天然のお花畑…妖精付き

危険過ぎる。原発は核兵器です。

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籠池泰典氏。安倍政権に逆らうと、
延々と留置場にぶちこまれたままだ
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沖縄平和運動センター議長の山城博治氏

罪を認めたくないと延々と勾留する
日本の「人質司法」は、
冤罪の原因であり
人権無視の恥ずべき手法だ!!


通常国会が始まり、森友学園疑惑でまた新しい文書や音声データ(アベの女房の昭恵さんが籠池氏にエールを送った内容だとか)があることが判明し、アベ政権は再び火消しに右往左往。それにしても「籠池夫妻の超長期拘留」は凄まじい・・アベべったりのお友達でも、一旦逆らえばどんな酷い仕打ちを受けるか「見せしめ」にしているわけだ。一方でアベを助けたりヨイショすれば、出世もできるし女性を強姦しても不起訴にしてくれる。


<警察・検察の長期勾留の手口>

例えばあなたがデモで運悪く転んでしまい、警備の警官にドーンとぶつかったとしよう。掲げた紙に「アメリカ尻舐め内閣打倒!」と書いてあったために、公安警察官に目を付けられていたあなたは、要注意人物として「公務執行妨害」の現行犯で逮捕された。


さて警察の留置場(悪名高き“代用監獄”)にぶち込まれたあなたは、早速取調べを受ける。「転んでたまたまぶつかっただけ」と、いくらあなたが言っても相手は聞く耳持たずだ。「まあまあ、ついかっとなって胸を突きとばしたんだろう。さっさと認めてしまえばすぐ釈放だよ。略式起訴で罰金で済むんだからさ。キミも会社だって何日も休めないだろうし、家族も心配してるよ」と自白を迫る。


現行犯逮捕なのだから容疑者に「証拠隠滅の恐れ」などあるわけがないし、サラリーマンで家族もいて「逃亡の恐れ」の可能性も百パー無い。だから「勾留」の必要などまったくないのに、「私が悪かったです、もうしません」と言わせるためか、何が何でも自白するまでは釈放しようとしない。「推定無罪」なんてどこの国の話だ、である。


さあ、ここが思案の為所、大げさに言うと運命の分かれ目。あくまでも無実を主張するか警察の勧める“妥協”(つまりウソの自供をして罪を認める)か? 痴漢の場合では運悪く容疑をかけられた者の多くは、たとえ無実でも捕まったこと自体を人に知られたくないので、今迄だと「ハイやりました」と認める人がほとんどだった。弁護士も「やってないことをこちらが証明しない限り、裁判官も絶対無罪にはしないし、なにしろ日本の刑事裁判は有罪率99.9だからなあ」と、ヤル気の無い人がほとんど。でも最近は映画『それでも僕はやってない』の影響で、裁判官の考えに変化が出ているが。


さて、「やってもいないのに罪を認めるなんて絶対にイヤ」と思うあなたは、「公務執行妨害なんてやってません」と妥協を拒否。すると三日目(警察は逮捕後48時間以内に、容疑者の身柄を検察に送致送検しなくてはならない)からあなたを取り調べていた検察官は裁判所に、あなたの身柄を拘束するための「勾留」請求を行う。勾留が認められれば(裁判所は96%認める)更に最大20日間留置場にあなたをぶちこんだまま、たっぷりギリギリと自白を迫ることができるのだ。だが傲慢そのものの検察官の取り調べにも屈せず、計23日間も無実を主張して頑張ったあなたは、ついに「起訴」されることになった。つまり略式でなく正式な裁判にかけられることになったわけだ。


裁判と決まったのだから釈放されるはずと思っていたら、甘かった! 勾留期限が切れる前日に警察は、今度は「器物損壊罪」の逮捕状を持ってきた。転んでよろけた時に、あなたの指輪が警備車両に傷を付けたというのだ。言いがかりでしかない全くの難癖だが、裁判所はまたも勾留を認めてしまう。これでまた取調べは新規スタートの「始まり始まり」・・とうとうあなたは、一ヶ月半も拘束されたままということになってしまった。ああ、会社はどうする?  人生終わりか?


<辺野古基地反対運動の山城さんの場合>


あなたよりも酷い目にあったのが、沖縄で辺野古基地反対運動をしていて逮捕された山城博治さんだ。「沖縄平和運動センター」議長山城さんは、201610月、高江ヘリパッド建設反対の抗議行動中に「立入り禁止」の有刺鉄線一本をペンチで切った「器物損壊罪」で逮捕された。


針金切ったことは山城さんも認めているし、本人が認めてるんだから「証拠隠滅の恐れ」などあるわけがない。こんな微罪だからすぐ釈放と本人も周囲も思っていたのだが、司法関係者の忖度か官邸の密かな指示なのか、なんと彼は逮捕後152日間も勾留されてしまった。検察が行った卑劣な手口に非難の声が上がり、アベ政権による「辺野古基地反対運動への政治弾圧」として世界からも注目され、「山城さんを釈放しろ」という世論が高まった。


