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ゼロックススーパー杯。
なんとも言いがたいレフリングではあったが、試合内容は良かったし、今後に期待がもてるという点では充分に評価できる試合だったように思う。
ただ、シュートへの意識がやや希薄に感じたのも事実。勝つためには得点を奪わなければならないし、そのためにはシュートを撃たなければならない。
改めて、基本中の基本であるシュートの大切さを感じた試合だった。
で、話は2011シーズンに戻り、今回は中盤の選手の評価を。
7.米本拓司 1試合0得点 評価C
正直評価はなしが妥当だと思うが、一応出場していたので評価を。千葉戦の前半だけで評価というのは難しいのだが、チームが勝てなかったことを考慮してC評価に。その後の不幸を考えれば、一ファンがああだこうだと書くのもおこがましい。五輪代表の中盤の底のおぼつかなさをみても、彼の完全復活はもはやクラブレベルではなく、国家レベルで待ち望まれている。
10.梶山陽平 34試合6得点 評価B
冒頭でも触れたが、この34試合6得点という結果を受けて、果たして彼をどこまで評価すべきか、本当に悩んだ。攻守にがんばっていたし、体の強さを活かしたキープからかなり効果的なパスを前線に通す場面も多々みられた。得点への意欲も高かったし、ここぞの場面で体を張った守備をしていることもあった。ただ、やはり軽率なパスミスはまだまだ多かったし、この場面でそのプレーかよっ!という突っ込みを入れたくなるようなプレーも散見された。要は、2010シーズンまでの彼と、顕著な変化があったとは思えないし、大きく成長したとも感じられない。周りのレベルとの兼ね合いで、ある程度のプレーが出来ただけのように思えてしまう。しかも、彼のプレー水準はそのままチームの出来に直結するだけに、余計に軽率なプレーなどを見ると落胆せざるを得ない。それでも昇格に貢献したことは確かで、“シーズンの総括”という、この記事本来の趣旨と照らし合わせて、評価はBとした。
16.ホベルト 1試合0得点評価−
久々にある程度実績のある外国籍選手であり、しかも中盤の底という2010シーズンのアキレス腱となった位置での補強だけに開幕前の期待値はかなり大きかったのだが、蓋をあければ故障品(大変失礼な言い方だが)というか、使えなかったというか・・・。勿論怪我が原因なので致し方ない部分もあるが、それにしても・・・。
17.永里元気 8試合2得点 評価B
左サイドを動き回って、チャンスとあらばシュートまで持ち込むスタイルは、個人的には好みであり、もう少し出場時間を与えてもらいたかったし、谷澤がブレーキだな・・・と感じる試合ではもっとチャンスを与えてもらいたかったと思う。少ない時間でそれなりの仕事をやってのけたこともあり、評価はBとやや高めにした。ただ、トラップミスや単純なミスによるボールロスト場面も多く見られ、技術という点でレギュラー陣との差を感じた部分もあった。もうちょっとインパクトを残せれば・・・。
18.石川直宏 23試合3得点 評価B
数字では表せない貢献度が高く、色々な意味でもはやチームの象徴になりつつある選手だと強く感じさせられる1年だった。横浜戦でのロスタイムゴールは彼ならでは。積極性、相手に与える脅威、チーム全体に影響するオーラなど、相手からすればおそらく東京で一番嫌な選手ではないだろうか。そして、少なくとも2011シーズンだけで考えれば、その脅威を与えられる時間帯は、後半途中出場時の方が大きかったと思う。天皇杯を見る限り、まだまだスタメンでも戦力として通用するし、それはそれでチームへの貢献度も高いのだが、彼がベンチに控えているという事象そのものが、相手に脅威を与えているように思えるし、前半はパスを回して相手を疲れさせて・・・という戦略を実行する場合は、彼ではなく田邉の方が有効だったとも感じる。少しずつクラブ内での立ち位置も変化し、少しずつ自身の状況(パパに!)も変わってきたが、あの笑顔と颯爽とサイドを走り抜ける姿だけは変わらない。そしてその姿に声援をおくるサポーターが多いことも。
19.大竹洋平 11試合1得点 評価C
彼を高く評価している私としては、彼の放出自体信じられないことだったのだが、大阪でそれなりに経験を積んだと考えれば、それはそれで良かったのかもしれない。ただ、昨シーズンもクラブが望んでいる貢献を果たせていないことは事実。ボールも収まるし、ドリブルで抜くことも出来るし、得点に直結するパスを出すことが出来る貴重な選手なのだが、焦りすぎるというか、結果への要求が強く、それがバランスを崩している気もする。彼と梶山が同じフィールドにいる時のボールの動き、攻撃時のパスワークは、個人的に東京の試合を見てきて一番魅惑の瞬間でもあるので、ぜひぜひ来シーズンはそういう魅惑的なサッカーを魅せてもらいたい。
22.羽生直剛 37試合5得点 評価A
