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詩集『父の散歩道』
星 ひかる
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実家に泊まるのは 十五年振りでした
私は ひとつひとつ
家具やら 調度品やら
見廻します
それらは なにひとつ
変わったところのないように思え
親しみを込めて
この私を 迎えてくれました
唯一 変わったもの
それは テレビでした
「お父さんがね どうしても薄型のテレビが欲しい
っていってね 一週間前に買い換えたばかりだったのよ」
淋しそうに 母はいいました
主人のいない部屋に
電源の入っていない 黒い画面の薄型テレビ
その画面には 楽しみにしていた
あなたの顔が見えるようで
私は そこに自分の顔を映してみました
そこには 紛れもないあなたの息子の
私が 映っていました
唯一 変わったもの
それは 私でした
2010年8月26日作
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お久しぶりです、ひかるさん。
アナタの小説、読んでみたかったのですが、携帯のせいでしょうか…アクセス出来ませんでした。
でも詩の方はアクセス出来ましたよ。
時間のある時に、じっくり拝読させていただきます。
これからもよろしく。
そがよしかず
2010/9/25(土) 午後 3:06 [ そが ]
昨日は遅くまでお疲れさまでした。またよろしくお願いします。
2010/10/11(月) 午後 2:45
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します!
2011/1/2(日) 午後 11:23 [ mir**hiro ]