では、警察・検察はどのような汚いさもしい手を使ったのか・・

「ハイ、やりました」と認めているのだから、一晩で出られると思っていた山城さん。実際簡易裁判所は検事の「勾留請求」を棄却(逮捕三日目)した。つまり「釈放しなさい」と命じたのだ。ところが那覇地検はすぐに準抗告し、那覇地裁も彼の勾留を認めてしまった。なんだか匂うねえ。更に驚いたことに何が何でも山城さんを釈放したくないのか、警察はありもしない犯罪をデッチアゲてきた。高江での反対運動の折、「防衛局員」に暴力を振るった「傷害罪」と「公務執行妨害」だという。


汚い留置場で、「自分で掃除しろ」というから雑巾で拭けば真っ黒。外は見られない。通路までカーテンで仕切られていてまったく外の様子が分からない。部屋には時計も無い。窓に覆いがしてあり光が入ってこない部屋にも入れられた。新聞は読めるが、基地に関する記事はすべて切り抜かれている。しかし逆に切り抜きが多いということは、「おお、きっと私のことも書かれているに違いない」と勇気が出た。もちろん弁護士以外は誰とも面会できないから、孤独で心細いことこの上なしではあるが。でも警察署の敷地の周りで、仲間たちが激励の声を上げてくれたのは本当に心強かった。


取調べは毎日警察署の中の取調室で行われたが、留置所からたかが56メーターしか離れていないのに、いちいち手錠と腰縄を付けられ、壁に手を突いて四つん這いのような格好をさせられ身体検査をさせられる。嫌がらせ以外の何物でもない。屈辱感を与え「心を折る」のが目的だろう。取調べの刑事というのがまた愚かで、「あなたには黙秘権がある」と言っておきながら、山城さんが黙っていると「なんで黙っているんだ」と怒鳴るのだ。


また勾留期限がきて「やれやれこれで拘置所に移れるぞ」と思っていたら、どっこいまたもやテキは恥知らずな手を使ってきた。今度は「アンタの共犯者を捕まえたから、共犯者の取調べが終わる迄は留置所からは出られない」と言うのだ。こうやって次から次と時間を置いて「共犯」とやらを捕まえ「事情聴取」してれば、何ヶ月だろうが何年だろうが留置場にぶちこんでおける。そのうち精神でもオカシクなればしめたもの、ということだろう。どこまで汚い卑劣な連中かと腸が煮える思いだった。


警察の「でっち上げ」はこれで最後かと思ったらとんでもない、まだ続いた。今度は辺野古基地建設への抗議でブロックを積んだ行為が、「威力業務妨害」に当たると言ってまたまた逮捕状。これ以外にも「米兵を小突いた」「右翼を押倒した」などなど・・言いがかりはキリがなく続いた。こうしてやっと、76日も経って警察の留置場から拘置所に移った。


拘置所に行って「これでやっと屈辱的な警察での取調べから解放される」と思ったのだが・・歯が痛くても治療してくれない。悪性リンパ腫(癌)を患っているのに、医者の所へ連れて行ってくれない。「あなた癌なんだろう。早く自白して外に出た方が良いよ」という脅迫である。拘置所へ行けば家族とも仲間とも会えるはずなのに、なぜか「接見禁止」が続いた。しかも私への激励の手紙や葉書が山のように届いていたのに、一通も見せなかった。保釈の日に渡された。


接見禁止も、時計を置かないのも、カーテンで閉じ込めるのも、手紙を渡さないのも、医者に診せないのも、部屋が汚く狭いのも、すべて勾留されている者の「心を砕く」ための手口だ。それにしても中国・北朝鮮じゃあるまいし、この「人権ゼロ」状態の酷さは何なのだ?  公判が始まる前日に釈放されたのでは、弁護士と十分な裁判の準備もできないではないか。


異常な長期拘留の目的・・どうやら公安は、基地反対運動のメンバーについての情報が欲しかったようだ。警察が現場で撮影した映像を見せては「これは誰だ、どこの組織の者だ」「アンタと一緒にブロック積んでるのは誰だ」「高江で、あんたの隣で話してるのは誰だ」としつっこく山城さんに聞いてきた。え「共謀罪法案」がまだ成立してない段階なのに、「アンタの演説に拍手した」「目配せをしてる」、これは「賛同」「協議」だから「共謀」だと言っていた。恐ろしいことだ。今ならきっと「共謀罪」で逮捕するだろう。もちろん山城さんは黙秘したが。こうして山城さんは癌の体でいながら医者にも診てもらえず、152日(5ヶ月)という異常な長期拘留となった。


<なぜ悪名高い“人質勾留”が続くのか>


人権無視のこの「勾留」だが、いくら世界から非難されても止めようとしない。警察による不正捜査・不祥事・裏金・犯罪でっち上げが続くなか、09年には「厚生省・郵便不正事件」という検察特捜の大失態による冤罪が起きた。世間の警察・検察に対する風当たりが強くなり、「国民の人権を一切認めない日本の司法」を見直さなくてはということになり、遅ればせながら「取調べの可視化」などが取り入れられ「刑法改正」がなされたが、この「勾留」についてはまったく議題に上がらず。


なぜか? なぜ裁判官は検事の請求する「勾留」を、そうも簡単に認めてしまうのか? 法律オタクのお勉強秀才エリートだが、いささか世間知らずの浮世離れした役人でもある裁判官には、留置場や拘置所で24時間監視されたまま何十日も拘束されることがどれだけ苦痛か、まったく想像力が働かないらしい。「23日? たいしたことないじゃない」・・そんな感覚なのだろう。度し難い鈍さ!


