ステレグーシチー型コルベット

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ロシア海軍の新世代警備艦(コルベット)プロジェクト20380「ステレグーシチィ」型について。
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現在、ロシア海軍向けの新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズの建造が進められています。
 
「ステレグーシチー」シリーズは、現在までに7隻が起工され、このうち2隻が就役しております。

「ステレグーシチー」シリーズは、サンクトペテルブルク市セーヴェルナヤ・ヴェルフィ
極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場で建造されています。

ロシア海軍向けの「ステレグーシチー」シリーズには、原型のプロジェクト20380と近代化型のプロジェクト20385が有ります。


【プロジェクト20380】
原型
1番艦「ステレグーシチー」のみ近接高射ロケット砲複合体「コールチク-M」を装備

ステレグーシチー
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「ソーブラジテルヌイ」以降は高射ミサイル複合体3K96「リドゥート」発射機(12セル)を装備

ソーブラジテルヌイ
イメージ 2

 ・ステレグーシチーСтерегущий(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月15日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備
 
ソーブラジテルヌイСообразительный(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備
 
ボイキーБойкий(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2012年就役予定
バルト艦隊に配備予定

ソヴェルシェンヌイСовершенный(アムール造船工場、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2012年就役予定
太平洋艦隊に配備予定
 
ストイーキーСтойкий(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年進水予定
バルト艦隊に配備予定

建造中のストイーキー(2012年2月1日)
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グロームキーГромкий(アムール造船工場、建造番号2102)
2012年2月17日起工/2015年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

・セーヴェルナヤ・ヴェルフィ建造艦
2012年2月21日に建造契約締結

・セーヴェルナヤ・ヴェルフィ建造艦
2012年2月21日に建造契約締結

・セーヴェルナヤ・ヴェルフィ建造艦
2012年2月21日に建造契約締結

・セーヴェルナヤ・ヴェルフィ建造艦
2012年2月21日に建造契約締結


プロジェクト20380は、当初から新開発の高射ミサイル複合体「リドゥート」の装備が予定されていましたが、この艦載ミサイル複合体の現物が出来上がったのは2009年。
当然、2007年就役の1番艦「ステレグーシチー」には間に合いませんでした。

つまり、「ステレグーシチー」高射ロケット砲複合体「コールチク-M」(CADS-N-1)を搭載したのは、あくまでも、「リドゥート」が間に合わないが故の暫定的措置だったのです。

艦には防空の為、2種類の対空ミサイルを運用できる高射ミサイル複合体「リドゥート」が装備されるが、1番艦は、一時的な戦闘モジュールとして高射ロケット砲複合体「コールチク-M」が搭載されている。

高射ロケット砲複合体「コールチク-M」
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高射ミサイル複合体「リドゥート」
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高射ミサイルシステム3K96「リドゥート」の垂直発射機を艦後部に移設し、16セルに増加
「ウラン」対艦ミサイル発射筒を対水上ミサイル汎用発射機3R-14U1の垂直発射機8セルに換装
(汎用発射機は艦前部に装備)

上がプロジェクト20385、下がプロジェクト20380
イメージ 6

 
グレミャーシチーГремящий(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ、建造番号1005)
2012年2月1日起工

・セーヴェルナヤ・ヴェルフィ建造艦
2012年2月21日に建造契約締結

・セーヴェルナヤ・ヴェルフィ建造艦
2012年2月21日に建造契約締結



「2011年から2020年のロシア国家兵器プログラム」において、「ステレグーシチー」シリーズは18隻の調達が計画されています。

この18隻は、既に就役済みの「ステレグーシチー」「ソーブラジテルヌイ」を除いた数です。

2012年2月21日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、4隻のプロジェクト20380と2隻のプロジェクト20385の建造契約をロシア連邦国防省と締結しました。


改「ステレグーシチー」型コルベットプロジェクト20385は、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」において計10隻が建造される予定です。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の公式発表を見る限り、プロジェクト20385は、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」だけで建造されるようです。
「ロシア連邦政府は、造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィを、ロシア海軍の為に近代化されたプロジェクト20385コルベットを更に9隻建造する唯一の供給者に任命する事を決定しました」
ヴィリージェは述べた。

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2012年2月17日ロシア極東部コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場で、ステレグーシチー型コルベット「グロームキー」の建造が開始されました。

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アムール造船工場
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2012年2月17日
 
2月17日、アムール造船工場の造船台では、「グロームキー」と命名されたロシア太平洋艦隊プロジェクト20380コルベット2隻目の建造開始記念式典が開催された。
コムソモリスク・ナ・アムーレ市庁広報部は「中央海軍ポータル」に伝えた。 

式典には、ハバロフスク地方知事ヴャチェスラフ・シポルトコムソモリスク・ナ・アムーレ市庁代表、工場および企業幹部、ロシア海軍代表、「統合造船業営団」代表が出席した。
本日の行事-式典は艦の起工ではなく、建造の始まりである。
工場の専門技術者は、コルベットの最初の区画を溶接し、起工板が設置された後、製造された船体が組み立てられる。

