詩人星ひかるのブログ

ようやく芥川賞に向けてスタートしました。最短コースの2011年前期に受賞となるか……!

青春詩

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この「雨の夜の中で」は、私が大学生の時の詩である。
とても拙い詩ではあるが、公表した訳は、そのとき恋していた私の子供っぽい
気持ちが表れていると思うからだ。

もうすぐ四十に手が届くかという歳になると、忘れがちの気持ちでもある。

恋したその子は、私達野球部員のアイドル的存在の子だった。
いまでもその顔を思い浮かべることが出来る。

その子と私は、一時相思相愛になったのだが、私は、自分のような人間が
仲間を差し置いて、こんなにも可愛い子を奪ってしまっていいものかどうか、
真剣に考えた。

いまとなっては奪ってしまっても良かったのだろうなあ、とは思うものの、
そこで彼女を独り占めしなかったがゆえ、私は書くことを続けることが
出来たんだとも思う。

そしてなにより、私の心の中で、彼女は、いい思い出となって生き続けていられる
のである。

ちょっと危ないか?(笑)
そんな危ない人間じゃないよ(笑)。


星ひかる

雨の夜の中で
                 星 ひかる

気が滅入るときは なにをしても仕方がない
こんな思いも いまだけだと
雨の夜の中に 身を置いてみる
変われぬ自分が悲しくて
雨音だけが
いまの僕の 唯一の友達のようだ

君のくれた最後の言葉に 身を置いてみる
でも 君に会うのは辛すぎることに気が付く
さっき友達になったばかりの
雨の夜の 過ぎるのを待っていよう
朝になれば 君の姿も光りで消えるだろうから

戻れるものなら
出会ったときに かえりたい
君を愛する前に かえりたい
僕のことだから
また君を 愛してしまうんだろうけれど
少なくとも
違う僕には なっているだろうから

一九八九年五月十八日

二十歳を過ぎて
                星 ひかる


いま二十歳を過ぎてから 一年と少し経ったけど
何年か前に経験した 仄かな恋の味を思い出したんだ

自分が少年に戻ったような
初めての恋に戸惑いを感じているような

普段は友達として話しているのに
夜になると 何故かしんみりとしたり
ひとりになるのが怖いような
誰かそばにいて欲しくて仕方ないんだ

もうオトナの恋をしてもおかしくない自分に
一体 オトナの恋ってなに?
と問いかけてみたり

初恋の女性を思い出してみたり
あの頃は どんな気分で毎日を過ごしていたのかとか
きっと なりふり構わず 突っ走っていたんだろうなあとか
考えたり 笑ってみたり 溜め息ついてみたりで

やっぱり 自分は子供だと 改めて思うし
そんな自分は 別に嫌いじゃないし
オトナのオトナはたくさんいるけど
子供の心をしたオトナは少ないと思うし
アウトサイダーな自分には それが基本と思うし

やっぱり すぐ近くに こんな自分の心を
熱くしてくれる女性がいてくれるんだし
それだけで その女性は大切に 思い出の 心の……

そう 心の秘密箱の中にしまっておきたいし
白髪になったときの エキスにしたいし

彼女を 自分のこの手で 汚してしまうのは
彼女を愛している人たちに 申し訳ないし

でも 人は自分のことどう観ているか知らないけど
自分で自分をいうなら
こんなに純で 粋で 素敵な奴はいないと思うし
自信だってあるんだ

それを解ってくれる女性がいてくれれば嬉しいし
その女性が 彼女であって欲しいと思うんだ

そんな気持ちが
最近 妙に 胸が苦しくなったりしている原因なんだね




                          一九八七年十月十一日

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