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J1リーグ第12節(@味スタ)
東京 3 − 2 鳥栖
後半75分からの怒涛の3ゴールで大逆転勝利を収めた東京。3連勝と、最高の形で(個人的には最も勝ちたい相手である)浦和戦を迎えることとなった。
実は、試合開始前から私は良くて引き分け、普通にやれば敗戦を覚悟していた。
そんなサポーターはいらねぇ〜という謗りをうけるだろうが、現状の東京のポゼッションサッカーと、鳥栖の鍛え抜かれた堅守速攻の完成度とバランスを考えると、どう考えても勝てる予感が無かったのだ。
ではなぜ観に行ったのかというと、単純に敗戦がどのような形になるのか。誰がミスし、誰が戦えなかったのかを改めてチェックしておこうという、なんとも底意地の悪い考えからだった。
鳥栖が強いというよりは、ああいう相手(堅守速攻を貫けるチーム)との相性は極端に悪いというのが、この考えの根底であり、現状ではそういうサッカーをされると、引き分けることができるかどうかが、東京の実力だと思っていた。
勿論、勝ってもらいたくないなんてことはなく、0−0で後半半ばくらいまで粘れれば勝機は出てくるかな・・・という淡い思いもあるにはあったのだが、前半終了間際の失点で、ほぼ負けを覚悟した。
ボランチタイプを中盤に4人並べた時点で、おそらく前半はポゼッションで圧倒的に有利に立ち、相手の疲労を誘い、後半石川、河野あたりで変化をつけて1点を奪って勝つというのが、ポポ監督のゲームプランではないかと試合開始前に予想していたが、その前半での失点で、このプランは瓦解していたし、2点差になってしまうと、本当に相手がドン引きしてしまう可能性が高いので、2失点目でこりゃ〜厳しいな〜と正直に感じた。
原さんが指揮していた2003〜2005年くらいまでであれば、はまれば3点差でもひっくり返せそうな勢いが東京にはあったが、2006年シーズンの大逆転劇のオンパレード以来、あまりそういう試合は記憶にない。
ところが・・・。
私は心の底から選手に謝りたいと思った。
あきらめていた訳ではないが、そういう試合(敗戦)も考慮して観戦するなど、やはりサポーターとして、一ファンとして、あまり良くないことなのだと、つくづく感じた。
3点目の逆転ゴールが吸い込まれた瞬間絶叫し、久々に感情の全てをさらけ出したような気持ちになった。
サッカー観戦の醍醐味は良いプレーを観るということも勿論あるが、やはりこういうスタンドとピッチが一体となったゴールを観ることなのだと、改めて感じた。同点にしてからの味スタはバックスタンドを含めて本当に選手を後押ししていたし、観ていて明らかに3点目が入りそうな雰囲気がぷんぷんしていた。
2006シーズンの川崎との大逆転劇も、そういえば同点になってからはなんとなく勝ち越しゴールが決まりそうな雰囲気があったな・・・なんて、ちょっとセンチメンタルになりつつ、私の予想をはるかに超えてたくましい試合を見せた選手たちに、手が痛くなるまで拍手をしたいと思った。
ポポ監督はまるで優勝を争う上での重要な試合に勝ったかのような、ロマンチックなコメントで勝利を祝っていたが、正直そこまでの内容だったとは思えない。勿論後半途中からはほぼワンサイドゲームになり、圧倒的なポゼッションをみせて、チャンスも作り続けてはいたが、鳥栖がドン引きしなければそこまでのポゼッションは無かったし、なんだかんだで2失点したことも事実。
ヒョンスの右SBと長谷川の右MFはあまり機能していなかったし、谷澤と米本は現状のチーム戦術にいまいちフィットしていないのも変わっていない。
高橋と徳永の接触という予期せぬハプニングがあったにせよ、絶対に与えてはいけない先制点を、またしてもカウンターでやられたという事実もまた、変わることのない現実でもある。
なので、タイトルにも書いたが、スペクタクルはあくまで13分間であり、それ以外は(後半の中盤から逆転までの間は圧倒的に攻め続けてはいたが)、スペクタクルな試合内容ではなかったと、しっかりと再認識しなければいけないと思う。
次は、鳥栖と同じ堅守速攻をDNAとして持っている赤いクラブが相手。
パスサッカーへの転換を図ってはいるが、現状はカウンターに活路を見出そうとしている。そして始末の悪いことに個人能力はかなり高い。
浦和が東京以上にパスサッカーに拘って、オープンに攻め合う展開になったら、東京に軍配が上がる確立は高くなると思うが、おそらく浦和は前節清水戦同様に、引いて守りを固めて、カウンターに活路を見出そうとするはず。さらに前線の選手の個人技からファールを奪い、セットプレーのワンチャンスで得点する能力も高い。
広島、鹿島、鳥栖と、同様の展開がHOMEで繰り返される可能性は非常に高いと思うが、鳥栖に勝ったことで、選手たちが自信をもって挑めるのがまずは良薬だと思いたい。
さらに、リーグ浦和戦最後の勝利は、ルーカスのヘッドだったことを思い出すと、なんとなく今年こそは・・・という思いが湧いてくる。
個人的には、ゴリゴリとしたドリブルがとにかく気に入っている河野に期待したい。
城福さんが率いていたU−17代表時から、私は彼のプレースタイルが大好きだったのだが、鳥栖戦を観ていて、さらに気に入った。
河野のドリブルからファールをもらい、石川のFKをルーカスがド〜ン!