23日でいいから一度自分で体験してみたらどうだ。ついでに、おっかない刑事や居丈高な検事による「取調べ」もぜひ経験してもらおう。そうすれば、普通の感覚の常識的判断ができるようになるだろう。だが、絶対にそうはならない。なぜ? 検察官も裁判官も、一流大学出て難関の司法試験に合格したエリート官僚同士だし、検事の「勾留請求」が容疑者の人権を踏みにじるモノだとしても、逆らってわざわざ波風立てるより「はい、OK」と認めた方が仕事もスムーズに行くし、裁判所所長のオボエもめでたくなり出世の早道・・だからだ。


あ、先に書いた「厚生省郵便不正」冤罪事件だが、逮捕された局長の村木厚子さんも、勾留中は家族・友人・役所の部下同僚との接見面談は一切禁止。畳二畳の閉鎖空間に閉じ込められ、自由は一切奪われてもちろんプライバシーはゼロ。「この状態は、ウソの自白を引き出すには大変都合の良い手法だと感じました」と、村木さんは後に「刑事司法制度部会」で発言している。実際のところ、この冤罪デッチアゲ事件で取調べを受けた村木さんの部下10人のうち半分の5人が、なんとウソの自白をしているのだ。


それでも警察検察は「人質司法ではない、そんなものは存在しない。勾留は適正である」と言い張る。有罪判決が確定するまでは容疑者はすべて無罪という前提で扱われる、という「推定無罪」の原則があるはずなのだが「どこの国の話かね?」って感じだ。日本も中国と同じ(笑)?  「証拠探すより取り調べで自白させる方が楽ちんで早い」からと、相変わらず自白を引き出す「落としの名人」頼みという時代錯誤をやっている。山城さんの件でも“泣き落とし”の検事がいた。


「裁判員裁判」になっても、日本の刑事司法の悪しき伝統「自白偏重」(自白は証拠の王様)はどっこいサバイバルしている。密室で容疑者をいたぶり、追い詰め、脅したり、なだめたり、すかしたり・・そうして「自白させる」快感?は、そう簡単には手放せないのだろう。自白重視だから「勾留」が必要なのだ。要するに警察検察の捜査能力が、いかに低く拙劣かということだ。

他国ではどうか>


 例えば、アメリカのトランプ大統領側近(本人も関与か)による「ロシア疑惑」だが、モラー特別検察官による取調べが始まっている。容疑者(すでに起訴・訴追されているから被告)のポール・マナフォートの場合だが、留置場・拘置所で勾留されるどころか、のうのうと自宅で暮らしている。彼こそ選挙対策本部長だったから、シロートから見ても「証拠隠滅の恐れ」は大いにあるだろうし、それこそ「他国に逃亡する恐れ」さえ充分にある。それでも保釈金さえ払えば自宅で自由に暮らせるのだ。もちろん遠出は控えなくてはいけないし、パスポートもFBIに預けてはいるが。


この何と言って良いのか分からない彼我(日米)の違いはナニ? 大統領選挙に勝つため外国の諜報組織に不正不法行為を依頼したトンデモ国家犯罪の容疑者はのうのうと自宅で暮らし有刺鉄線一本切った平和活動家はやりもしない容疑をかけられ延々豚箱に152日もぶち込まれる・・何なのだこの落差は? 結局、国民の「人権感覚」の違いということか。


相撲だの不倫だのに明け暮れている「ワイドショー」とやらで、こういう問題を取り上げるようにでもなれば、悪しき慣習である「人質司法」も改められるだろう。そうなれば米兵犯罪の取調べも、米軍が日本の警察検察に任せるようになるかもしれない。要するに日本人の「民度の低さ」が原因ということだ。アメリカ・イギリスでは「起訴前保釈制度」がある。見習ったらどうだ。日本のこんなイジメ嫌がらせの「懲罰的勾留」など、世界標準からはほど遠く殆ど「中国基準」と言うしかない。


ジュネーブにある「欧州人権理事会」において、日本この「人質司法」について・・日本では相変わらず代用監獄制度が続いている。自白偏重も少しも改善されていないし、司法関係者の意識改革が全く見られない・・とケチョンケチョンだ。恥を知れよ、法務・司法関係者!

  


                                                                         −−−了−−−

転載元転載元: キープ・レフト

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