開幕前の期待値から考えれば、予想をはるかに上回る結果を残しただけでなく、チームへの貢献度もピカ一だったと言える。森重をMVPとしたが、羽生も甲乙つけがたいほどの活躍をしたと思う。それは2010シーズンの悔しさがあってこそだと思うし、毎年の積み重ねが年輪となってプレースタイルが磨かれていると思える数少ない選手の一人でもある。ことば足らずになってしまうが、彼の背中からは高校、大学、千葉、東京と築き上げてきたプレースタイルへの自負がにじみ出ており、全てが試合に勝つために収斂されているのがとにかく素晴らしいと思う。三浦文丈を見ていて感じた選手としての奥深さを彼からは感じることが出来ている。あと何年現役でいられるか分からないが、出来るだけ長く青赤のユニホームで、サッカーの深遠をみせてもらいたい。
27.田邉草民 31試合5得点 評価B
2010シーズンの出場0から考えれば、まさにサクセスストーリーを歩んだ一人だと思う。このまま五輪代表に選出されでもしたらシンデレラストーリーの完成だったのだが、終盤に尻すぼみしていったのがなんとも残念でならない。独特のボールタッチがJ2とは言えプロの世界で十二分に通用したのは素直に評価できる。得点はチャンスの数に比べれば少ないし、何より駒沢での愛媛戦以外はこのゴールがチームの勝敗に直結したというものが無いのも寂しい限り。また試合展開に影響しかねない軽率なミスや、せっかくチーム全体が良い雰囲気で前へ向かいだした場面でのミスパスやボールロストなど、将来を考えれば絶対に許してはいけないプレーが散見されるのは問題だと思う。良いものは持っている。あとはどう磨くか。
32.上里一将 17試合1得点 評価C
プレシーズンの活躍を見ていて、このまま梶山をベンチへ追いやってもらいたいと秘かに期待していたのだが、大熊さんにそんな度胸がある訳も無く、普通に梶山の控えに追いやられ、普通にベンチに座っていることが多かった。ただ、与えられた時間の中でそれなりの仕事はしていたと思う。欲を言えばこのチームに欠けているサイドチェンジのパスなどをもっと繰り出して彼ならではの良さを出せれば良かったのだが、なんとなくチームの雰囲気としてそういう風にはいかなかったのかもしれない。できれば残留してもう少し青赤のユニホーム姿を見たかったのだが。
35.下田光平 3試合0得点 評価C
あの湘南戦での活躍は消えうせないし、あれだけのプレーが出来るのであればもっともっと試合出場のチャンスを与えたいとも思う。確かにパス精度や展開力などではまだまだ課題もあったが、中盤で相手の攻撃を跳ね返す力強さは充分に発揮できていた。“戦える”選手だと思うので、今後の活躍を期待したい。
37.橋本拳人 0試合0得点 評価−
すんません。未見です。まだ若い選手なので今後に期待・・・なのでしょう。
39.谷澤達也 37試合5得点 評価B
色々な意味でサポーターへのインパクトは大。元々才能は高く評価されており、異なるクラブでもあれだけのパフォーマンスをしっかり出せることを考えても良い選手であることは間違いない。得点数はチャンスの数を考えればかなり少ないと言えるが、アシストや得点の一つ前のプレーなどの回数を考えればその貢献度は高いと言える。ただし、あくまでJ2の舞台。レベル云々ではなく、J1で同じような活躍を出来なければ本当の意味での良い選手にはなれない。総合的に考えて評価はAとも思ったのだが、もっと出来たはずなのでBにした。
中盤はサッカーにおける生命線。東京の場合、ここの選手の質が高いのでこの位置での勝負で勝てるか否かは非常に重要な問題になる。裏を返せば前線ではあんまり勝ててない場合も多いのだが・・・。
2011シーズンを振り返ると、中盤の勝負で勝てたからこそ試合にも勝てたことが多かった。そのため中盤の選手は軒並み高評価になっていると思う。
特にレギュラー陣は結果を残したこともあって、高い評価をつけた気がする。
できれば2012シーズンも中盤の選手はがんばったな〜と思いながら振り返りたいとつくづく感じる。
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大竹は同じく思い入れのある選手です。
大阪レンタルで筋トレの重要性を学んだという記事にもっと早く
気付かなかったのかとツッコミ入れたくなりましたが、自分の
長所を伸ばす方に関心があるんだろうと思いました。
今季は河野との競争でもっと幅の広い選手になって欲しいです。
2012/3/4(日) 午前 0:03 [ タケシ ]
あんまり筋トレし過ぎるとキレがなくなってしまうみたいなことを以前大竹は言っていたような・・・。河野とはユースからのライバルですからね・・・。お互い意識しているコメントをしてますし、ファンとしてはそれはそれで楽しみです。
2012/3/5(月) 午前 0:06
今年もじっくり読ませていただきました。
10番についてひとこと(まったくこいつは言い足りないってことないですね(^^))
東京全体のコンセプトである最後まで諦めない!ってとこが欠けてますね。でも梶山ももう中堅以上になって若手の面倒見なんかがすごくいいらしいですね。
やっぱり東京がもっと上を目指すには梶山の覚醒が必要不可欠ですね!
2012/3/5(月) 午後 0:39 [ coltrane1964birdland ]
梶山の成長こそが、東京の躍進に繋がることは間違いないと思いますし、過去の年代別代表を考えれば、遠藤の後継者は彼以外いないと思っています。ゼロックスから“戦う”気持ちが見えていることは非常に良いことだと感じています。徐々に男らしくなってきた梶山を見守るのも東京サポの醍醐味かもしれませんね。
2012/3/11(日) 午後 1:57