計画によると、コルベット「グロームキー」(工場番号2102)は、2015年にロシア海軍へ納入される。
株式会社「アムール造船工場」では、既にプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェンヌイ」が建造されており、同艦は2006年夏に起工された。
現在までに、同艦の船体には、基本となる機器類が設置されている。

ロシア海軍は、水上艦部隊への戦闘艦の補充に関心を有している。
最近のロシア海軍総司令官ウラジミール・ヴィソツキー大将の発言によると、同海軍は、プロジェクト20380コルベットと、その近代化ヴァージョンであるプロジェクト20385〜1番艦の起工式典がサンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で2月1日開催された〜を20隻建造する計画である。

新たなコルベットは、同クラスの他の艦に優越する戦術・技術特性を有する。
その主な特徴は、多用途性、低視認性、自動システム、高速と改善された防空能力である。
特別な建造構成組立の導入により、二次元レーダーや艦の熱探知レベルは大幅に減少した。

<プロジェクト20380コルベットの簡単な戦術・技術特徴>
満載排水量-2100トン 
主要寸法:全長-104.6メートル、幅-13メートル、吃水-3.7メートル 
最大速力-27ノット 
航続距離-14ノットで4000海里。 
自立行動日数-15日 
推進器:2基のディーゼルユニットDDA12000(11660馬力)、4基のディーゼル発電機(630kW)
武装: 
2基の対艦ミサイル複合体「ウラン」発射機-ミサイル8基
高射ミサイル複合体「リドゥート」-ミサイル32基
携帯高射ミサイル複合体「イグラ」-ミサイル8基
1基のA-190 100mm砲塔
2基のAK-630M30mm砲塔
2基の対潜防御「パケット-NK」発射機-魚雷8基
2基の対水中工作員用擲弾発射機DP-64
対潜ヘリコプターKa-27を搭載
このクラスの艦の兵器と接続された固有の電子電波機器、水中音響機器が設置されている。
乗員:98名(うち士官14名) 


「グロームキー」(「大声の」「名高い」といった意味の形容詞)は、初代ツシマ沖海戦で戦没した駆逐艦
2代目第2次世界大戦時駆逐艦
3代目は1970年代末に就役したクリヴァクII級フリゲート(1998年除籍)です。
今回の「グロームキー」4代目です。

2012年2月17日

造船所の公式サイトでは「親衛コルベット」Гвардейский корветと書かれていますから、4代目「グロームキー」に親衛称号(親衛海軍旗)が授与されるという事です。

親衛海軍旗
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つまり「グロームキー」は、既存のロシア海軍艦艇の親衛称号を受け継いだ艦という事になります。

現在、ロシア太平洋艦隊所属艦で親衛称号を有するのは、ロケット巡洋艦「ワリャーグ」原子力潜水艦「サマーラ」、そして、インド海軍へリースされる原子力潜水艦「ネルパ」です。
おそらく、「グロームキー」が引き継いだ親衛称号は、インドへリースされる「ネルパ」のものでしょう。


今回起工された「グロームキー」は、要目を見る限り、ステレグーシチー型2番艦「ソーブラジテルヌイ」と同一の艦です。


ロシア連邦の「2011-2020年の国家兵器調達プログラム」によると、ステレグーシチー型コルベットは18隻建造される予定です。

既に就役済みの「ステレグーシチー」「ソーブラジテルヌイ」と合わせると計20隻になります。

現在、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」には、建造中のコルベット「ボイキー」「ストイーキー」、そして、2月1日に起工された「グレミャーシチー」があります。

一方、コムソモリスク・ナ・アムーレ市「アムール造船工場」には、以前に起工された「ソヴェルシェンヌイ」と今回の「グロームキー」が建造中です。

「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」では、上記の3隻以外にも、あと9隻のコルベットを建造します。

従って、「アムール造船工場」では、建造中の2隻を含め、合計で6隻のコルベットを建造する事になります。
(つまり、今後、さらに4隻が起工される)

「アムール造船工場」で建造中の「ソヴェルシェンヌイ」
(2012年2月17日撮影)
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2012年2月1日サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」(北方造船所)において、プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」が起工されました。


プロジェクト20385は、プロジェクト20380(「ステレグーシチー」型)の改良型です。
現在のところ、少なくとも10隻を建造する計画です。



プロジェクト20385「グレミャーシチー」型
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主な改正点として、ミサイル汎用発射機3S-14UKSK(オーニクス/カリブル両用)が装備されました。
8セル垂直発射機は、艦首100mm単装砲の後ろに装備されています。
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高射ミサイルシステム3K96「リドゥート」垂直発射機は、艦後部のヘリコプター発着甲板両端に移設されました。
(以前は艦首100mm砲の後ろに有った)
写真で見ると、ヘリ甲板両端に8セルずつの計16セル垂直発射機が装備されています。
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「グレミャーシチー」以前のプロジェクト20380が合計で5隻建造されていますから、これに加えて改正型のプロジェクト2038510隻建造するとなると、ステレグーシチー型シリーズは、少なくとも15隻建造される事になります。


