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ラグビーワールドカップ決勝 南アフリカ 15 ― 6 イングランド イングランドに勝てるとしたら、南アフリカだとは思っていた。しかし、前半9−3というロースコアな展開になったので、イングランド巻き返しも十二分にあり得るのではないかと思っていたが、最後まで南アの防御は崩れなかった。 結果だけ見れば、イングランドのFWを南アのFWが互角以上に押さえ込んだのが勝因だった様に思う。 バックスの展開とか、お互いが持ち味を出してとか、そんなロマンチックなラグビーでは無かったし、正直見応えがある決勝ではなかったが、相手の長所を消し、確実に得点を奪い、矢のようなタックルを最後まで続けた南アは、勝者に相応しいラグビーをしたと思う。 ウィルキンソンがなんとなく本調子ではなかったようにも見えたが、それ以上に、イングランドFWが相手にプレッシャーを掛けられなかったと見るべきだろう。 逆に、南アのFWのプレッシャーは相当なものがあった。 あの幻となったトライが決まっていれば、結果は分からなかったことは確か。 しかし、イングランドが偶発的なチャンス以外、ほとんどノーチャンスだったのも事実。 それにしても、南アのセットプレーの確実さ、キック処理の巧みさは本当に素晴らしかった。 まぁ、準決勝であのアルゼンチンのキックに勝ってきたんだから、イングランドのキックは、ある意味読み易かったのかもしれない。 そして、相手が嫌がるプレーをしっかりと実行できる試合巧者ぶりは、やはり健在だった。 今大会の南アは正直あまり注目されていなかったし、優勝候補にも挙がっていなかった。しかし、しっかりとした防御と、キックも、FW戦も、バックスも、バランス良くまとまっているチームは、実のところトーナメントなどでは力を発揮するのだと改めて示された気がする。 いや〜ワールドカップが終わってしまった。 正直、南アの優勝と言うのも、あまりスカッとするものではない。 イングランド連覇も、やっているラグビーがあんまり好きではないので応援しかねていたが、それ以上の手堅いラグビーを見せられると、なんとなくこれが世界の戦いか・・・と浪漫を粉砕された気がしてしまう。 今大会、全試合を見たわけではないが、個人的に一番好印象を受けたのは、やはりフィジー。 日本戦はちょっと危なかったが、ウェールズ戦、南ア戦と、彼らの見せたランニングラグビーは胸がスカッとする思いだった。勝っても負けても、あれを見せられるとフィジーは良いな〜と思わせられる。 また、準々決勝のフランスも素晴らしかった。 魂のタックルと、ラテン気質溢れる展開ラグビー。これぞフランスという試合だった。相手があのNZだったゆえに、余計に光り輝いて見える。 そしてアルゼンチン。 3決での炎のタックルの数々は、衝撃的だった。 エルナンデスのキック中心とは言え、イングランドとはまた違った趣がある。 今後、さらにバックスが力をつければ、ひょっとしたら・・・と思わせてくれた。 ジャパンも、カナダ戦とか、フィジー戦とか、感動的な試合ではあった。 1勝もしていないのに、成功ではないだろうが、なんとなく惨敗だけのワールドカップではなかったように感じてしまうのは、カナダ戦のロスタイム同点があったからだろう。 しかし、世界との距離が想像よりもはるかに遠いのも事実。 次はニュージーランドで2011年に開催されるラグビーワールドカップ。 雲行きが怪しいアジア枠だが、ワールドって言っているんだし、何とか参加できるようにしてもらいたいと思う。競技人口の拡大とか言っておいて、レベルが低いからアジアは要らないは違うと思うし。 ドキドキの1ヶ月が終わってしまったが、国内ラグビーシーンは既に始まっている。
今期は大好きな明治も調子がいいみたいだし、久々全勝での対抗戦、早明戦が見られそう。 まずは、国内の盛り上がりがあってこその、ジャパンの強化。 ワールドカップで勝利を味わう為にも、日々精進してもらいたいものだ。 |
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