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風疹の怖さは先天性風疹症候群だけではない。
アメリカのCDC=疾病対策センターは、予防接種を受けていないなど感染のおそれがある妊娠中の女性は、感染の拡大が治まるまで日本への渡航を自粛するよう勧告したそうです。
ですが、風疹は人の尊厳を著しく侵害するという点からも罹ってはいけない病気です。
2008年から定点疾患から5類感染症全数把握疾患(すべての医療機関が発生を保健所に報告する病気)に変更されて思っていたより重い扱いの疾患です。
しかも、疫学調査付き。疫学調査は法律で決まっているものです。
疫学調査で何をするかといえば、潜伏期間から発症までの行動の把握と接触者の特定、接触者への注意喚起です。
発症後に医療機関から保健所への連絡がなされた直後にまず電話で大まかな事を聞かれます、一回では済まず何度か電話がかかってきます。その後に素早い対応が必要とかで患者の体調など考慮せず家にやって来て1~2時間あれこれ聞かれます。今日でなければなりませんか?体調も良くないのでなんて言っても断れません、迅速な対応に尽きるのだそうです。
電話での対応時に返答に対して「やばいっ!」とか「うそっ!」とかの心無い言葉が発せられる事もあります。好きで罹かったわけじゃないのに。。と落ち込まされます。
調査協力お願いという触れ込みですが、この時点で調査の目的などの説明はありませんでした。
家にやって来るのは一人ではありません、複数人でやってきます。
最初に妊娠初期の妊婦が罹ったら先天性の風疹が原因の障害や疾患を持つ子どもが生まれる可能性が高くなるので蔓延を防ぐために罹患者と接触した人は発熱等の症状が現れた場合は直接受診せず、事前に連絡を入れてから受診しましょう。抗体検査・予防接種をしましょう。等記載された紙を渡されます。もう罹っちゃってるのに。。。
事前電話での「やばいっ!」「うそっ!」発言で打ちのめされている心には抗体検査も予防接種もしないから感染したんだよっ!と責められているように感じてますます落ち込みます。。
予防接種しても経年による免疫低下の可能性があるとかは言いません。1回の接種では免疫がつかない可能性があるとも言いません。片手落ちだよと思いながらただただ打ちのめされていきます。
次に何をするかといえば電話で話したにも関わらずもう一度最初から何月何日どこへ行って誰と話したか、移動手段は公共交通か自家用か等をすべて聞かれます。
電話で聞いたことの確認ですがこれこれで間違いないですか?ではありません、最初から話せです。
忘れても思い出せと言われます。忘れず話せると「よく覚えていますね」と嫌味も言われます。日記やNSNなどをひっくり返して確認したのに。。
しつこいほど繰り返し聞かれます。言葉で確認したいのだそうです、文書大好きな行政様とは思えないご発言です。
もしかして警察の自白調書ってこんな風にとるのか?と疑いたくなるくらいです、少しでも違ったら証言がさっきと違う!とか言われそうな勢いです。
でもまぁ電話とは違い一応の説明はあります。
風疹は唾の飛沫感染であり空気感染はしないので窓を開けて換気してもお隣に感染することはない、相手との距離は2mが一応の目安である。マスクして手や触れた場所を消毒したなら感染リスクは下がる。
3週間前から発症までの行動は感染したところの把握のため。
発症前1週間の行動はうつしている可能性があるため。
うつしている可能性のある人には風疹の発生を伝え、発熱などの症状が出た場合の対処法を伝えるため。
罹った風疹のウィルスのDNA検査への協力を求められます。同意書にサインが必要です。
あくまで協力のお願いと言いますが雰囲気的に断る方は少ないのではないかと思われます。
検査内容は血・尿・鼻の粘膜の採取です。
時間がたつと判らなくなるからなるべく早くしなければならないそうです。
外出禁止なのに医療機関へ行く。。なんか変ですけどね。。。
最初に風疹の診断を下した医師は発疹が消えたら普段の生活に戻ってよいと言っていましたが保健所の疫学的見解は1週間の外出禁止が望ましいそうです。
発症前後1週間はうつす可能性があると言うことですので1週間はお家でおとなしくする事にしました。
最後に罹患者情報をHPに載せるのに個人情報に留意し年代・性別のみの記載になるから安心してくださいと言われました。
そんなことは心配していない、心配なのは勤務先や接触者への情報提供で、罹りたくて罹ったわけではないのに情報が罹患者への人権侵害につながる事が一番の心配なのでくれぐれも注意して欲しいと伝え訪問調査は終了しました。
以上で調査終了かと思いきや、翌日にもまた電話、また訪問。
電話での行動確認は続きます。
何度も何度も同じことを聞かれ同じ返答をし、もう内心ではいい加減にして下さい!なのに流行を広めるのをくい止めるためだと信じて答えます。
やっとのことで一週間が経ち、出社するとそこは地獄でした。
お前のために会社がどれだけの迷惑・損害を被ったと思っているんだ。
会社の中には奥さんが妊娠している人も居るんだぞ、うつったらどうするつもりだ。
取引先にも行ってるよな、お客さんにも連絡してもらったから、あ〜〜信用問題だ。
本当にもううつらないんだろうな!
こんな言葉が次々と襲ってきます。もう泣きたい。。
これで会社や立ち寄り先で風疹が発生したら間違いなく私が原因だと後ろ指を刺されます。
お前のせい、お前のせい、お前のせい・・・・・そんな言葉が矢のように突き刺さってくることを嫌でも考えてしまいます。
もう嫌だ、会社も生きていくことも。そんな事さえ考えてしまいます。
罹患者の行動は丸裸にされ、会社や立ち寄り先には悪魔のように扱われ、居場所がなくなります。
罹りたくて罹ったわけではないのに。自分や家族だったら同じことを言うか?
発症前1週間なんて罹ってることすら分からなかったのに。
なんで自分が悪魔のように言われなくちゃならないのか全くわけがわかりません。
好きで罹ったわけではない罹患者を悪魔扱いすることは
被害者に落ち度があると「いじめ」や「性被害」の被害者を責める事と同列です。
自分が罹患者になることを想像すらしない人々。
風疹に罹った人が悪魔なら、鳥インフルエンザに罹った鶏のように殺処分ですか? 恐ろしすぎる。
書いていて怖いです、こんな状況が続いていけばデマも出てくるでしょう。
まるで中世の魔女狩りや関東大震災後の朝鮮人虐殺のように。
会社は心無い人がいただけ、保健所は法令に従って職務に忠実に調査を行っているだけなのでしょう。
その考えのなさが、職務が、罹患者から居場所を奪うなどとは想像もしていないでしょう。HPには名前ものせないよう個人情報には配慮していと主張するくらいなのですから。会社や立ち寄り先というHPよりも身近なところで起きるであろうことが想像もつかない。
何が配慮だ。
以上 私的風疹に罹ってはいけない理由でした。
同じように疫学調査付きの感染症にも注意しましょう。
きっと同じことが付いてきます。
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