ステレグーシチー型については、以前(2010年8月)に、後継コルベットの入札を行なう、などという情報が流布された事もありました。


『くろいあめ、あかいほし』より。
『コメルサント』紙によると、露国防省は20380型コルヴェットの後継となる新型コルヴェットの競争入札を実施する意向である。
入札には、国営のOSK(統合造船会社)から3設計局(ゼレノドルスク、セーヴェルヌィ、アルマーズ)が参加するほか、民間の設計局(外国企業含む)も参加の見込みと伝えられる。


しかし結局、改ステレグーシチー型が建造されることになりました。
『コメルサント』紙の報道は、ガセ情報だったようです。

「バラバノフの見解を同紙が引用したところによると、海軍は20380型の防空能力の低さに不満」との事ですが、
そもそも、プロジェクト20380「ステレグーシチー」は、高射ミサイル「リドゥート」の搭載が間に合わないから暫定的に「コールチク」を搭載したんですけどね。
「リドゥート」の開発自体は1990年代からスタートしていましたが、試作品が出来上がったのが2009年ですから、「ステレグーシチー」竣工(2007年)には間に合いませんでした。

艦には、防空の為、2種類の対空ミサイルを運用できる高射ミサイル複合体「リドゥート」が装備されるが、1番艦は、一時的な戦闘モジュールとして高射ロケット砲複合体「コールチク-M」が搭載されている。

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2012年2月1日、サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」(北方造船所)において、改「ステレグーシチー」型コルベット「グレミャーシチー」が起工されました。

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同日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」報道官は、ロシア海軍が同プロジェクトのコルベットを10隻建造すると述べました。

サンクトペテルブルク、2月1日-ロシア通信社ノーボスチ

サンクトペテルブルク市の造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、ロシア海軍の為にプロジェクト20385コルベット(近代化されたプロジェクト20380「ステレグーシチー」型)を10隻建造する。
水曜日、サンクトペテルブルク市の同社報道・秘書官オーリガ・ヴィリージェは、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

水曜日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で、プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」を起工する公式式典が開催された。
同プロジェクトは、設計局「アルマーズ」で開発されたプロジェクト20380近代化の結果である。
同日、工場では、ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴロフコ」が起工された。

「ロシア連邦政府は、造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィを、ロシア海軍の為に近代化されたプロジェクト20385コルベットを更に9隻建造する唯一の供給者に任命する事を決定しました」
ヴィリージェは述べた。

彼女によると、ロシア海軍は水上戦闘艦などの戦力補充に関心を持っている。
「最大で20隻までの同プロジェクト艦が必要です」
ヴィリージェは述べた。

公式式典に参加した北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョフ中将は、プロジェクト20385コルベット型の艦が、我が国の近海ゾーンにおいてロシア艦隊を防衛する問題を解決すると述べた。
「北方艦隊及び全てのロシア艦隊の近海ゾーン任務全般は、このタイプの武装艦の導入で解決されます」
コロリョフは語った。

彼は、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」における最新鋭艦(コルベットとフリゲート)2隻の同時起工は画期的な出来事である事を強調した。
「ソ連邦時代でも、このような出来事は稀でした」
司令官は述べた。

彼は、プロジェクト20385コルベットは、電子機器装置を含め、大幅に近代化されたプロジェクト20380である事を強調した。
「新機能を持つこの艦により、ロシア海軍は、自信を持って将来を眺める事が出来ます」
コロリョフは語った。

プロジェクト20380の1番艦「ステレグーシチー」は、2007年にロシア国防省に引き渡され、ロシア近代史における海軍の為に建造された最初の主要水上艦となった。
2隻目のコルベット「ソーブラジテルヌイ」は、2011年に海軍へ引き渡された。

3隻目のコルベット「ボイキー」は2011年に進水し、2012年に海軍へ引き渡される。
別のコルベット「ストイーキー」は建造中である。
同プロジェクト5隻目のコルベット「ソヴェルシェンヌイ」は、コムソモリスクナアムーレのアムール造船工場で建造されている。

新コルベットプロジェクト20385は、ヴィリージェが述べたところによると、ヨーロッパ諸国の現用フリゲートよりも戦闘力に優れており、ロシア海軍の為の新しい艦として、同クラスの同類の艦よりも優れた能力特性を有する。

コルベットの主な特徴は、多用途性、低視認性、自動システム、高速と改善された防空能力である。
プロジェクト20385コルベットは排水量2200トン、全長104メートル、幅13メートル、速力27ノット、航続距離4000海里、乗員100名である。

艦は、打撃ミサイル複合体「ウラン」、100mm砲塔、防空兵器複合体、戦闘情報管理システム、水中音響複合体、曳航式アンテナ、そして艦載ヘリコプターKa-27が装備されている。

艦は水中音響ステーションによる水中騒音や干渉に対する低発見性を有する。
特別な建造構成組立の導入により、二次元レーダーや艦の熱探知レベルは大幅に減少した。
(2012年2月1日17時41分配信)

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2012年2月1日に起工式典を行う予定の改ステレグーシチー型コルベット「グレミャーシチー」


2012年1月31日に撮影されたサンクトペテルブルク北方造船所ドック内の起工式典会場です。

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