2005年4月11日に空母用の鋼板切断(plate cutting)作業を開始し、2009年2月28日に「起工」されました。

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中国の軍事画像サイト『大旗軍事』より。
http://junshi.daqi.com/


6月1日に中国の大連市で撮影された旧ソ連空母ワリャーグ
(訓練航母「施琅」)

「大連船舶重工」のドックで修理中です。


本艦は、4月27日にドック入りしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38371762.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38381511.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/38444732.html


台湾軍事雑誌/航母ワリャーグ復活?
http://www.fyjs.cn/viewarticle.php?id=189354

ワリャーグの機関(蒸気タービン)の復旧についても書かれていますが、
この雑誌曰く、中共(中国)は、何十年にも渡って蒸気タービン機関搭載の国産艦を
建造した実績が有るから、ワリャーグの蒸気タービンの修理は問題なく実行できるとの事です。

ただ、中国がこれまでに建造した国産艦(旅大型など)に搭載していた「国産」蒸気タービン機関は、
半世紀前にソ連から入手したコトリン型駆逐艦の機関であり、ワリャーグの機関とは世代が違います。

具体的な数値で言うと、コトリン型駆逐艦の蒸気タービンは、ボイラー1缶あたり18,000馬力ぶんの蒸気を作り出せますが、ワリャーグ(アドミラル・クズネツォフ級)の蒸気タービンは、ボイラー1缶あたり25,000馬力です。

旧ソ連は、コトリン型やスヴェルドロフ級巡洋艦などに使われた蒸気タービンの後、
高圧ボイラーの新型蒸気タービンを開発し、キンダ型巡洋艦に初めて搭載。
この時は、ボイラー1缶あたり22,500馬力でした。
その後に建造されたソ連海軍の蒸気タービン艦も、基本的には同じ機関です。

そしてワリャーグ(クズネツォフ級)の蒸気タービンは、キンダ型の機関の改良型(出力アップ型)です。

中国は、1990年代末から2000年代中頃に掛けて4隻のソブレメンヌイ級駆逐艦を購入しており、
同級の機関も、キンダ型の機関の改良型(出力アップ型)です。
(ただし、クズネツォフ級の蒸気タービンと同一ではありませんが)

しかし、その中国が購入したソブレメンヌイ級駆逐艦のオーバーホールは、
ロシアの艦船修理工場まで持って行って実施されるとの事ですから、
(http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/36971168.html参照)
今のところ中国は、「"高圧ボイラー"蒸気タービン機関」の大規模なオーバーホールを自力で行なう所までは到達していないようです。

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