久々にあの赤い集団を黙らせたいな〜。
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ポポ監督のコメントは勝っても負けてもそのまま受け取らない方が良いのかなと思っています。
あの言語圏のヒトは一筋縄ではいかないような・・・
それはともかく、70分くらい鳥栖の試合でしたね。
潮が引くように鳥栖がアグレッシブさを失ったので、東京に勝機がきたとも思います。
とはいえ、千真の得点ごとに興奮が増していきましたし、ある意味で東京が愚直さを持っていたことに感動しました。
浦和相手にこう行くかどうかわかりませんが・・・ともかくカウンターで、最短距離で最少パスで決められてしまうのは、もう見たくありません。そうかといってゴール前で慌ててファウルで止めて、男川澄(と、夫が呼んでいる柏木)か誰かにFKでやられるのも不愉快きわまりないし・・・と、ネガティブな光景ばかり浮かんできます。
ポポは絶対に相手に合わせるサッカーはしないでしょうから、ただ無駄に呼ばれた代表候補と代表の疲れがなく、阿部勇樹の調子が良くないことを祈るばかりです。
2012/5/24(木) 午後 10:46
カズマのハットトリックに酔いしれました。
相変わらず似たようなカウンターで失点するのは卒業して欲しいです。
週末浦和戦は、必勝を期して欲しいです。
去年の天皇杯では黙らせてるのでホームで再現期待してます。
2012/5/24(木) 午後 11:26 [ タケシ ]
ぼくも心の底から選手に謝りたい、また絶叫していた一人です(^^)
ただ、揚げ足を取るようですが、あの13分間がすべてではないと思います。
その前からの点を取る!という姿勢が3点を生んだと思います。
そういう姿勢を90分間続けられるようにしなければいけませんね。
ぼくも河野に期待しています!
2012/5/25(金) 午前 9:20 [ coltrane1964birdland ]
>ふうちゃんさん。
ポポ監督のコメントは確かに言外に色々と秘めていそうですね。まだ付き合いが浅い私たちにはどれほどの文面がその下に隠されているのか、見えてこないですが・・・。
浦和はAWAYですし、かなり割り切って守備を固めることができます。カウンターで1点取れれば、何が何でも守り倒す気でしょうし、あそこのクラブはそういう展開でも平然と「ウチのサッカーができた」とのたまっちゃえるふてぶてしさがあります。負けたくないですね。
>タケシさん。
カウンターからの失点は、おそらく今シーズンずっと続くと思うのですが、HOMEで絶対にしてはいけない時間帯、相手の時は、やはりもっと注意を払ってしかるべきかと思います。そう言えば、天皇杯では勝ってましたね。でも、リーグで、しかもHOMEで勝ってなんぼです!
2012/5/25(金) 午後 11:01
>coltrane1964birdlandさん。
仰るとおり、前半から“自分たちのサッカー”を貫こうという意志は感じられた試合でした。ただ、点を獲るためには前半のメンツではちょっと厳しいかな・・・という気もします。できることなら、前半から圧倒できる試合が観たいのですが、疲労などを考えると、後半勝負というベンチ要因も欲しいですね。変化をつけられる河野に期待です。
2012/5/25(金) 午後 11:01