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自民党は浄化能力を失った肥溜め \?\᡼\? 1\?\᡼\? 1

 自民党政権については、既に「日本を任せられる政党なのか!」に書いた
 自民党は官僚と歩調を合わせ「利権とアメリカ」のための戦後政治を担い、国民不在の政治を続けてきた。

 2009年の総選挙では国民不在の政治にしびれを切らした国民が民主のマニフェストに期待して政権交代を実現させた。しかし、民主党は自民党や路線変更に抵抗を示す官僚の包囲網に屈し既定路線から脱することができずマニフェスト破りの禁を犯してしまった。その結果、国民の票は反民主の少数野党に分散してしまい、2012年の総選挙では自民の大勝利を許してしまった。投票率59.32の中で小選挙区(43.01)・比例代表(27.62)を合わせた総得票率は35.28、つまり有権者総数の21弱の支持で衆議院の3分の2の議席数を得たことになる。

 また2014年の総選挙ではメディアも野党も揃って「争点のない選挙」と位置づけ、達成が危うくなった経済政策(アベノミクス)や大企業の意を受け派遣法の改悪、憲法改正を容易にするための国民投票法の成立、武器輸出三原則の見直し、さらには憲法違反の集団的自衛権容認の閣議決定、民主主義を危うくする恐れのある秘密保護法の成立など、従来の平和路線を大幅に変更する危険にはほとんど触れず、メディアはアベノミクスへの期待だけに報道の内容を集中させてしまった。その結果、前回を下回る投票率52.66の中で小選挙区(48.10)・比例代表(33.11)を合わせた総得票率は40.6と有権者総数の21.4弱の支持で前回に迫る議席数を得、国民から白紙委任を勝ち取ってしまった。野党支持票は集団的自衛権の容認を危惧する共産党だけに偏り共産党は票を伸ばしたが他の野党は惨敗だった。
 
 東京大学法学部教授石川健治氏によると、安全保障関連法案の強行採決は「クーデター」だという。国民から支持を受ける「革命」に対し、国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶのだそうだ。自民党は、盲信的なマネタリズムと急進的とも言えるナショナリズムに洗脳された一部の日本会議構成メンバーに「党ジャック」された危険極まりのないテログループと化してしまった。

 その理由は、第二次安倍政権が順調に第三次政権に移行し、更に4年のフリーハンド(任期)を得たことで、他の議員は、ボスに逆らってまで自身の立場を危うくしたくはないという「自己保身」、あるいは人質犯人と長時間過ごすことで、犯人に対して過度の同情や好意等を抱くという「ストックホルム症候群」とも言えるような状態にあると言っても過言ではない。

 98日午前、野田聖子前総務会長が国会内で記者会見し、安倍晋三党総裁の任期満了に伴う総裁選への出馬断念を正式に表明した。立候補に必要な推薦人集めに対し、執行部の締め付けが強く規定の人数を集められなかったわけだが、そこから分かることは、党の中で執行部の意向に「」と言える者が5にも満たないことだ。

 自民党議員の95以上が、国政の重要な空間(地位)を占めながら名前も顔もなく、有権者の負託に応えるでもなく、善悪の区別すら持たずボスの意向にただ応えるだけの厄介者「バクテリア」であるということだ。それでいて選挙になると選挙区に戻り、肥溜めから出たウジ虫に過ぎない輩が一人前の顔をして、そこら中に顔写真の入ったポスターを張りまくり、自分の名前を連呼して歩く。多くの有権者はそのような連中に投票しているとは考えていないのかも知れないが・・・。

 戦争法案強行採決なら、当面の対策は野党連携の模索と法廷闘争で違憲法案の採決無効を勝ち取るしかない。

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